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3
00:00:16,400 --> 00:00:21,560
‎タイのサッカーチームの
‎少年たちが行方不明に

4
00:00:24,160 --> 00:00:24,920
{\an8}少年たちの年齢は
11歳から16歳

5
00:00:24,920 --> 00:00:27,320
{\an8}少年たちの年齢は
11歳から16歳 ‎NETFLIX ドキュメンタリー

6
00:00:27,320 --> 00:00:27,400
‎NETFLIX ドキュメンタリー

7
00:00:27,400 --> 00:00:30,560
‎NETFLIX ドキュメンタリー {\an8}24歳のコーチが
同行していました

8
00:00:30,560 --> 00:00:31,040
‎NETFLIX ドキュメンタリー

9
00:00:33,600 --> 00:00:36,600
‎インタビューを始めるわね

10
00:00:38,560 --> 00:00:40,760
‎少年たちの運命に⸺

11
00:00:40,840 --> 00:00:44,760
‎世界中の目が
‎向けられています

12
00:00:46,080 --> 00:00:52,080
‎答えたくない質問には
‎答えなくていいのよ

13
00:00:54,480 --> 00:00:58,720
‎救出作戦には
‎世界中から支援の手が⸺

14
00:00:58,800 --> 00:01:01,200
‎差し伸べられています

15
00:01:08,560 --> 00:01:11,880
‎もし嫌な気持ちに
‎なったら⸺

16
00:01:11,960 --> 00:01:14,560
‎いつでもカメラを止める

17
00:01:15,160 --> 00:01:18,680
‎17日もの間
‎洞窟に閉じ込められた⸺

18
00:01:18,760 --> 00:01:22,440
‎少年たちのドラマが
‎今 明かされます

19
00:01:35,080 --> 00:01:37,600
‎そこにいなかった人には⸺

20
00:01:38,120 --> 00:01:42,360
‎想像もつかない体験だと
‎思います

21
00:01:43,800 --> 00:01:47,720
‎真実は
‎人々の想像とは違います

22
00:02:03,360 --> 00:02:07,520
‎タイ北部チェンライ県

23
00:02:14,240 --> 00:02:16,320
‎道の真ん中を走るな

24
00:02:16,960 --> 00:02:20,280
‎あの日は
‎サッカーの練習でした

25
00:02:23,400 --> 00:02:24,840
‎イヌに気をつけろ

26
00:02:26,480 --> 00:02:29,360
‎めちゃくちゃいるぞ

27
00:02:31,880 --> 00:02:34,800
‎2018年６月23日

28
00:02:37,800 --> 00:02:38,880
‎エーカポン･ジャンタウォン
‎通称“エーク”です

29
00:02:38,880 --> 00:02:41,000
‎エーカポン･ジャンタウォン
‎通称“エーク”です {\an8}コーチ
エーク

30
00:02:41,000 --> 00:02:41,760
{\an8}コーチ
エーク

31
00:02:41,840 --> 00:02:43,640
‎一歩ずつだぞ

32
00:02:44,280 --> 00:02:46,240
‎コーチはリーダーであり⸺

33
00:02:47,280 --> 00:02:50,680
‎規律をもたらす存在です

34
00:02:50,760 --> 00:02:52,160
‎相手を見ろ

35
00:02:52,240 --> 00:02:54,880
‎そして情熱も必要です

36
00:02:55,720 --> 00:02:57,400
‎相手の位置を見ろ

37
00:02:57,480 --> 00:03:00,360
‎タッチは２回までだ

38
00:03:02,520 --> 00:03:05,720
‎前に進め
‎ドン　その調子だ

39
00:03:06,640 --> 00:03:07,680
‎突破しろ

40
00:03:09,280 --> 00:03:12,480
‎この辺りの子供たちは

41
00:03:12,560 --> 00:03:16,080
‎いわゆる素行不良なんです

42
00:03:18,240 --> 00:03:23,040
‎サッカーはドラッグから
‎彼らを遠ざける手段です

43
00:03:24,480 --> 00:03:29,960
‎大半は
‎貧しい家庭の子供たちです

44
00:03:31,560 --> 00:03:34,720
‎タイ代表でプレーしたい

45
00:03:35,920 --> 00:03:38,160
‎しっかりマークしろ

46
00:03:38,240 --> 00:03:39,160
‎マンＵが好き

47
00:03:39,960 --> 00:03:41,480
‎マンチェスター･
‎ユナイテッドだね

48
00:03:42,280 --> 00:03:43,120
‎マンＵです

49
00:03:43,200 --> 00:03:44,960
‎タオ　自分でいけ

50
00:03:45,040 --> 00:03:49,120
‎コーチのおかげで
‎一生懸命 練習できます

51
00:03:51,040 --> 00:03:54,440
‎サッカーアカデミーに
‎入れれば⸺

52
00:03:54,520 --> 00:03:57,240
‎奨学金で教育を受けられます

53
00:03:57,320 --> 00:03:58,800
‎タオ　きめろ！

54
00:04:04,520 --> 00:04:06,040
‎よし 休憩だ

55
00:04:06,120 --> 00:04:08,720
‎私は当時 24歳でした

56
00:04:09,720 --> 00:04:12,960
‎グラウンドを離れれば
‎兄貴分です

57
00:04:15,680 --> 00:04:21,840
‎血のつながりはなくても
‎家族のような関係です

58
00:04:22,960 --> 00:04:27,840
‎強豪同士の対決が終了した
‎結果は２-０だ

59
00:04:29,080 --> 00:04:33,160
‎練習の後は洞窟に
‎遊びに行く計画でした

60
00:04:35,960 --> 00:04:40,320
‎都会の子なら
‎モールにでも行きますが

61
00:04:40,400 --> 00:04:44,040
‎田舎の子は
‎山や森を探検します

62
00:04:45,400 --> 00:04:51,440
‎中でもタムルアン洞窟は
‎私も何度も行っています

63
00:04:56,160 --> 00:04:59,200
‎練習後は腹ごしらえです

64
00:04:59,720 --> 00:05:04,040
‎豚肉の串焼きと
‎お米を食べさせました

65
00:05:07,400 --> 00:05:09,880
‎食べきれませんでした

66
00:05:21,120 --> 00:05:25,880
‎食べ終えると
‎自転車で洞窟に出発しました

67
00:05:45,000 --> 00:05:48,880
‎あの日は晴れていて暑かった

68
00:05:55,440 --> 00:05:59,320
‎洞窟は初めての子もいました

69
00:06:01,840 --> 00:06:05,440
‎全速力で
‎ペダルを漕いでいましたね

70
00:06:09,960 --> 00:06:11,280
‎いつもどおりビリでした

71
00:06:11,280 --> 00:06:12,680
‎いつもどおりビリでした {\an8}タイタン

72
00:06:14,000 --> 00:06:15,080
‎疲れた

73
00:06:15,880 --> 00:06:18,880
‎タイタンは
‎一番 年下だから⸺

74
00:06:19,480 --> 00:06:21,680
‎よく からかわれます

75
00:06:21,760 --> 00:06:25,640
‎毎日のように
‎からかわれていました

76
00:06:25,720 --> 00:06:27,440
‎タイタンの強み？

77
00:06:27,440 --> 00:06:28,040
‎タイタンの強み？ {\an8}ティー

78
00:06:28,040 --> 00:06:30,000
{\an8}ティー

79
00:06:30,000 --> 00:06:31,120
{\an8}ティー ‎思いつきませんね

80
00:06:31,120 --> 00:06:32,280
‎思いつきませんね

81
00:06:37,640 --> 00:06:43,000
‎タイタンとは仲が良くて
‎兄弟のような関係です

82
00:06:46,800 --> 00:06:50,560
‎オレンジの果樹園を
‎通り抜けました

83
00:07:01,320 --> 00:07:06,320
‎“タムルアン･クンナム
‎ナーンノーン森林公園”

84
00:07:09,400 --> 00:07:10,720
‎行こうぜ

85
00:07:12,240 --> 00:07:13,840
‎急ごう

86
00:07:16,360 --> 00:07:20,400
{\an8}“この先
立ち入り禁止”

87
00:07:22,400 --> 00:07:25,880
‎“立ち入り禁止”の看板が
‎見えました

88
00:07:27,720 --> 00:07:33,640
‎“７月から11月は洞窟内に
‎水があふれる”とありました

89
00:07:35,640 --> 00:07:39,360
‎私たちが行ったのは
‎６月23日で⸺

90
00:07:39,440 --> 00:07:41,880
‎まだ雨季の前でした

91
00:07:54,000 --> 00:07:57,080
‎まずナーンノーンに
‎祈りました

92
00:07:58,400 --> 00:08:01,840
‎地元の
‎守り神のような存在です

93
00:08:02,360 --> 00:08:06,080
‎洞窟に入る許しを
‎得ないと⸺

94
00:08:06,160 --> 00:08:10,000
‎良くないことが起きるのです

95
00:08:14,560 --> 00:08:20,240
‎ナーンノーン王女の伝承が
‎この地にはあります

96
00:08:22,880 --> 00:08:28,200
‎馬の世話係の男が
‎王女に恋をして ２人は⸺

97
00:08:29,880 --> 00:08:31,320
‎駆け落ちしました

98
00:08:34,520 --> 00:08:36,960
‎兵たちが２人を追います

99
00:08:40,000 --> 00:08:43,680
‎男は食料を
‎調達しようとしたところを

100
00:08:47,800 --> 00:08:49,960
‎兵士に殺されました

101
00:08:53,800 --> 00:08:58,840
‎絶望した王女は
‎髪留めで自ら命を絶ちました

102
00:09:03,320 --> 00:09:06,760
‎山は横たわる王女の
‎姿なのです

103
00:09:25,280 --> 00:09:28,480
‎子供たちは大喜びでした

104
00:09:28,560 --> 00:09:32,120
‎“洞窟って
‎こんなに大きいの？”

105
00:09:36,760 --> 00:09:38,880
‎中に入る前に祈れよ

106
00:09:38,960 --> 00:09:40,160
‎バッグは置いていきました

107
00:09:40,160 --> 00:09:42,120
‎バッグは置いていきました {\an8}アドゥン

108
00:09:52,880 --> 00:09:55,880
‎食べ物は持たず
‎懐中電灯を手にしていました

109
00:09:55,880 --> 00:09:57,560
‎食べ物は持たず
‎懐中電灯を手にしていました {\an8}ティー

110
00:10:02,760 --> 00:10:06,280
‎ティーが先頭で
‎私は最後尾でした

111
00:10:07,360 --> 00:10:10,440
‎ティーは頼りになる存在です

112
00:10:12,040 --> 00:10:14,960
‎彼がいるから安心でした

113
00:10:15,040 --> 00:10:20,880
‎他の子たちの面倒を
‎見てくれます

114
00:10:29,360 --> 00:10:31,240
‎初めてじゃないので⸺

115
00:10:32,120 --> 00:10:35,560
‎不安はありませんでした

116
00:10:49,400 --> 00:10:53,960
‎家庭教師が来るので
‎１時間だけのつもりでした

117
00:11:14,640 --> 00:11:16,240
‎ふざけ合いました

118
00:11:20,320 --> 00:11:24,960
‎ティーに彼女がいることを
‎からかいました

119
00:11:25,040 --> 00:11:27,680
‎手をつないでたとかね

120
00:11:32,520 --> 00:11:35,000
‎ふざけ合いながら⸺

121
00:11:36,000 --> 00:11:38,560
‎楽しそうに進んでいました

122
00:11:49,280 --> 00:11:52,720
{\an8}洞窟入り口

123
00:11:52,720 --> 00:11:55,200
{\an8}洞窟入り口 ‎Ｔ字路に到達すると⸺

124
00:11:55,200 --> 00:11:55,280
{\an8}洞窟入り口

125
00:11:55,280 --> 00:11:55,920
{\an8}洞窟入り口 ‎右側の道は
‎進めそうもありませんでした

126
00:11:55,920 --> 00:11:56,000
‎右側の道は
‎進めそうもありませんでした

127
00:11:56,000 --> 00:11:59,440
‎右側の道は
‎進めそうもありませんでした {\an8}Ｔ字路

128
00:12:00,000 --> 00:12:02,200
‎そこで左に進みました

129
00:12:11,640 --> 00:12:15,440
‎Ｔ字路に到達すると
‎怖くなりました

130
00:12:17,280 --> 00:12:18,920
‎水は まるで急流で⸺

131
00:12:19,000 --> 00:12:20,440
‎戻れなくなるんじゃないかと
‎思いました

132
00:12:20,440 --> 00:12:23,400
‎戻れなくなるんじゃないかと
‎思いました {\an8}ミックス

133
00:12:25,160 --> 00:12:30,680
‎季節に関係なく
‎洞窟内には水があります

134
00:12:33,480 --> 00:12:38,640
‎すごい水の量だから
‎“戻ろう”と言いました

135
00:12:41,280 --> 00:12:45,000
‎みんなは
‎“帰りたいなら帰れ 弱虫”

136
00:12:50,640 --> 00:12:54,160
‎子供たちに
‎決めさせようと⸺

137
00:12:56,680 --> 00:13:00,360
‎戻りたいかどうか
‎聞いたんです

138
00:13:03,560 --> 00:13:06,520
‎みんな“進もう”と
‎言いました

139
00:13:08,400 --> 00:13:12,040
‎僕は心の底では
‎帰りたかったです

140
00:13:17,040 --> 00:13:22,800
‎ぬらさないよう靴を脱ぎ
‎荷物を置きました

141
00:13:26,360 --> 00:13:30,000
‎懐中電灯だけを手に
‎進みました

142
00:13:34,440 --> 00:13:35,320
‎待って

143
00:13:38,880 --> 00:13:43,720
‎２年間 タムルアン洞窟の
‎管理人を務めています

144
00:13:44,280 --> 00:13:45,440
‎毎晩 残された人がいないか
‎見回ります

145
00:13:45,440 --> 00:13:48,840
‎毎晩 残された人がいないか
‎見回ります {\an8}公園管理人
ペット･プロムムアン

146
00:13:51,840 --> 00:13:56,160
‎普通 雨が降り始めるのは
‎７月なのに⸺

147
00:13:56,240 --> 00:13:59,360
‎あの日は
‎突然 降ってきたんです

148
00:14:01,200 --> 00:14:03,880
‎洞窟の入り口から⸺

149
00:14:03,960 --> 00:14:09,760
‎終点までは
‎10キロと316メートルです

150
00:14:10,920 --> 00:14:12,920
‎雨季が始まると⸺

151
00:14:13,000 --> 00:14:17,040
‎山からの雨水が
‎洞窟に流れ込みます

152
00:14:18,200 --> 00:14:23,560
‎水の通り道になる縦穴が
‎至る所にあるのです

153
00:14:25,920 --> 00:14:28,160
‎自転車が11台ありました

154
00:14:29,120 --> 00:14:32,960
‎最初は大人のものかと
‎思いました

155
00:14:33,600 --> 00:14:36,240
‎管理人に知らせないと⸺

156
00:14:36,320 --> 00:14:39,560
‎行方不明になっても
‎分かりません

157
00:14:47,320 --> 00:14:51,200
‎洞窟に入って１時間 {\an8}美しい光景に誘われて
奥へ奥へと進みました

158
00:14:51,200 --> 00:14:52,560
{\an8}美しい光景に誘われて
奥へ奥へと進みました

159
00:14:54,920 --> 00:14:58,640
‎人を引きつける
‎洞窟の魅力を⸺

160
00:15:00,920 --> 00:15:04,160
‎子供たちに
‎見せてあげたかった

161
00:15:07,080 --> 00:15:12,320
‎新しい体験を
‎させてあげたかったんです

162
00:15:14,080 --> 00:15:16,080
‎本当にきれいでした

163
00:15:17,480 --> 00:15:21,880
‎巨大な空間は
‎キラキラしていました

164
00:15:34,920 --> 00:15:38,480
‎タイタンは
‎家庭教師が来るので⸺

165
00:15:38,560 --> 00:15:42,160
‎子供たちに戻るよう
‎声をかけました

166
00:15:49,960 --> 00:15:54,800
‎引き返し始めた時は
‎不安は なかったものの⸺

167
00:15:55,680 --> 00:15:58,840
‎Ｔ字路で状況は一変しました

168
00:16:00,720 --> 00:16:05,760
‎来る時の道とは
‎全く違っていました

169
00:16:05,840 --> 00:16:08,280
‎一本道だから迷いません

170
00:16:08,360 --> 00:16:11,480
‎コーチは
‎“ここが来た道だ”と

171
00:16:13,120 --> 00:16:16,960
‎Ｔ字路には
‎水があふれていて⸺

172
00:16:17,600 --> 00:16:20,240
‎進めませんでした

173
00:16:21,320 --> 00:16:22,920
‎その光景を見て⸺

174
00:16:23,600 --> 00:16:27,160
‎事態の深刻さに気づきました

175
00:16:31,520 --> 00:16:32,400
‎驚きました

176
00:16:34,160 --> 00:16:36,680
‎止まるわけにはいきません

177
00:16:37,200 --> 00:16:40,360
‎通り抜ける方法を
‎探すには⸺

178
00:16:41,200 --> 00:16:43,360
‎潜るしかありません

179
00:16:48,360 --> 00:16:51,160
‎コーチが道を見つけられるか
‎不安でした

180
00:16:51,160 --> 00:16:52,800
‎コーチが道を見つけられるか
‎不安でした {\an8}マーク

181
00:17:01,040 --> 00:17:05,000
‎目を開けても何も見えません

182
00:17:10,040 --> 00:17:12,200
‎手探りで進みました

183
00:17:18,640 --> 00:17:20,840
‎でも出口はありません

184
00:17:25,760 --> 00:17:30,720
‎そのうち息を
‎止められなくなってきました

185
00:17:35,080 --> 00:17:36,280
‎気を失うかと

186
00:17:39,000 --> 00:17:42,240
‎ロープを引っ張ると
‎子供たちが⸺

187
00:17:43,600 --> 00:17:45,200
‎引き上げてくれました

188
00:17:47,000 --> 00:17:51,160
‎呼吸できなくなり
‎死ぬかと思いました

189
00:18:09,480 --> 00:18:13,080
‎出口はないと
‎子供たちに告げました

190
00:18:14,360 --> 00:18:19,400
‎コーチの言葉を聞いて
‎みんな静まり返りました

191
00:18:27,800 --> 00:18:29,360
‎誰かいるか？

192
00:18:29,440 --> 00:18:32,320
‎５～６時になっても
‎戻りません

193
00:18:34,200 --> 00:18:36,920
‎捜索のため
‎応援が２人 来ました

194
00:18:37,000 --> 00:18:38,600
‎どこだ？

195
00:18:38,680 --> 00:18:40,400
‎聞こえるか？

196
00:18:45,360 --> 00:18:49,240
‎２つ目の開けた空間までは

197
00:18:49,320 --> 00:18:52,600
‎誰もいませんでした

198
00:18:55,360 --> 00:18:57,840
‎水が流れ込んでいました

199
00:18:59,400 --> 00:19:01,480
‎３つ目にもいません

200
00:19:02,280 --> 00:19:05,560
‎次はＴ字路に向かいました

201
00:19:06,080 --> 00:19:07,840
‎誰かいるか？

202
00:19:08,880 --> 00:19:12,360
‎そこには荷物と靴が
‎残されていて⸺

203
00:19:13,200 --> 00:19:17,120
‎荷物の中には
‎携帯電話がありました

204
00:19:19,080 --> 00:19:23,720
‎子供だと分かり
‎ますます不安が募りました

205
00:19:32,200 --> 00:19:36,640
‎水かさが増し
‎打つ手がありません

206
00:19:37,520 --> 00:19:40,600
‎“子供たちはどうなる？”

207
00:19:40,680 --> 00:19:41,840
‎どこだ？

208
00:19:42,560 --> 00:19:45,720
‎助けを呼ぶことにしました

209
00:19:58,360 --> 00:20:01,080
‎水位が上がっていましたが

210
00:20:01,680 --> 00:20:05,000
‎子供たちを
‎怖がらせてはいけません

211
00:20:05,560 --> 00:20:08,720
‎できるだけ
‎普通に振る舞いました

212
00:20:10,480 --> 00:20:14,480
‎“潮みたいなものだ”と
‎子供たちには言い⸺

213
00:20:15,760 --> 00:20:19,000
‎実際 水量は減ると
‎思っていました

214
00:20:19,080 --> 00:20:25,040
‎寝る場所を見つけて
‎翌日 帰ることにしました

215
00:20:28,160 --> 00:20:31,640
‎僕らも最初の夜は平気でした

216
00:20:35,080 --> 00:20:39,400
‎家庭教師と
‎勉強しなくて済むから⸺

217
00:20:39,480 --> 00:20:41,360
‎実はうれしかった

218
00:20:45,560 --> 00:20:48,280
‎誰もパニックにはならず⸺

219
00:20:48,360 --> 00:20:53,680
‎子供たちにとっては
‎まだまだ冒険気分でした

220
00:20:58,200 --> 00:21:02,120
‎どこに行くか
‎親に言ってなかった子は⸺

221
00:21:02,200 --> 00:21:04,760
‎怒られるのを
‎心配していました

222
00:21:07,920 --> 00:21:13,800
‎心配した両親が僕を
‎捜してるだろうと思いました

223
00:21:19,320 --> 00:21:24,240
‎ティーが帰ってこないので
‎心配になりました

224
00:21:26,680 --> 00:21:29,920
‎ずっと帰りを待ったんです

225
00:21:31,600 --> 00:21:35,800
‎最初はケンカか何かかと
‎思いましたが⸺

226
00:21:35,880 --> 00:21:37,240
‎洞窟に閉じ込められたと
‎聞きました

227
00:21:37,240 --> 00:21:40,320
‎洞窟に閉じ込められたと
‎聞きました {\an8}ティーの母親
ギアン･カムルー

228
00:21:47,720 --> 00:21:52,360
‎夫と現場に行くと
‎恐ろし気な場所でした

229
00:21:53,240 --> 00:21:57,280
‎人が大勢 集まっていました

230
00:22:00,360 --> 00:22:04,400
‎洞窟の入り口にあったものは
‎そのままで⸺

231
00:22:04,480 --> 00:22:08,040
‎息子の自転車とバッグも
‎ありました

232
00:22:08,120 --> 00:22:09,640
‎ショックでしたね

233
00:22:11,560 --> 00:22:16,280
‎洞窟は真っ暗で
‎胸が締めつけられました

234
00:22:16,880 --> 00:22:17,600
‎どうしていいか分からず⸺

235
00:22:17,600 --> 00:22:19,600
‎どうしていいか分からず⸺ {\an8}トゥンの父親
サックシポン･
ターカムソン

236
00:22:19,600 --> 00:22:19,680
{\an8}トゥンの父親
サックシポン･
ターカムソン

237
00:22:19,680 --> 00:22:22,080
{\an8}トゥンの父親
サックシポン･
ターカムソン ‎息子の無事を祈るしか
‎ありませんでした

238
00:22:22,080 --> 00:22:23,960
‎息子の無事を祈るしか
‎ありませんでした

239
00:22:24,040 --> 00:22:27,360
‎息子はサッカーの試合とだけ
‎言って⸺

240
00:22:27,440 --> 00:22:31,480
‎洞窟のことは
‎言っていませんでした

241
00:22:32,280 --> 00:22:35,800
‎まさかこんな所に
‎来てたなんて

242
00:22:35,880 --> 00:22:38,760
‎ずっと泣いていました

243
00:22:40,760 --> 00:22:45,000
‎何を聞かれても
‎答えられませんでした

244
00:22:55,520 --> 00:22:58,040
‎懐中電灯はつけていました

245
00:22:59,760 --> 00:23:00,800
‎真っ暗でしたからね

246
00:23:00,800 --> 00:23:02,440
‎真っ暗でしたからね {\an8}トゥン

247
00:23:04,960 --> 00:23:06,720
‎隣り合って寝ました

248
00:23:08,560 --> 00:23:09,600
‎寄り添ってね

249
00:23:11,760 --> 00:23:16,680
‎氷より冷たく
‎突き刺すような寒さでした

250
00:23:23,960 --> 00:23:26,800
‎聞こえるのは呼吸音と⸺

251
00:23:27,320 --> 00:23:28,800
‎リズミカルな
‎心臓の鼓動だけでした

252
00:23:28,800 --> 00:23:32,440
‎リズミカルな
‎心臓の鼓動だけでした {\an8}アドゥン

253
00:23:44,840 --> 00:23:48,680
‎最初の夜は
‎帰れるかどうか心配でした

254
00:23:51,040 --> 00:23:53,600
‎子供たちへの責任があり⸺

255
00:23:54,120 --> 00:23:58,000
‎どうなるか予想もつきません

256
00:24:12,640 --> 00:24:17,120
‎昨夜 洞窟に水があふれ
‎少年たちが⸺

257
00:24:17,200 --> 00:24:18,920
‎閉じ込められました

258
00:24:19,000 --> 00:24:23,040
‎専門家でも
‎洞窟の奥には進めません

259
00:24:23,120 --> 00:24:25,080
{\an8}“７～11月は
立ち入り禁止”

260
00:24:29,280 --> 00:24:32,640
‎８チーム約50名を
‎送り込みました

261
00:24:32,640 --> 00:24:33,440
‎８チーム約50名を
‎送り込みました {\an8}当時のチェンライ県知事
ナロンサック･
オーソッタナゴン

262
00:24:33,440 --> 00:24:33,520
{\an8}当時のチェンライ県知事
ナロンサック･
オーソッタナゴン

263
00:24:33,520 --> 00:24:37,200
{\an8}当時のチェンライ県知事
ナロンサック･
オーソッタナゴン ‎潜水具と食料を
‎運び込みます

264
00:24:41,200 --> 00:24:43,760
{\an8}タムルアン洞窟を
詳しく知る者は⸺

265
00:24:43,760 --> 00:24:44,680
{\an8}タムルアン洞窟を
詳しく知る者は⸺ ‎タムルアン洞窟の専門家
‎ガモン･
‎クンガームクワームディー

266
00:24:44,680 --> 00:24:44,760
{\an5}‎タムルアン洞窟の専門家
‎ガモン･
‎クンガームクワームディー

267
00:24:44,760 --> 00:24:48,640
{\an5}‎タムルアン洞窟の専門家
‎ガモン･
‎クンガームクワームディー 専門家でさえ
ほとんどいません

268
00:24:51,240 --> 00:24:54,760
‎全貌が分かるのは
‎私くらいでしょう

269
00:24:56,640 --> 00:25:02,120
‎捜索を始めた日には
‎Ｔ字路は水没していました

270
00:25:07,040 --> 00:25:11,680
‎最初は小さな排水ポンプや
‎ロープしかなく⸺

271
00:25:11,760 --> 00:25:14,920
‎装備は貧弱でした

272
00:25:17,600 --> 00:25:22,000
‎水を汲み上げ
‎通り道を作ります

273
00:25:23,920 --> 00:25:27,600
‎限られた装備で
‎奮闘しましたが⸺

274
00:25:28,240 --> 00:25:32,200
‎排水するには
‎パワー不足でした

275
00:25:44,400 --> 00:25:48,560
‎雨は降り始めると止みません

276
00:25:48,640 --> 00:25:50,800
‎水があふれれば
‎子供たちは溺れてしまう

277
00:25:50,800 --> 00:25:53,000
‎水があふれれば
‎子供たちは溺れてしまう {\an8}ティーの父親
イン･カムルアン

278
00:25:53,000 --> 00:25:53,080
{\an8}ティーの父親
イン･カムルアン

279
00:25:53,080 --> 00:25:56,680
{\an8}ティーの父親
イン･カムルアン ‎発見できるとは
‎思えませんでした

280
00:25:56,760 --> 00:25:58,920
‎もし雨が止み⸺

281
00:26:00,200 --> 00:26:04,440
‎水位が下がれば
‎排水できるかもしれません

282
00:26:04,520 --> 00:26:09,640
‎知事が状況を逐一
‎報告すると言ってくれました

283
00:26:09,720 --> 00:26:14,280
‎１～２時間ごとに
‎情報を更新するとね

284
00:26:14,360 --> 00:26:19,520
‎少年たちの無事と
‎雨が止むことを祈ります

285
00:26:22,440 --> 00:26:25,920
‎時間と自然との戦いでした

286
00:26:26,440 --> 00:26:31,360
‎水でいっぱいになりつつある

287
00:26:31,440 --> 00:26:34,320
‎昨日より水位が上がってる

288
00:26:34,400 --> 00:26:36,400
‎いっぱいになるな

289
00:26:36,480 --> 00:26:37,920
‎増えてるのか？

290
00:26:41,240 --> 00:26:46,560
‎洞窟の奥から
‎さらに水が流れ込みます

291
00:26:50,000 --> 00:26:54,240
‎２つの流れが合流すると
‎洞窟の入り口まで⸺

292
00:26:54,320 --> 00:26:56,800
‎水が押し寄せます

293
00:26:58,440 --> 00:27:01,600
‎それが最も心配な点です

294
00:27:03,560 --> 00:27:07,280
‎洞窟に入って18時間

295
00:27:14,520 --> 00:27:16,800
‎起きても水はありました

296
00:27:18,680 --> 00:27:21,320
‎僕らのすぐ近くにです

297
00:27:21,880 --> 00:27:25,240
‎水に追われているようでした

298
00:27:26,280 --> 00:27:28,560
‎何か手を打たねば

299
00:27:30,800 --> 00:27:34,320
‎そこで子供たちに
‎提案しました

300
00:27:36,880 --> 00:27:39,480
‎“奥に進んで出口を探そう”

301
00:27:45,840 --> 00:27:49,560
‎電池を節約するよう
‎言いました

302
00:27:56,360 --> 00:27:59,240
‎“諦めるな”と
‎声をかけ続けました

303
00:28:09,320 --> 00:28:12,560
‎なぜ救助隊が来ないのか⸺

304
00:28:12,640 --> 00:28:15,840
‎私たちは
‎疑問に思っていました

305
00:28:20,280 --> 00:28:22,120
‎人手が足りない

306
00:28:25,680 --> 00:28:28,720
‎あとどれくらいで
‎危険な状態に？

307
00:28:28,800 --> 00:28:34,720
‎正確な時間は分かりませんが
‎事態は一刻を争います

308
00:28:51,400 --> 00:28:55,440
‎タイタン
‎ここで待ってるわよ

309
00:28:55,520 --> 00:28:59,160
‎うちに帰りましょう

310
00:28:59,240 --> 00:29:03,040
‎早く戻ってきて！

311
00:29:03,120 --> 00:29:06,000
‎“あの子に聞こえてるはず”

312
00:29:06,640 --> 00:29:07,480
‎“声が届いてるはず”と
‎信じました

313
00:29:07,480 --> 00:29:10,960
‎“声が届いてるはず”と
‎信じました {\an8}タイタンの母親
カーン･
ウィブーンルンルアン

314
00:29:10,960 --> 00:29:11,040
{\an8}タイタンの母親
カーン･
ウィブーンルンルアン

315
00:29:11,040 --> 00:29:12,800
{\an8}タイタンの母親
カーン･
ウィブーンルンルアン ‎母さんが待ってると
‎伝えたかった

316
00:29:12,800 --> 00:29:14,360
‎母さんが待ってると
‎伝えたかった

317
00:29:19,600 --> 00:29:23,280
‎私は仕事から帰るのが
‎遅いので⸺

318
00:29:24,040 --> 00:29:27,520
‎息子はコーチに懐いています

319
00:29:32,160 --> 00:29:36,200
‎コーチに
‎祈るような気持ちでした

320
00:29:36,280 --> 00:29:40,560
‎“エーク　あなたなら
‎タイタンを連れて⸺”

321
00:29:40,640 --> 00:29:42,480
‎“帰ってこられるはず”

322
00:29:43,440 --> 00:29:47,000
‎どうか子供たちを
‎お守りください

323
00:29:47,080 --> 00:29:49,760
{\an8}少年たちの
捜索の行方を⸺

324
00:29:49,840 --> 00:29:53,400
{\an8}家族が心配そうに
見守っています

325
00:29:54,080 --> 00:29:56,600
{\an8}ローカルな
ニュースでしたし

326
00:29:56,680 --> 00:29:58,240
‎生存者はいないだろうと

327
00:29:58,240 --> 00:30:00,920
‎生存者はいないだろうと {\an8}ＡＢＣニュース
ジェームズ･ロングマン

328
00:30:00,920 --> 00:30:01,000
{\an8}ＡＢＣニュース
ジェームズ･ロングマン

329
00:30:01,000 --> 00:30:02,400
{\an8}ＡＢＣニュース
ジェームズ･ロングマン ‎正直 思っていました

330
00:30:02,480 --> 00:30:06,320
‎でもディレクターは
‎大ニュースになると

331
00:30:10,080 --> 00:30:14,120
‎少年たちを助けるべく
‎各分野の専門家が⸺

332
00:30:14,200 --> 00:30:17,120
‎集まってきています

333
00:30:19,000 --> 00:30:22,000
‎多くの人々がやって来ました

334
00:30:22,080 --> 00:30:27,600
‎国中から医師 看護師 兵士が
‎集結したのです

335
00:30:28,560 --> 00:30:32,360
‎その光景に
‎心を動かされました

336
00:30:34,760 --> 00:30:40,600
‎洞窟内に入れる穴がないか
‎軍の部隊が踏査しています

337
00:30:41,560 --> 00:30:45,160
‎国境警備隊は
‎上空からヘリコプターで⸺

338
00:30:45,240 --> 00:30:48,600
‎洞窟への入り口を
‎探しています

339
00:30:48,680 --> 00:30:53,800
‎警察 森林警備隊 軍隊は
‎山を歩き回って⸺

340
00:30:53,880 --> 00:30:57,720
‎水の入る穴がないか
‎調べています

341
00:30:58,880 --> 00:31:03,440
‎海軍の特殊部隊は
‎深夜 現場に到着しました

342
00:31:05,840 --> 00:31:10,880
‎私は当時 特殊部隊の
‎トップでした

343
00:31:11,680 --> 00:31:14,640
‎時間と増水との戦いでした

344
00:31:21,520 --> 00:31:23,520
‎少年たちを見つけるべく⸺

345
00:31:23,520 --> 00:31:24,280
‎少年たちを見つけるべく⸺ {\an8}元海軍特殊部隊長
アーパーゴン･
ユーコンゲーオ

346
00:31:24,280 --> 00:31:24,360
{\an8}元海軍特殊部隊長
アーパーゴン･
ユーコンゲーオ

347
00:31:24,360 --> 00:31:27,640
{\an8}元海軍特殊部隊長
アーパーゴン･
ユーコンゲーオ ‎急いで
‎排水作業に入りました

348
00:31:37,400 --> 00:31:43,680
‎精鋭ぞろいの潜水チームが
‎Ｔ字路まで到達し⸺

349
00:31:44,880 --> 00:31:50,200
‎そこからさらに奥へと
‎進もうとしました

350
00:31:53,720 --> 00:31:57,680
‎しかし水位が上がり
‎進めなかったのです

351
00:32:06,480 --> 00:32:09,960
‎洞窟に入って３日目

352
00:32:16,560 --> 00:32:19,760
‎毎朝６時に
‎アラームを鳴らしました

353
00:32:25,960 --> 00:32:28,400
‎時間が分からないと⸺

354
00:32:28,480 --> 00:32:34,080
‎ストレスがたまり １日を
‎無為に過ごしてしまいます

355
00:32:41,320 --> 00:32:45,080
‎１日のルーティーンを
‎与えました

356
00:32:45,960 --> 00:32:52,000
‎朝から晩まで
‎出口を探す作業です

357
00:32:52,720 --> 00:32:56,400
‎コーチが“出口はある”と
‎言うので⸺

358
00:32:57,080 --> 00:33:00,080
‎僕らは毎日 探し続けました

359
00:33:03,440 --> 00:33:08,400
‎私が前向きでないと
‎子供たちが諦めてしまいます

360
00:33:16,080 --> 00:33:19,720
‎歩き疲れる頃には
‎夜になっていました

361
00:33:20,680 --> 00:33:25,880
‎食べ物のことしか
‎考えられませんでした

362
00:33:29,720 --> 00:33:31,680
‎食べ物の話をすると⸺

363
00:33:31,760 --> 00:33:37,400
‎さらにおなかが減り
‎まるで苦行でした

364
00:33:37,480 --> 00:33:42,560
‎思いつくものは
‎すべて食べたかった

365
00:33:44,280 --> 00:33:48,640
‎チキンの配達を頼もうとか
‎バカなことを⸺

366
00:33:49,920 --> 00:33:51,800
‎みんなで言ってました

367
00:33:52,880 --> 00:33:59,760
‎大好きな豆乳をストローで
‎飲んでる夢を見ながら⸺

368
00:34:00,480 --> 00:34:06,080
‎寝ぼけてアドゥンのつま先を
‎しゃぶってる子もいました

369
00:34:10,640 --> 00:34:15,120
‎練習後の食事を残したことを
‎後悔しました

370
00:34:16,800 --> 00:34:22,600
‎こうなると知ってたら
‎もっとたくさん食べたのに

371
00:34:30,280 --> 00:34:33,080
‎家族と食事してる夢を
‎見ました

372
00:34:36,440 --> 00:34:41,360
‎洞窟を出て 母さんの料理を
‎食べたかった

373
00:34:43,800 --> 00:34:48,240
‎お金がない時は
‎いつもシンプルな料理です

374
00:34:58,600 --> 00:35:03,040
‎豚肉とキャベツカレーが
‎うちの定番です

375
00:35:05,680 --> 00:35:08,200
‎母さんの手料理が
‎食べたかった

376
00:35:30,000 --> 00:35:33,440
‎水を飲むよう言いました

377
00:35:34,080 --> 00:35:37,280
‎生き残るためです

378
00:35:40,200 --> 00:35:45,200
‎水を飲んでも
‎空腹は紛れません

379
00:35:46,800 --> 00:35:51,440
‎疲れて 体に力が
‎入らなくなってきました

380
00:35:51,520 --> 00:35:55,000
‎起きていられないんです

381
00:35:57,800 --> 00:36:02,440
‎子供たちを守るため
‎あらゆる手を尽くしました

382
00:36:05,640 --> 00:36:08,560
‎私は幼くして
‎両親を亡くし⸺

383
00:36:11,280 --> 00:36:16,000
‎親戚の所には身を寄せず
‎仏門に入りました

384
00:36:17,320 --> 00:36:21,760
‎そして仏僧として
‎10年以上を過ごしました

385
00:36:24,280 --> 00:36:26,760
‎僧侶としての修行は⸺

386
00:36:26,840 --> 00:36:30,320
‎私の精神と肉体を
‎強くしました

387
00:36:31,600 --> 00:36:35,320
‎木の持ちようで
‎肉体は衰えることも⸺

388
00:36:35,400 --> 00:36:38,560
‎持ち直すこともあるんです

389
00:36:39,760 --> 00:36:43,560
‎寝る前にみんなで祈りました

390
00:36:45,120 --> 00:36:50,280
‎コーチはナーンノーンに
‎奇跡を祈ろうと言いました

391
00:36:53,400 --> 00:36:57,000
‎祈ることで
‎気持ちが落ち着きました

392
00:36:59,040 --> 00:37:02,720
‎そうすることで
‎頭がはっきりして⸺

393
00:37:03,320 --> 00:37:08,120
‎救助が来なくても
‎正気を保てたんです

394
00:37:13,080 --> 00:37:17,880
‎深呼吸をして
‎生き残れるよう祈りました

395
00:37:37,120 --> 00:37:39,160
‎激しい雨です

396
00:37:39,240 --> 00:37:44,480
{\an8}私が立ってる
芝生だった場所も⸺
“４日目を迎える
救出作業”

397
00:37:44,560 --> 00:37:47,280
{\an8}今や泥だらけです

398
00:37:47,360 --> 00:37:51,160
‎救出作業は
‎困難を極めています

399
00:37:51,680 --> 00:37:54,040
‎生き残れますか？

400
00:37:54,120 --> 00:37:55,320
‎場所による

401
00:37:55,400 --> 00:37:56,000
‎この洞窟ならどうでしょう？

402
00:37:56,000 --> 00:37:58,320
‎この洞窟ならどうでしょう？ {\an8}タムルアン洞窟専門家
バーノン･アンズワース

403
00:37:58,320 --> 00:37:58,400
{\an8}タムルアン洞窟専門家
バーノン･アンズワース

404
00:37:58,400 --> 00:38:00,760
{\an8}タムルアン洞窟専門家
バーノン･アンズワース ‎このタイプの洞窟なら⸺

405
00:38:00,760 --> 00:38:00,840
{\an8}タムルアン洞窟専門家
バーノン･アンズワース

406
00:38:00,840 --> 00:38:01,320
{\an8}タムルアン洞窟専門家
バーノン･アンズワース ‎場所によっては
‎５～６日 生きられます

407
00:38:01,320 --> 00:38:04,400
‎場所によっては
‎５～６日 生きられます

408
00:38:04,480 --> 00:38:08,920
‎だが水位が上がってるのが
‎気がかりですね

409
00:38:12,320 --> 00:38:13,960
‎13人全員が
‎無事に帰ってくることを⸺

410
00:38:13,960 --> 00:38:16,200
‎13人全員が
‎無事に帰ってくることを⸺ {\an8}マークの母親
ナムホーム･ブンピアム

411
00:38:16,200 --> 00:38:16,280
{\an8}マークの母親
ナムホーム･ブンピアム

412
00:38:16,280 --> 00:38:19,040
{\an8}マークの母親
ナムホーム･ブンピアム ‎心から願っています

413
00:38:21,720 --> 00:38:24,560
‎タムルアンの守り神に⸺

414
00:38:25,480 --> 00:38:29,560
‎雨が止むよう祈ろうと
‎言われました

415
00:38:29,640 --> 00:38:33,320
‎子供たちを救うためです

416
00:38:36,480 --> 00:38:38,240
‎マークは小柄で⸺

417
00:38:39,600 --> 00:38:41,800
‎暗い場所が苦手です

418
00:38:43,400 --> 00:38:45,800
‎あの子が１歳の時に⸺

419
00:38:46,480 --> 00:38:50,960
‎夫とは別れたので
‎一緒に苦労してきました

420
00:38:54,280 --> 00:38:58,040
‎あの子の無事を祈りました

421
00:39:02,200 --> 00:39:04,840
‎気絶したこともありました

422
00:39:05,920 --> 00:39:09,160
‎正気を失いそうだったんです

423
00:39:16,440 --> 00:39:19,960
‎洞窟に入って４日目

424
00:39:29,880 --> 00:39:35,000
‎水が増え続けるので
‎さらに奥へと進みました

425
00:39:38,480 --> 00:39:42,400
‎そして これ以上
‎進めない所に出ました

426
00:39:44,360 --> 00:39:48,920
‎出口はなく
‎あるのは暗闇だけです

427
00:39:51,000 --> 00:39:55,520
‎もう限界でした
‎光が見たかった

428
00:39:59,200 --> 00:40:04,040
‎“耐えられない　疲れた”と
‎１人が言い出しました

429
00:40:04,120 --> 00:40:06,280
‎“家に帰りたい”と

430
00:40:06,360 --> 00:40:11,040
‎きっと助かる　信じるんだ

431
00:40:11,560 --> 00:40:15,600
‎ストレスと空腹感は
‎膨れ上がり⸺

432
00:40:16,720 --> 00:40:18,760
‎限界に達していました

433
00:40:22,280 --> 00:40:28,440
‎“来なければよかった”と
‎みんなが自分を責めました

434
00:40:31,200 --> 00:40:34,880
‎コーチは
‎“泣いて吐き出すといい”と

435
00:40:34,960 --> 00:40:38,320
‎親に会いたかったし
‎空腹でした

436
00:40:38,840 --> 00:40:45,440
‎互いに大好きだとか
‎そんな話をしました

437
00:40:45,520 --> 00:40:48,440
‎すごいストレスだったんです

438
00:40:49,680 --> 00:40:51,520
‎ダメだと思いました

439
00:40:54,120 --> 00:40:58,440
‎“心を強く持て”と
‎言い続けました

440
00:40:59,880 --> 00:41:01,960
‎支え合うんです

441
00:41:06,240 --> 00:41:09,720
‎５分くらい静かな時間が
‎流れた後⸺

442
00:41:10,240 --> 00:41:15,840
‎上空を飛ぶヘリコプターの
‎音が聞こえました

443
00:41:18,720 --> 00:41:23,320
‎何か大きな音が
‎聞こえてきました

444
00:41:23,400 --> 00:41:25,720
‎ドリルみたいな音です

445
00:41:30,600 --> 00:41:33,920
‎その音を聞いて
‎子供たちは⸺

446
00:41:34,000 --> 00:41:37,280
‎希望を取り戻しました

447
00:41:40,200 --> 00:41:42,200
‎救助が来たのか？

448
00:41:45,240 --> 00:41:49,680
‎音の正体が救助隊かは
‎分かりませんでした

449
00:41:52,560 --> 00:41:56,520
‎水が流れ込む音がして
‎耳を澄ませると⸺

450
00:41:57,360 --> 00:42:02,880
‎洪水のように
‎黒い影が押し寄せてきました

451
00:42:07,480 --> 00:42:08,440
‎鉄砲水でした

452
00:42:10,480 --> 00:42:13,560
‎高い所に上がるよう
‎言いました

453
00:42:18,760 --> 00:42:22,120
‎全員が慌てて
‎駆け上がりました

454
00:42:32,160 --> 00:42:36,560
‎コーチは
‎飲み込まれるところでした

455
00:42:41,920 --> 00:42:44,760
‎やがて水は止まり
‎そこには⸺

456
00:42:47,600 --> 00:42:48,480
‎静寂が

457
00:42:54,160 --> 00:42:57,280
‎洞窟の一番高い所に来ました

458
00:42:57,480 --> 00:42:59,920
{\an8}９つ目の空間
少年たちのいる場所

459
00:42:59,920 --> 00:43:01,520
{\an8}９つ目の空間
少年たちのいる場所 ‎奥に進むことも
‎引き返すこともできません

460
00:43:01,520 --> 00:43:05,360
‎奥に進むことも
‎引き返すこともできません

461
00:43:14,240 --> 00:43:17,760
‎水が洞窟内を満たし⸺

462
00:43:17,840 --> 00:43:23,280
‎壁にたたきつけられる音が
‎響いていました

463
00:43:26,800 --> 00:43:28,680
‎水は止まりません

464
00:43:31,400 --> 00:43:34,160
‎水位が上がるにつれて⸺

465
00:43:35,440 --> 00:43:37,560
‎後退せざるを得ません

466
00:43:40,240 --> 00:43:45,160
‎洞窟の入り口から
‎仕切り直しでした

467
00:43:48,040 --> 00:43:50,800
‎絶望的な気持ちでした

468
00:43:56,720 --> 00:43:58,520
‎進むことも⸺

469
00:44:00,520 --> 00:44:03,200
‎戻ることもできません

470
00:44:03,840 --> 00:44:06,880
‎身動きが取れなくなりました

471
00:44:10,040 --> 00:44:14,480
‎これ以上 水が
‎増えないことを願いました

472
00:44:20,120 --> 00:44:26,400
‎溺れ死ぬところを
‎つい想像してしまいました

473
00:44:28,440 --> 00:44:29,120
‎水の中で死ぬんだって

474
00:44:29,120 --> 00:44:30,920
‎水の中で死ぬんだって {\an8}トゥン

475
00:44:40,640 --> 00:44:45,200
‎母さんは すでに子供を
‎１人亡くしてるので⸺

476
00:44:45,280 --> 00:44:47,560
‎悲しませたくなかった

477
00:44:50,640 --> 00:44:54,080
‎トゥンは繊細な子です

478
00:44:56,000 --> 00:45:00,040
‎一人っ子なので
‎甘やかされています

479
00:45:00,920 --> 00:45:02,280
‎親子３人 １つのベッドで
‎息子を抱き締めて寝ます

480
00:45:02,280 --> 00:45:06,760
‎親子３人 １つのベッドで
‎息子を抱き締めて寝ます {\an8}トゥンの母親
パッチャニー･
ターカムソン

481
00:45:07,920 --> 00:45:12,200
‎自分の運命を恨みました

482
00:45:12,720 --> 00:45:17,040
‎最初の子を亡くしたのも
‎私のカルマかと

483
00:45:18,320 --> 00:45:22,400
‎トゥンまで失ったら
‎どうなってたか

484
00:45:34,400 --> 00:45:39,760
‎子供たちを洞窟に
‎連れてきた自分を責めました

485
00:45:41,800 --> 00:45:44,320
‎誰も死なせたくなかった

486
00:45:45,600 --> 00:45:50,720
‎愛する者を失うのは
‎つらいことです

487
00:45:52,520 --> 00:45:55,640
‎６歳の時 弟が亡くなり⸺

488
00:45:56,480 --> 00:46:01,360
‎悲しみに暮れた母も
‎後を追うように死にました

489
00:46:02,560 --> 00:46:07,360
‎程なく父も病気になり
‎天に召されたのです

490
00:46:11,280 --> 00:46:14,040
‎誰かが亡くなったら⸺

491
00:46:15,360 --> 00:46:18,720
‎親たちに
‎合わせる顔がありません

492
00:46:20,080 --> 00:46:22,840
‎とても顔向けできません

493
00:46:22,920 --> 00:46:27,520
‎彼らの息子を
‎死なせてしまったら⸺

494
00:46:28,240 --> 00:46:32,640
‎かける言葉も
‎なかったでしょう

495
00:46:55,840 --> 00:46:59,680
‎洞窟に入って５日目

496
00:47:03,320 --> 00:47:05,600
‎残された道は⸺

497
00:47:05,680 --> 00:47:10,200
‎洞窟の壁を
‎掘り進むことだけです

498
00:47:17,800 --> 00:47:20,800
‎壁の厚さは分かりません

499
00:47:23,560 --> 00:47:26,000
‎でも外に出られると思い⸺

500
00:47:28,840 --> 00:47:32,720
‎交代で掘り進めました

501
00:47:33,480 --> 00:47:37,160
‎やることがなければ
‎子供たちは⸺

502
00:47:37,240 --> 00:47:40,960
‎最悪の事態を
‎想像してしまいます

503
00:47:41,480 --> 00:47:43,960
‎そうなれば持ちません

504
00:47:50,000 --> 00:47:55,840
‎サッカーと同じで
‎チームワークが大切です

505
00:47:56,360 --> 00:48:00,960
‎１人では
‎サッカーはできません

506
00:48:03,840 --> 00:48:06,880
‎みんなが一丸となりました

507
00:48:13,880 --> 00:48:17,960
‎どのくらい掘るのか
‎聞かれ⸺

508
00:48:18,040 --> 00:48:20,320
‎約５メートルと

509
00:48:20,400 --> 00:48:23,000
‎みんな信じました

510
00:48:24,440 --> 00:48:28,680
‎果樹園に出られることを
‎想像しました

511
00:48:57,520 --> 00:49:01,800
‎外に出たら真っ先に
‎みかんを食べて

512
00:49:01,880 --> 00:49:06,640
‎果樹園のおじさんに
‎怒られるんです

513
00:49:07,160 --> 00:49:10,720
‎僕らは そこまで
‎想像していました

514
00:49:14,280 --> 00:49:19,080
‎果樹園に出たら
‎小さなお店があって⸺

515
00:49:19,160 --> 00:49:22,720
‎そこで何か食べて
‎洞窟の入り口に戻る

516
00:49:22,800 --> 00:49:27,080
‎そして自分たちの自転車で
‎帰るんです

517
00:49:42,400 --> 00:49:45,480
‎みんなで掘り続けました

518
00:49:48,440 --> 00:49:52,800
‎隕石(いんせき)‎が落ちてくるところも
‎想像しました

519
00:49:54,400 --> 00:49:57,840
‎洞窟に衝突して
‎穴が開くんです

520
00:50:00,040 --> 00:50:05,240
‎子供たちが冗談を言うのは
‎気が休まりました

521
00:50:07,120 --> 00:50:11,440
‎“裸の女の子がいたら
‎どうする？”と聞いたら⸺

522
00:50:12,680 --> 00:50:18,320
‎アドゥンは“疲れたから
‎代わりに掘ってもらう”

523
00:50:19,760 --> 00:50:24,640
‎予想外の答えで
‎みんな大笑いでした

524
00:50:24,720 --> 00:50:31,120
‎冗談ばかり言い合ったけど
‎緊張感はありました

525
00:50:39,960 --> 00:50:43,840
‎掘り進めるのが
‎最後の希望でした

526
00:50:52,400 --> 00:50:56,520
‎日を追うごとに
‎関心は高まり⸺

527
00:50:57,040 --> 00:51:02,160
‎現場は小さな村の様相を
‎呈していました

528
00:51:02,240 --> 00:51:03,600
‎国際的な関心事に
‎なったのです

529
00:51:03,600 --> 00:51:07,400
‎国際的な関心事に
‎なったのです {\an8}ＡＢＣニュース
ジェームズ･ロングマン

530
00:51:07,480 --> 00:51:13,240
{\an8}サッカー少年たちに
世界中が注目しています

531
00:51:13,320 --> 00:51:18,320
{\an8}12人の少年とコーチが
閉じ込められました

532
00:51:18,400 --> 00:51:22,120
{\an8}どのくらい
持つのでしょうか？

533
00:51:22,200 --> 00:51:23,400
{\an8}分かりません

534
00:51:23,480 --> 00:51:27,800
{\an8}24時間体制で
大量の水が排出され⸺

535
00:51:27,880 --> 00:51:31,600
{\an8}救出の経路を
確保しようとしています

536
00:51:31,680 --> 00:51:35,400
{\an8}現場の空気は
絶望的でした

537
00:51:35,480 --> 00:51:38,960
‎誰もが助からないと
‎思っていたんです

538
00:51:40,760 --> 00:51:45,640
‎排水作業が続き
‎特殊部隊も派遣されましたが

539
00:51:45,720 --> 00:51:49,520
‎水流が強すぎて
‎入っていけないのです

540
00:51:50,160 --> 00:51:52,880
‎国際的な支援が必要でした

541
00:51:52,960 --> 00:51:54,720
‎１分を争う事態が⸺

542
00:51:54,800 --> 00:51:58,920
‎今や１秒を争う事態に
‎なりました

543
00:51:59,000 --> 00:52:02,520
‎しかし水には
‎なすすべがありません

544
00:52:02,600 --> 00:52:07,760
‎今日 専門家を
‎招くことができました

545
00:52:07,840 --> 00:52:14,600
‎世界中から洞窟潜水のプロが
‎来てくれたのです

546
00:52:15,960 --> 00:52:19,560
‎救出活動には
‎多くの人々が集まり⸺

547
00:52:20,520 --> 00:52:24,360
‎その数は8000人にも
‎上りました

548
00:52:24,880 --> 00:52:29,040
‎米国 オーストラリア
‎中国からのダイバーもです

549
00:52:33,040 --> 00:52:36,120
‎洞窟ダイバーは
‎世界中から集まった⸺

550
00:52:36,200 --> 00:52:37,120
‎共通点のない
‎変わり者の集団でした

551
00:52:37,120 --> 00:52:40,240
‎共通点のない
‎変わり者の集団でした {\an8}洞窟ダイバー
リチャード･
ハリス

552
00:52:42,840 --> 00:52:47,280
‎最初はオーストラリアから
‎人員を派遣したり⸺

553
00:52:47,360 --> 00:52:51,120
‎電話で
‎アドバイスするつもりでした

554
00:52:51,200 --> 00:52:54,400
‎その辺の手配をしようとね

555
00:52:56,920 --> 00:53:01,400
‎リック･スタントンと
‎ジョン･ヴォランセンは⸺

556
00:53:01,480 --> 00:53:04,240
‎有名な洞窟ダイバーです

557
00:53:04,920 --> 00:53:08,680
‎現地入りする前に
‎リックとは⸺

558
00:53:08,760 --> 00:53:10,960
‎連絡を取っていました

559
00:53:11,880 --> 00:53:16,320
‎リックもジョンも
‎洞窟は水で満たされ⸺

560
00:53:16,400 --> 00:53:19,360
‎入れないだろうと
‎考えていました

561
00:53:26,120 --> 00:53:31,080
‎特殊部隊とダイバーの
‎ベン･レイメナンツが⸺

562
00:53:31,160 --> 00:53:34,760
‎洞窟内にロープを張りました

563
00:53:37,280 --> 00:53:41,040
‎現地入りしていたベンの話を
‎聞くと⸺

564
00:53:41,120 --> 00:53:43,280
‎状況は最悪だと

565
00:53:46,200 --> 00:53:48,280
‎普通の状況なら
‎あの洞窟には潜りません

566
00:53:48,280 --> 00:53:51,120
‎普通の状況なら
‎あの洞窟には潜りません {\an8}洞窟ダイバー
ベン･レイメナンツ

567
00:53:53,840 --> 00:53:58,560
‎流れは強く 視界はゼロ
‎見通しは暗いものでした

568
00:54:02,440 --> 00:54:06,160
‎洞窟は暗く
‎入り組んでいるので⸺

569
00:54:06,960 --> 00:54:12,560
‎ダイバーが交代で
‎ロープを設置しました

570
00:54:14,360 --> 00:54:18,680
‎最初のチームが
‎ロープをつけて戻ると⸺

571
00:54:18,760 --> 00:54:22,240
‎次のチームが
‎さらに奥へと進みます

572
00:54:24,240 --> 00:54:28,680
‎タイの特殊部隊と
‎英国のダイバーと我々で⸺

573
00:54:28,760 --> 00:54:31,480
‎交代で作業に当たりました

574
00:54:33,800 --> 00:54:37,200
‎子供たちを救出するには⸺

575
00:54:37,280 --> 00:54:41,520
‎進み続けなければなりません

576
00:54:52,640 --> 00:54:56,640
‎６日目でも７日目でも
‎もう同じです

577
00:55:05,720 --> 00:55:08,920
‎懐中電灯は
‎切れつつありました

578
00:55:10,560 --> 00:55:15,760
‎明かりがなければ
‎何も見えなくなります

579
00:55:17,880 --> 00:55:20,280
‎洞窟での１日は⸺

580
00:55:20,360 --> 00:55:24,680
‎掘る 休む 水を飲むの
‎繰り返しです

581
00:55:28,600 --> 00:55:31,640
‎何もせずに死を待つより⸺

582
00:55:31,720 --> 00:55:35,240
‎チャンスに懸けて
‎掘り続けました

583
00:55:40,120 --> 00:55:43,840
‎掘り進めるうちに
‎子供が遊ぶ声が⸺

584
00:55:44,800 --> 00:55:47,440
‎聞こえてきました

585
00:55:50,400 --> 00:55:55,680
‎オンドリやイヌの鳴き声が
‎聞こえました

586
00:55:57,720 --> 00:56:01,800
‎声の出どころは
‎分かりませんでした

587
00:56:01,880 --> 00:56:04,520
‎たぶん混乱してたんです

588
00:56:09,680 --> 00:56:13,600
‎年上の子が
‎年下の子を慰めたり⸺

589
00:56:13,680 --> 00:56:16,440
‎互いに いたわり合いました

590
00:56:22,000 --> 00:56:27,040
‎助けは来るから
‎死んだりしないと⸺

591
00:56:27,800 --> 00:56:30,640
‎みんなに言い続けました

592
00:56:32,000 --> 00:56:35,840
‎ティーの存在が
‎大きかったです

593
00:56:36,640 --> 00:56:42,760
‎僕らが連れてきたのだから
‎必ず帰すつもりでした

594
00:56:52,840 --> 00:56:55,720
‎家族に会いたかった

595
00:56:58,840 --> 00:57:03,040
‎隣に寝てる子を
‎腕に抱いてあげました

596
00:57:08,880 --> 00:57:11,080
‎寄り添って寝ると⸺

597
00:57:11,720 --> 00:57:15,080
‎家族と
‎触れ合ってるようでした

598
00:57:33,280 --> 00:57:37,960
‎一睡もできず
‎夫に言ったんです

599
00:57:38,520 --> 00:57:42,240
{\an8}ティーの母親
ギアン･カムルー ‎“あの子が死んだら
‎どうしよう？”

600
00:57:42,240 --> 00:57:42,880
‎“あの子が死んだら
‎どうしよう？”

601
00:57:43,880 --> 00:57:47,120
‎５日間
‎何も食べられませんでした

602
00:57:49,200 --> 00:57:53,960
‎息子はどうしてるだろうと
‎そればかりです

603
00:57:54,040 --> 00:57:56,240
‎ここ数日はどうです？

604
00:57:56,320 --> 00:57:57,960
‎つらいです

605
00:57:58,040 --> 00:57:59,800
‎言いたいことは？

606
00:58:00,360 --> 00:58:02,480
‎息子に会いたい

607
00:58:04,240 --> 00:58:07,080
‎寝るのを拒みました

608
00:58:07,720 --> 00:58:08,480
‎睡眠薬をもらいましたが
‎のみませんでした

609
00:58:08,480 --> 00:58:12,480
‎睡眠薬をもらいましたが
‎のみませんでした {\an8}タイタンの母親
カーン･
ウィブーンルンルアン

610
00:58:12,480 --> 00:58:12,560
{\an8}タイタンの母親
カーン･
ウィブーンルンルアン

611
00:58:12,560 --> 00:58:13,160
{\an8}タイタンの母親
カーン･
ウィブーンルンルアン ‎眠っている間に息子が
‎戻るかもしれません

612
00:58:13,160 --> 00:58:16,000
‎眠っている間に息子が
‎戻るかもしれません

613
00:58:16,600 --> 00:58:19,200
‎まだ希望は持ってますか？

614
00:58:19,280 --> 00:58:21,880
‎五分五分です

615
00:58:24,840 --> 00:58:26,040
‎打ちのめされるようなことも
‎言われました

616
00:58:26,040 --> 00:58:28,960
‎打ちのめされるようなことも
‎言われました {\an8}マークの母親
ナムホーム･ブンピアム

617
00:58:28,960 --> 00:58:29,640
{\an8}マークの母親
ナムホーム･ブンピアム

618
00:58:29,640 --> 00:58:31,000
{\an8}マークの母親
ナムホーム･ブンピアム ‎“息子さんの葬式を出す
‎お金はあるの？”

619
00:58:31,000 --> 00:58:35,800
‎“息子さんの葬式を出す
‎お金はあるの？”

620
00:58:35,880 --> 00:58:42,200
‎生きていても死んでいても
‎息子が見つかってほしい

621
00:58:42,280 --> 00:58:44,680
‎ひと目 会いたいんです

622
00:58:58,320 --> 00:59:04,520
‎いかなる救助手段も
‎まだ成果を出していません

623
00:59:05,680 --> 00:59:11,840
‎チェンライ県の高僧 プラ･
‎クルーバーブンチュムが

624
00:59:11,920 --> 00:59:14,560
‎本日 現場を訪れました

625
00:59:14,640 --> 00:59:20,080
‎山の神に許しを請う儀式を
‎行う予定です

626
00:59:21,920 --> 00:59:26,480
‎高名な僧が子供たちの無事を
‎祈ってくれました

627
00:59:27,840 --> 00:59:30,280
‎ブンチュム様は⸺

628
00:59:30,360 --> 00:59:34,480
‎前世でナーンノーン王女の
‎親友でした

629
00:59:35,120 --> 00:59:39,640
‎ずっと土砂降りだったのが
‎ブンチュム様が来ると⸺

630
00:59:39,720 --> 00:59:44,080
‎雨がぴたりと止んだのです

631
00:59:47,040 --> 00:59:51,040
‎瞑想に入った
‎ブンチュム様は⸺

632
00:59:51,120 --> 00:59:56,600
‎“少年たちは
‎元気で生きている”と

633
00:59:56,680 --> 01:00:01,200
‎それで息子は生きていると
‎信じられて⸺

634
01:00:01,280 --> 01:00:04,680
‎泣くのをやめたんです

635
01:00:14,240 --> 01:00:18,640
‎行方不明になった
‎少年たちのために⸺

636
01:00:18,720 --> 01:00:21,240
‎みんなで祈りましょう

637
01:00:21,320 --> 01:00:24,240
‎世界中が祈ってくれました

638
01:00:28,880 --> 01:00:34,160
‎国内だけでなく世界中から
‎励ましてもらいました

639
01:00:51,160 --> 01:00:54,720
‎洞窟に入って９日目

640
01:01:01,600 --> 01:01:07,600
‎９日目には もう力は
‎残っていませんでした

641
01:01:12,240 --> 01:01:15,680
‎生死の境を
‎さまよっていました

642
01:01:18,960 --> 01:01:22,840
‎コーチだけが
‎みんなを救おうと⸺

643
01:01:22,920 --> 01:01:24,600
‎穴を掘っていました

644
01:01:26,760 --> 01:01:29,320
‎手は血まみれでした

645
01:01:35,320 --> 01:01:38,800
‎心が折れて
‎泣いてしまいました

646
01:01:39,560 --> 01:01:43,440
‎子供たちに
‎見られないようにです

647
01:01:49,040 --> 01:01:51,880
‎でないと
‎子供たちがくじけます

648
01:01:59,080 --> 01:02:03,040
‎忘れられるのが怖かったです

649
01:02:03,120 --> 01:02:09,440
‎“13人は死んでるだろうから
‎忘れよう”とね

650
01:02:13,760 --> 01:02:17,200
‎みんな諦めかけていて⸺

651
01:02:18,360 --> 01:02:23,040
‎お互いを抱き締めて
‎死を覚悟しました

652
01:02:44,360 --> 01:02:51,160
‎最初に死んだ人を
‎食べようという子もいました

653
01:02:51,240 --> 01:02:55,560
‎誰が死んだとしても
‎生き残るには⸺

654
01:02:55,640 --> 01:02:59,400
‎食べるしかないとね

655
01:03:05,400 --> 01:03:08,240
‎その夜 みんなで泣きました

656
01:03:09,120 --> 01:03:12,600
‎明日 洞窟を
‎抜け出せなければ⸺

657
01:03:13,520 --> 01:03:14,840
‎死ぬだろうと

658
01:03:25,640 --> 01:03:29,280
‎洞窟に入って10日目

659
01:03:38,880 --> 01:03:40,680
‎体力の限界でした

660
01:03:42,240 --> 01:03:46,400
‎僕は ただ
‎うずくまっていました

661
01:03:52,000 --> 01:03:53,760
‎何も考えられません

662
01:03:59,880 --> 01:04:01,520
‎みんなが言いました

663
01:04:03,200 --> 01:04:05,000
‎“今日 死ぬんだ”

664
01:04:06,600 --> 01:04:08,680
‎怖かったです

665
01:04:12,520 --> 01:04:16,280
‎懐中電灯は
‎消えかかっていました

666
01:04:17,960 --> 01:04:22,800
‎コーチが懐中電灯を
‎消すよう言いました

667
01:04:38,720 --> 01:04:40,800
‎突然 物音が聞こえました

668
01:04:45,800 --> 01:04:49,360
‎ブクブクという音です

669
01:04:58,640 --> 01:05:01,720
‎そして声が聞こえたんです

670
01:05:01,800 --> 01:05:03,160
‎誰か？

671
01:05:04,640 --> 01:05:06,800
‎急に力が湧きました

672
01:05:11,360 --> 01:05:14,680
‎空腹感も疲れも
‎吹っ飛びました

673
01:05:16,960 --> 01:05:22,120
‎声の主がいなくなる前に
‎急いで下りていきました

674
01:05:43,960 --> 01:05:46,800
‎水に落ちそうになりました

675
01:05:49,600 --> 01:05:52,000
‎気づいたら泣いていました

676
01:05:54,240 --> 01:05:55,400
‎ありがとう

677
01:05:56,560 --> 01:05:58,280
‎何人いるんだ？

678
01:05:58,360 --> 01:05:59,480
‎13人です

679
01:05:59,560 --> 01:06:00,200
‎13人？

680
01:06:00,280 --> 01:06:00,920
‎そうです

681
01:06:01,000 --> 01:06:02,080
‎よかった

682
01:06:02,840 --> 01:06:06,200
‎食べ物をもらえる？

683
01:06:09,520 --> 01:06:13,320
‎救助が来て
‎本当にうれしかった

684
01:06:14,280 --> 01:06:19,400
‎言葉になりませんでした
‎ついに救助が来たんです

685
01:06:19,480 --> 01:06:24,360
‎ここに10日間もいたのか
‎君たちは強い子だ

686
01:06:25,400 --> 01:06:26,560
‎とても強い

687
01:06:27,080 --> 01:06:31,200
‎英語の分かる人は通訳して

688
01:06:31,280 --> 01:06:35,280
‎通じてるよ　また戻ってくる

689
01:06:35,360 --> 01:06:37,160
‎いいかい？　戻るからね

690
01:06:37,240 --> 01:06:38,920
‎写真を撮ろう

691
01:06:42,480 --> 01:06:43,520
‎空腹だ

692
01:06:43,600 --> 01:06:46,800
‎２回 言った
‎彼も分かってるよ

693
01:06:46,880 --> 01:06:48,960
‎彼はチョコを持ってた

694
01:06:49,040 --> 01:06:52,160
‎もらおうか‎躊躇(ちゅうちょ)‎しました

695
01:06:53,560 --> 01:06:58,800
‎誰も欲しいと言えないのが
‎おかしかった

696
01:06:58,880 --> 01:07:01,160
‎とてもうれしい

697
01:07:01,240 --> 01:07:02,960
‎我々もうれしいよ

698
01:07:03,040 --> 01:07:05,000
‎どうもありがとう

699
01:07:05,720 --> 01:07:08,760
‎子供たちが誇らしかった

700
01:07:08,840 --> 01:07:13,880
‎精神的にも肉体的にも
‎強かったから⸺

701
01:07:13,960 --> 01:07:19,480
‎救助が来るまで
‎持ちこたえたのです

702
01:07:20,440 --> 01:07:22,640
‎待っててくれ

703
01:07:23,160 --> 01:07:24,720
‎分かりました

704
01:07:25,400 --> 01:07:27,800
‎“待ってろ”って

705
01:07:27,880 --> 01:07:30,720
‎タイのダイバーが
‎来るから⸺

706
01:07:31,600 --> 01:07:34,160
‎待つよう言われました

707
01:07:42,240 --> 01:07:44,440
‎戸惑いました

708
01:07:45,520 --> 01:07:49,240
‎すぐ連れ出してくれると
‎思ったんです

709
01:08:08,920 --> 01:08:10,640
‎10時頃 歓声が上がり⸺

710
01:08:10,720 --> 01:08:13,240
‎我々も駆けつけました

711
01:08:16,320 --> 01:08:19,000
‎とてもうれしかったです

712
01:08:23,600 --> 01:08:25,440
‎抱き合いました

713
01:08:28,120 --> 01:08:32,560
‎天国が開き
‎生き返ったような気分でした

714
01:08:40,680 --> 01:08:45,280
‎つぼみが開いたかのような
‎安堵(あんど)‎感でした

715
01:08:45,360 --> 01:08:51,720
‎あんなに幸せだった瞬間は
‎人生で初めてです

716
01:08:54,320 --> 01:08:57,320
‎記者会見が開かれます

717
01:08:57,400 --> 01:09:00,080
‎13人を無事 発見しました

718
01:09:02,680 --> 01:09:06,760
{\an8}10日ぶりに少年たちが
発見されました

719
01:09:06,840 --> 01:09:11,000
{\an8}12人の少年とコーチは
無事でした

720
01:09:11,080 --> 01:09:15,360
{\an8}朗報です　少年たちが
見つかりました

721
01:09:24,200 --> 01:09:27,960
‎その夜は
‎まるでパーティーでした

722
01:09:31,360 --> 01:09:34,760
‎互いに抱き合い
‎歌を歌いました

723
01:09:38,720 --> 01:09:41,840
‎もう怖くありませんでした

724
01:09:45,400 --> 01:09:51,280
‎山が のしかかるような
‎重圧から解放されました

725
01:09:51,360 --> 01:09:55,720
‎頑張り続けた‎かい‎が
‎あったんです

726
01:09:59,080 --> 01:10:03,440
‎残る心配は
‎子供たちの親の反応です

727
01:10:16,000 --> 01:10:16,720
‎状態は？

728
01:10:16,800 --> 01:10:18,120
‎健康です

729
01:10:18,200 --> 01:10:20,760
‎カウンセラーを
‎派遣しますか？

730
01:10:20,840 --> 01:10:24,480
‎安全確保のため
‎特殊部隊が先です

731
01:10:29,280 --> 01:10:32,760
‎救出チームが到着しました

732
01:10:37,360 --> 01:10:41,560
‎世界中でニュースに
‎なっていると聞いて⸺

733
01:10:41,640 --> 01:10:46,440
‎有名人になったのが
‎信じられませんでした

734
01:10:51,040 --> 01:10:56,680
‎やっと何か食べられる
‎頭の中はそれだけでした

735
01:11:00,200 --> 01:11:05,040
‎その日は健康ゼリーの
‎ようなものを食べました

736
01:11:06,520 --> 01:11:10,120
‎栄養を摂るだけで
‎満腹にならず⸺

737
01:11:10,200 --> 01:11:12,440
‎がっかりしました

738
01:11:15,320 --> 01:11:21,840
‎まだ水があったので
‎どうやって出るか聞いたけど

739
01:11:21,920 --> 01:11:26,320
‎“後で教える”と
‎言われただけでした

740
01:11:30,080 --> 01:11:35,120
‎４人のダイバーが
‎洞窟に残りました

741
01:11:41,720 --> 01:11:44,000
‎青いシャツの子は誰？

742
01:11:44,080 --> 01:11:45,680
‎よく見えない

743
01:11:49,520 --> 01:11:51,760
‎痩せていました

744
01:11:52,960 --> 01:11:55,520
‎まるで骸骨でした

745
01:11:55,600 --> 01:11:58,520
‎でも無事でよかった

746
01:12:03,880 --> 01:12:08,560
‎発見したものの
‎次なる難関が待っています

747
01:12:10,280 --> 01:12:15,120
‎どうやって洞窟から
‎少年たちを出すか⸺

748
01:12:15,200 --> 01:12:18,440
‎方法を
‎探らなければなりません

749
01:12:21,440 --> 01:12:24,640
‎対策がなかったからといって

750
01:12:24,720 --> 01:12:28,400
‎タイ政府を
‎非難することはできません

751
01:12:28,480 --> 01:12:32,440
‎いかなる国であっても
‎この事態には⸺

752
01:12:32,520 --> 01:12:34,920
‎対応できなかったでしょう

753
01:12:37,200 --> 01:12:40,480
‎世界中から集まった
‎洞窟ダイバーは⸺

754
01:12:40,560 --> 01:12:45,800
‎全員 救出作戦に必要な
‎潜水スキルがありました

755
01:12:45,880 --> 01:12:47,560
‎でも私とクレイグには
‎医療スキルもありました

756
01:12:47,560 --> 01:12:51,000
‎でも私とクレイグには
‎医療スキルもありました {\an8}麻酔科医
リチャード･
ハリス

757
01:12:51,080 --> 01:12:55,280
{\an8}獣医
クレイグ･
チャレン ‎私は麻酔科医だし
‎クレイグは獣医で⸺

758
01:12:55,280 --> 01:12:55,800
‎私は麻酔科医だし
‎クレイグは獣医で⸺

759
01:12:55,880 --> 01:12:59,120
‎麻酔の知識があります

760
01:12:59,200 --> 01:13:02,640
‎それが決め手となりました

761
01:13:04,920 --> 01:13:09,760
‎意識のあるまま
‎少年たちを潜水させれば⸺

762
01:13:09,840 --> 01:13:12,360
‎パニックを起こすでしょう

763
01:13:12,440 --> 01:13:15,000
‎それは死を意味します

764
01:13:17,120 --> 01:13:21,360
‎他の手段も検討しました

765
01:13:21,440 --> 01:13:24,200
‎水が引くのを待つには⸺

766
01:13:24,800 --> 01:13:30,240
‎４ヵ月間 水と食料を
‎届け続ける必要があります

767
01:13:32,480 --> 01:13:37,240
‎雨季が終わるのを待つ案も
‎あると聞いた時は⸺

768
01:13:37,320 --> 01:13:40,560
‎かなりショックでした

769
01:13:41,840 --> 01:13:44,080
‎そんなに長く待てません

770
01:13:46,920 --> 01:13:48,920
‎がっかりしました

771
01:13:52,360 --> 01:13:57,680
‎洞窟内に長くとどまれば
‎衛生面が心配になります

772
01:13:57,760 --> 01:14:02,680
‎食事を取れば
‎排泄だってするでしょう

773
01:14:03,720 --> 01:14:06,600
‎適切な医療を
‎施せない場所で⸺

774
01:14:06,680 --> 01:14:11,240
‎感染症にかかるリスクが
‎あるのです

775
01:14:11,320 --> 01:14:17,440
‎緩慢で残酷な死へと
‎向かうことになるでしょう

776
01:14:19,880 --> 01:14:24,080
‎他の案には
‎それぞれ欠陥があり⸺

777
01:14:24,160 --> 01:14:26,320
‎残された方法は１つ

778
01:14:27,240 --> 01:14:29,960
‎麻酔をかけて
‎潜水させるのです

779
01:14:33,560 --> 01:14:36,480
‎無茶な案なのは明白です

780
01:14:36,560 --> 01:14:41,760
‎子供を
‎意識不明の状態にして⸺

781
01:14:41,840 --> 01:14:44,040
‎水中に押し込むのです

782
01:14:44,120 --> 01:14:48,960
‎３時間もの潜水を終えて
‎水から上がった時⸺

783
01:14:49,040 --> 01:14:52,440
‎生きている保証はありません

784
01:14:54,240 --> 01:14:58,720
‎起こり得る事故は
‎３つありました

785
01:14:58,800 --> 01:15:03,640
‎マスクに水が入り
‎溺死するかもしれません

786
01:15:03,720 --> 01:15:08,000
‎あるいはチューブが詰まり
‎窒息死する

787
01:15:08,080 --> 01:15:11,840
‎それに水温も気温も
‎23度の洞窟内で⸺

788
01:15:11,920 --> 01:15:17,320
‎麻酔状態で３時間
‎潜水を続けるのです

789
01:15:17,400 --> 01:15:20,120
‎凍死する恐れもあります

790
01:15:22,440 --> 01:15:24,960
‎死ぬ可能性はあるが⸺

791
01:15:25,040 --> 01:15:30,040
‎少なくとも眠りながら
‎死ぬことができる

792
01:15:30,800 --> 01:15:33,360
‎そう自分を納得させました

793
01:15:39,760 --> 01:15:45,200
‎親たちにリスクを
‎説明しなければなりません

794
01:15:46,240 --> 01:15:49,440
‎命を落とす可能性もあるとね

795
01:15:50,120 --> 01:15:55,000
‎リスクを承知で
‎書類に署名しないと⸺

796
01:15:55,080 --> 01:15:59,040
‎救出活動ができないと
‎言われました

797
01:16:01,680 --> 01:16:05,400
‎雨季が終わるのを
‎４ヵ月も待てば⸺

798
01:16:05,480 --> 01:16:07,840
‎きっと生き残れません

799
01:16:07,920 --> 01:16:12,600
‎でもリスクを負えば
‎五分五分で生き残れます

800
01:16:12,680 --> 01:16:16,240
‎早急な決断を求められ
‎苦しみました

801
01:16:19,880 --> 01:16:24,120
‎署名はしましたが
‎葛藤がありました

802
01:16:24,800 --> 01:16:31,040
‎全力を尽くしてくれると
‎分かっていても怖かった

803
01:16:32,360 --> 01:16:34,520
‎死ぬかもしれないんです

804
01:16:43,960 --> 01:16:47,680
‎子供たちに
‎不安を与えまいと⸺

805
01:16:47,760 --> 01:16:52,680
‎“潜水は楽しいよ”と
‎ダイバーは話していました

806
01:16:57,320 --> 01:16:59,000
‎潜りたかったです

807
01:17:00,240 --> 01:17:03,840
‎命の危険があるとは
‎知らずに⸺

808
01:17:04,960 --> 01:17:07,800
‎面白そうだと思いました

809
01:17:08,800 --> 01:17:14,080
‎子供だから
‎ただ外に出たかったんです

810
01:17:26,480 --> 01:17:30,000
‎潜水距離は相当のものです

811
01:17:30,800 --> 01:17:32,760
‎行きのタンクは⸺

812
01:17:34,720 --> 01:17:36,240
‎酸素で満タンです

813
01:17:39,200 --> 01:17:41,240
‎でも帰りは空になるので

814
01:17:41,320 --> 01:17:46,960
‎あらかじめ途中に設置した
‎タンクに交換します

815
01:17:50,440 --> 01:17:54,000
‎出発地点は
‎ここから300メートル

816
01:17:54,080 --> 01:17:56,240
‎しばらく進むと⸺

817
01:17:56,880 --> 01:18:01,160
‎水が流れ込んでくる地点が
‎あります

818
01:18:01,920 --> 01:18:04,080
‎明日また新たな情報を

819
01:18:04,600 --> 01:18:08,040
‎特殊部隊は決して諦めません

820
01:18:09,120 --> 01:18:11,520
‎彼の名はサマーン･グナン

821
01:18:13,160 --> 01:18:17,160
‎長年 特殊部隊に
‎所属していました

822
01:18:19,080 --> 01:18:20,440
‎あの日 彼はタンクを
‎設置する任務に就きました

823
01:18:20,440 --> 01:18:24,760
‎あの日 彼はタンクを
‎設置する任務に就きました {\an8}元特殊部隊ダイバー
サマーン･グナン

824
01:18:27,240 --> 01:18:31,680
‎そして戻る途中で
‎意識を失ってしまい⸺

825
01:18:35,560 --> 01:18:37,200
‎帰らぬ人に

826
01:18:41,520 --> 01:18:43,360
‎朝 訃報を聞きました

827
01:18:45,560 --> 01:18:49,000
‎部隊の人にメールしたんです

828
01:18:50,240 --> 01:18:51,360
‎彼は…

829
01:18:52,120 --> 01:18:54,640
{\an8}サマーンの妻
ワリーポン･グナン

830
01:18:54,640 --> 01:18:56,640
{\an8}サマーンの妻
ワリーポン･グナン ‎亡くなりました

831
01:18:59,600 --> 01:19:01,960
‎信じられない

832
01:19:03,480 --> 01:19:07,400
‎遺体は飛行機で
‎運ばれてきました

833
01:19:07,480 --> 01:19:08,920
‎私はずっと⸺

834
01:19:09,960 --> 01:19:13,600
‎彼の名前を
‎呼び続けていました

835
01:19:13,680 --> 01:19:16,280
‎これは現実じゃないと⸺

836
01:19:16,360 --> 01:19:19,680
‎自分に
‎言い聞かせようとしました

837
01:19:26,480 --> 01:19:30,600
‎少年たちは
‎まだ洞窟内なので⸺

838
01:19:30,680 --> 01:19:33,240
‎救出任務は続きます

839
01:19:33,360 --> 01:19:36,720
{\an8}“サマーン･グナン
２０１８年７月６日
逝去”

840
01:19:39,520 --> 01:19:44,480
‎その時 思いました
‎特殊部隊のプロでも死ぬなら

841
01:19:45,960 --> 01:19:47,520
‎子供には無理だと

842
01:19:56,800 --> 01:20:02,680
‎成功の見込みは
‎少ないことを痛感しました

843
01:20:05,600 --> 01:20:11,720
‎洞窟内は徐々に
‎息苦しくなってきました

844
01:20:13,040 --> 01:20:16,320
‎酸素レベルが
‎落ちていたんです

845
01:20:18,200 --> 01:20:23,560
‎酸素がなくなることを
‎最も心配しました

846
01:20:23,640 --> 01:20:28,320
‎さらに次の週は
‎雨が強くなると予想され⸺

847
01:20:28,960 --> 01:20:31,560
‎救出は困難になります

848
01:20:32,800 --> 01:20:38,200
‎リスクを考えると救出任務に
‎踏み切るしかありません

849
01:20:38,280 --> 01:20:44,160
‎準備は万端です
‎今日が我々のＤデイです

850
01:20:44,240 --> 01:20:47,520
{\an8}リスクを負った
救出任務を⸺

851
01:20:47,600 --> 01:20:52,560
{\an8}知事は“Ｄデイ”と
表現しました

852
01:20:52,640 --> 01:20:55,440
{\an8}前例のない任務です

853
01:20:55,520 --> 01:21:00,080
‎世界でも初めて遂行される
‎救出作戦です

854
01:21:03,480 --> 01:21:07,080
‎洞窟に入って16日目

855
01:21:09,280 --> 01:21:12,360
‎９時半前後に
‎任務が始まりました

856
01:21:13,920 --> 01:21:17,200
‎少年たちがいるのは
‎２キロ先です

857
01:21:18,080 --> 01:21:22,440
‎洞窟から出すには
‎３時間は かかるでしょう

858
01:21:33,200 --> 01:21:39,000
‎近づくにつれ 少年たちを
‎死なせてしまうかもと⸺

859
01:21:39,680 --> 01:21:42,360
‎不安に襲われました

860
01:21:46,520 --> 01:21:48,800
‎少年たちは従順でした

861
01:21:48,880 --> 01:21:52,840
‎“魔法のじゅうたんに
‎乗るよ”と言えば⸺

862
01:21:52,920 --> 01:21:56,360
‎素直に信じたでしょうね

863
01:21:58,200 --> 01:22:03,480
‎彼らは家が一番 遠い子を
‎最初に帰そうとしました

864
01:22:04,680 --> 01:22:06,840
‎洞窟を出たら⸺

865
01:22:06,920 --> 01:22:11,040
‎自転車で帰ると
‎子供たちは思ってたんです

866
01:22:13,600 --> 01:22:17,120
‎私は最後まで
‎残ることにしました

867
01:22:25,560 --> 01:22:28,520
‎最初に麻酔をかけた子は⸺

868
01:22:28,600 --> 01:22:31,720
‎今でも
‎はっきり覚えています

869
01:22:36,920 --> 01:22:39,800
‎意識のない子供を⸺

870
01:22:39,880 --> 01:22:43,080
‎水に押し込むのは不安でした

871
01:22:44,240 --> 01:22:46,080
‎最悪の気分です

872
01:22:48,520 --> 01:22:52,680
‎さらに両手を後ろで
‎固定してしまいます

873
01:22:54,000 --> 01:22:59,200
‎死刑執行令状に
‎署名するような気分です

874
01:23:02,720 --> 01:23:05,680
‎潜水距離は1.6キロほどです

875
01:23:07,120 --> 01:23:10,120
‎その後 水から出て⸺

876
01:23:10,200 --> 01:23:14,520
‎陸地へと
‎運び上げられるのです

877
01:23:16,360 --> 01:23:18,160
‎英国のダイバーが⸺

878
01:23:18,240 --> 01:23:22,760
‎３つ目の空間で子供たちを
‎我々に引き渡します

879
01:23:23,320 --> 01:23:26,200
‎我々が受け持ったのは⸺

880
01:23:26,280 --> 01:23:29,520
‎３つ目の空間から
‎入り口までです

881
01:23:31,360 --> 01:23:35,360
‎３つ目の空間からは
‎200人の人手がいます

882
01:23:38,040 --> 01:23:42,560
‎１日中 ニュースを
‎待ちわびていました

883
01:23:44,160 --> 01:23:48,080
‎まず右側から行くんだ

884
01:23:51,760 --> 01:23:53,360
‎僕が２番目でした

885
01:23:56,120 --> 01:23:59,320
‎注射を打たれて痛かった

886
01:24:02,160 --> 01:24:03,400
‎意識を失いました

887
01:24:15,560 --> 01:24:18,560
‎最初のグループは
‎最も危険で⸺

888
01:24:19,080 --> 01:24:21,680
‎祈るような気持ちでした

889
01:24:25,080 --> 01:24:27,240
‎ストップだ

890
01:24:55,800 --> 01:24:58,520
‎救出活動は
‎あまりに静かで⸺

891
01:24:59,800 --> 01:25:02,520
‎まるで
‎失敗したかのようでした

892
01:25:08,160 --> 01:25:12,040
‎世界中が待っていた
‎最初の救急車です

893
01:25:21,800 --> 01:25:26,080
‎16日ぶりに
‎少年たちの顔が見られました

894
01:25:29,640 --> 01:25:31,520
‎最高の気分でした

895
01:25:31,600 --> 01:25:33,160
{\an8}“４番目の少年が
病院に運ばれる”

896
01:25:33,160 --> 01:25:36,600
{\an8}“４番目の少年が
病院に運ばれる”
少なくとも４人が
救出された模様です

897
01:25:36,600 --> 01:25:37,560
{\an8}少なくとも４人が
救出された模様です

898
01:25:39,840 --> 01:25:41,360
{\an8}救助初日は⸺

899
01:25:41,440 --> 01:25:45,720
‎すべてがうまくいき
‎大成功でした

900
01:25:46,600 --> 01:25:50,520
‎洞窟に入って18日目

901
01:25:54,840 --> 01:25:57,920
‎最後の日に予定が変わり⸺

902
01:25:58,440 --> 01:26:02,600
‎私が最初に
‎運ばれることになりました

903
01:26:03,120 --> 01:26:07,400
‎体の大きい大人を
‎最初にと言われましたが

904
01:26:07,480 --> 01:26:10,200
‎心配になりました

905
01:26:12,920 --> 01:26:15,360
‎私が最初に助かれば⸺

906
01:26:15,440 --> 01:26:20,040
‎親たちは子供を
‎置いてきたと思うでしょう

907
01:26:21,480 --> 01:26:23,840
‎彼らにどう説明するか⸺

908
01:26:23,920 --> 01:26:27,560
‎そのことが
‎引っかかっていました

909
01:26:29,720 --> 01:26:31,880
‎ハリス先生に
‎体を預けると⸺

910
01:26:34,080 --> 01:26:37,600
‎脚に針が刺さり
‎私は うめきました

911
01:26:39,800 --> 01:26:42,280
‎先生にお礼を言って⸺

912
01:26:42,360 --> 01:26:47,000
‎子供たちと外で会いたいと
‎お願いしました

913
01:26:57,400 --> 01:27:00,320
{\an8}コーチ
エーク

914
01:27:12,960 --> 01:27:17,040
‎最後の日の最後の子は
‎マークでした

915
01:27:17,920 --> 01:27:20,640
‎一人 取り残され寂しかった

916
01:27:20,720 --> 01:27:25,560
‎励まし合う友達も
‎いなかったのですが⸺

917
01:27:26,080 --> 01:27:27,800
‎覚悟を決めました

918
01:27:29,600 --> 01:27:33,960
‎物語の最後を締めるのも
‎カッコいいってね

919
01:27:38,800 --> 01:27:41,200
‎マークが最後でした

920
01:27:42,360 --> 01:27:45,760
‎でも無事なら
‎最後で構いません

921
01:28:14,240 --> 01:28:17,480
{\an8}マーク

922
01:28:28,560 --> 01:28:31,680
‎目覚めると
‎生き返ったようでした

923
01:28:35,680 --> 01:28:38,560
‎裸で横たわっていて⸺

924
01:28:39,160 --> 01:28:43,920
‎赤ちゃんみたいに
‎周りが面倒を見てくれました

925
01:28:55,800 --> 01:29:00,120
‎言葉にできないほど
‎幸せな気持ちでした

926
01:29:05,280 --> 01:29:06,880
‎ミッション完了！

927
01:29:06,960 --> 01:29:11,960
‎12人の少年とコーチが
‎無事 救出されました

928
01:29:12,040 --> 01:29:15,640
‎奇跡としか
‎言いようがありません

929
01:29:15,720 --> 01:29:19,200
{\an8}世界中が
１つになったわよね

930
01:29:22,720 --> 01:29:25,600
‎世界中の人々がヒーローです

931
01:29:26,480 --> 01:29:32,560
‎誰もが不可能と思ったことを
‎我々は成し遂げたのです

932
01:29:35,680 --> 01:29:39,000
‎“ミッション･
‎ポッシブル”です

933
01:29:39,080 --> 01:29:44,520
‎コーチを乗せた救急車が
‎来ました

934
01:29:57,840 --> 01:30:02,560
‎全員が生きて戻れたのは
‎奇跡です

935
01:30:05,720 --> 01:30:08,240
‎親たちが
‎病室に入ってきて⸺

936
01:30:08,320 --> 01:30:10,880
‎私は覚悟しました

937
01:30:10,960 --> 01:30:15,520
‎どんなに責められても
‎仕方がないとね

938
01:30:15,600 --> 01:30:18,480
‎コーチに話を聞きました

939
01:30:20,800 --> 01:30:27,440
‎子供たちは手を握り合って
‎毎晩 眠っていたそうです

940
01:30:28,080 --> 01:30:32,240
‎コーチを非難する声も
‎ありましたが

941
01:30:32,320 --> 01:30:36,800
‎我々は彼を家族の一員と
‎考えました

942
01:30:36,880 --> 01:30:41,120
‎親たちは“分かってるから
‎安心しなさい”

943
01:30:41,200 --> 01:30:44,360
‎“気持ちを
‎強く持ちなさい”と

944
01:30:44,440 --> 01:30:49,760
‎それを聞いて
‎私の不安は消え去りました

945
01:30:54,920 --> 01:30:58,000
‎母さんが病室に来た時⸺

946
01:30:58,080 --> 01:31:02,280
‎立ち上がって
‎歩くこともできませんでした

947
01:31:02,360 --> 01:31:04,920
‎脚が弱ってたんです

948
01:31:05,560 --> 01:31:09,280
‎だから母さんが
‎駆け寄ってきました

949
01:31:09,360 --> 01:31:13,320
‎両親は泣いていました

950
01:31:14,720 --> 01:31:18,440
‎ほっとして
‎涙があふれたんです

951
01:31:19,240 --> 01:31:22,440
‎息子を抱き締めて
‎こう言いました

952
01:31:22,520 --> 01:31:26,480
‎“外出する時は
‎どこに行くか必ず言って”

953
01:31:29,080 --> 01:31:32,400
‎大喜びで抱き合いました

954
01:31:32,480 --> 01:31:35,960
‎あの瞬間は忘れられません

955
01:31:36,520 --> 01:31:39,760
‎両親の顔を見て
‎泣きながら⸺

956
01:31:39,840 --> 01:31:42,920
‎夢を見ているのかと
‎思いました

957
01:31:43,440 --> 01:31:47,000
‎トゥンは
‎二度と会えないと思ったと

958
01:31:47,880 --> 01:31:52,080
‎それを聞いて
‎胸が苦しくなり⸺

959
01:31:52,160 --> 01:31:53,680
‎黙ってしまいました

960
01:31:55,200 --> 01:31:57,360
‎サマーンさんの話を
‎聞いて⸺

961
01:31:58,160 --> 01:32:01,840
‎僕らは言葉を失いました

962
01:32:03,520 --> 01:32:08,040
‎僕らを助けようとして
‎命を落としたんです

963
01:32:09,920 --> 01:32:13,080
‎僕らのために
‎人が死んだなんて⸺

964
01:32:13,160 --> 01:32:15,240
‎つらかったです

965
01:32:21,520 --> 01:32:24,600
‎救出された少年たちを見て

966
01:32:25,320 --> 01:32:29,640
‎夫のことを
‎誇らしく思えました

967
01:32:34,520 --> 01:32:38,880
‎こんなことは誰も
‎望まなかったのですから⸺

968
01:32:39,400 --> 01:32:42,280
‎彼らを責めたりはしません

969
01:32:45,480 --> 01:32:50,200
‎彼らには
‎普通の人生を送ってほしい

970
01:32:50,920 --> 01:32:55,280
‎他の子供たちと同じように
‎自分の夢を⸺

971
01:32:55,360 --> 01:32:59,120
‎追い続けてほしいと思います

972
01:33:25,440 --> 01:33:27,640
‎僕は普通の子供です

973
01:33:28,480 --> 01:33:32,040
‎たまたま
‎洞窟に閉じ込められて⸺

974
01:33:32,120 --> 01:33:34,880
‎有名になっただけです

975
01:33:35,960 --> 01:33:41,040
‎だから余計に 礼儀正しく
‎振る舞うようにしました

976
01:33:41,840 --> 01:33:43,560
‎そうすることで⸺

977
01:33:44,720 --> 01:33:50,760
‎いい子たちが助けられて
‎よかったと喜んでもらえます

978
01:34:01,560 --> 01:34:04,160
‎わがままを言わず⸺

979
01:34:04,240 --> 01:34:08,040
‎学校でもいい子でなければ
‎いけません

980
01:34:08,120 --> 01:34:11,520
‎大勢に救ってもらった
‎命ですから

981
01:34:12,400 --> 01:34:16,720
‎今日まで面倒を見てくれて
‎ありがとうございます

982
01:34:18,960 --> 01:34:20,600
‎諦めるな！

983
01:34:25,240 --> 01:34:27,040
‎ワイルド･ボアーズ！

984
01:34:29,080 --> 01:34:33,360
‎多くの人が
‎関わっていたことを知り⸺

985
01:34:33,440 --> 01:34:38,920
‎どう恩返しをすればいいか
‎分かりませんでした

986
01:34:39,000 --> 01:34:43,480
‎残りの人生すべてを懸けても
‎足りないでしょう

987
01:34:49,080 --> 01:34:53,480
‎救出された後
‎少年たちは世界中を旅した

988
01:35:24,240 --> 01:35:28,680
‎ティーは毎日 どこに行くか
‎母親に伝えている

989
01:35:34,960 --> 01:35:39,640
‎ミックスは その後も
‎何度か洞窟の奥に入った

990
01:35:42,520 --> 01:35:47,960
‎アドゥンはニューヨークに
‎留学し 2023年に卒業予定

991
01:35:53,440 --> 01:35:57,880
‎トゥンは いつの日か
‎起業することを夢見ている

992
01:36:01,480 --> 01:36:06,320
‎マークは鶏農家になることを
‎計画している

993
01:36:09,560 --> 01:36:11,320
‎そのままの姿勢で！

994
01:36:13,400 --> 01:36:14,280
‎ダウン！

995
01:36:15,040 --> 01:36:15,880
‎アップ！

996
01:36:21,480 --> 01:36:26,400
‎タイタンはプロの
‎サッカー選手を目指している

997
01:36:30,760 --> 01:36:32,240
‎もっと速く！

998
01:36:32,880 --> 01:36:35,680
{\an8}エークは
自らのチームを作り⸺

999
01:36:35,760 --> 01:36:38,120
{\an8}小さい子に負けるな
子供たちを
指導している

1000
01:36:38,120 --> 01:36:38,520
{\an8}子供たちを
指導している

1001
01:36:39,040 --> 01:36:40,360
‎遅いぞ！

1002
01:36:42,480 --> 01:36:44,080
‎よし 終わりだ

1003
01:36:46,920 --> 01:36:48,440
‎上がるぞ

1004
01:36:51,440 --> 01:36:56,960
‎再現シーンは 当事者への
‎インタビューに基づいて⸺

1005
01:36:57,040 --> 01:36:59,760
‎俳優が演じています

1006
01:41:43,480 --> 01:41:45,480
‎日本語字幕　森澤 海郎



