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NEW WAR 制作

5
00:00:24,358 --> 00:00:25,985
包囲されるというのは

6
00:00:26,068 --> 00:00:28,904
異常で恐ろしいことだと思う

7
00:00:28,988 --> 00:00:30,239
そんなことは起きてはならないと

8
00:00:31,115 --> 00:00:33,492
いや あれが普通だった

9
00:00:37,413 --> 00:00:39,248
北へ向かって戦い

10
00:00:39,331 --> 00:00:40,458
南へ向かって戦い

11
00:00:40,541 --> 00:00:42,626
東へ向かって戦い西へ向かって戦う

12
00:00:42,710 --> 00:00:43,711
包囲されているんだ

13
00:00:45,713 --> 00:00:46,922
困っているのは

14
00:00:47,006 --> 00:00:49,425
向こう側の連中だ 君じゃない

15
00:00:51,177 --> 00:00:52,803
行くぞ！

16
00:00:55,681 --> 00:00:57,767
これは

17
00:00:57,850 --> 00:00:59,268
イージー中隊の物語だ

18
00:00:59,810 --> 00:01:02,396
一九四二年に編成された

19
00:01:04,231 --> 00:01:06,442
第五〇六落下傘歩兵連隊

20
00:01:06,525 --> 00:01:08,235
第一〇一空挺師団の一部だ

21
00:01:09,028 --> 00:01:10,362
最高の部隊だった

22
00:01:10,446 --> 00:01:11,947
これはドッグ中隊ではない

23
00:01:12,031 --> 00:01:13,991
これはフォックス中隊でもない

24
00:01:14,074 --> 00:01:16,452
これが これがイージー中隊だ

25
00:01:19,872 --> 00:01:21,665
我々の国が攻撃された

26
00:01:21,749 --> 00:01:24,585
違うんだ朝鮮やベトナムとは違った

27
00:01:24,668 --> 00:01:25,669
我々は攻撃されたのだ

28
00:01:25,753 --> 00:01:27,087
こういう見方がある

29
00:01:27,630 --> 00:01:30,257
ただの田舎者だったのかもと だが

30
00:01:30,800 --> 00:01:32,092
多くの者が志願したのだ

31
00:01:32,176 --> 00:01:33,177
二番 準備よし！

32
00:01:33,260 --> 00:01:34,261
一番 準備よし！

33
00:01:36,680 --> 00:01:38,307
Ｄデイを生き延びるとは

34
00:01:38,390 --> 00:01:39,767
思ってもいなかった

35
00:01:39,892 --> 00:01:42,102
次の段階やその先など なおさらだ

36
00:01:44,647 --> 00:01:47,900
生還の見込みは極めて低かった

37
00:01:47,983 --> 00:01:48,984
本当にわずかだった

38
00:01:52,404 --> 00:01:54,073
前へ 前へ 進め！

39
00:01:55,199 --> 00:01:57,660
Ｄデイでのイージー中隊の働き

40
00:01:57,743 --> 00:01:58,744
どうして可能だったのか

41
00:01:59,829 --> 00:02:02,665
またあの不思議な化学反応だ

42
00:02:02,748 --> 00:02:03,874
説明できない

43
00:02:04,750 --> 00:02:06,502
永遠に続いてほしいものだ

44
00:02:09,797 --> 00:02:11,423
我々は役者の集団だった

45
00:02:12,508 --> 00:02:14,927
全員が飛び込む覚悟だった

46
00:02:15,719 --> 00:02:16,720
若く

47
00:02:16,929 --> 00:02:18,222
真剣で

48
00:02:18,430 --> 00:02:19,932
真剣すぎたかもしれない

49
00:02:20,015 --> 00:02:21,934
ただ良い仕事をしたかった

50
00:02:22,017 --> 00:02:23,435
きちんとやりたかった

51
00:02:25,646 --> 00:02:27,398
我々は恵まれていた

52
00:02:27,481 --> 00:02:29,400
実在の英雄たちの人生を

53
00:02:29,483 --> 00:02:31,443
演じることができたのだから

54
00:02:31,527 --> 00:02:33,195
その一人ひとりの人生を

55
00:02:33,279 --> 00:02:36,740
すべてが大きく 爆発的で

56
00:02:36,866 --> 00:02:39,326
そのあとに小さく親密な瞬
間が我々のあいだに訪れる

57
00:02:40,244 --> 00:02:41,245
わからないが

58
00:02:41,954 --> 00:02:43,372
おかげで気づいたんだ

59
00:02:43,455 --> 00:02:46,166
この一員でいることがどれほど特別かを

60
00:02:46,250 --> 00:02:47,877
- あの命知らずか
- とても神聖なことだ

61
00:02:47,960 --> 00:02:49,086
誰かの遺産を背負うというのは

62
00:02:49,169 --> 00:02:50,671
そこに秘密の隠し味があった

63
00:02:50,754 --> 00:02:52,214
全員が何かのためにやっていたということ

64
00:02:52,298 --> 00:02:53,424
自分の経歴とは別の何かのために

65
00:02:54,300 --> 00:02:55,301
関わり始めたときは

66
00:02:55,384 --> 00:02:57,052
それが何なのか知らなかった

67
00:02:57,136 --> 00:02:58,345
本当に深く入り込んで

68
00:02:58,429 --> 00:03:00,306
初めて思った ああ これは…

69
00:03:00,973 --> 00:03:01,974
これは強烈だと

70
00:03:02,474 --> 00:03:04,101
あの人たちの遺産が損なわれないこと

71
00:03:04,184 --> 00:03:05,686
それが我々には非常に重要だった

72
00:03:05,769 --> 00:03:07,688
彼らが世界のために果たしたことは

73
00:03:07,771 --> 00:03:09,773
十分に認められるべきだからだ

74
00:03:12,318 --> 00:03:13,694
それは…

75
00:03:13,777 --> 00:03:16,322
とても不思議な感覚であり

76
00:03:16,405 --> 00:03:17,990
とても不思議な絆でもある

77
00:03:18,073 --> 00:03:19,742
なんてひどい死に方だ！

78
00:03:19,825 --> 00:03:21,493
我々がまとめている

79
00:03:21,577 --> 00:03:22,995
この物語のことを

80
00:03:23,078 --> 00:03:24,580
兄弟の絆と呼びたいのなら

81
00:03:25,247 --> 00:03:27,625
これ以上ないほど明快だろう

82
00:03:28,000 --> 00:03:34,757
バンド・オブ・ブラザース：継承

83
00:03:36,800 --> 00:03:37,801
ここに座って大丈夫かな

84
00:03:37,927 --> 00:03:39,219
- とてもお上手です
- ああ そうか

85
00:03:39,511 --> 00:03:40,512
わからないな

86
00:03:41,263 --> 00:03:43,182
背が低いのを忘れずに 立てますよ

87
00:03:43,265 --> 00:03:44,266
そのほうがいいかもしれない

88
00:03:47,895 --> 00:03:49,146
パデューシュおじさんと呼ばれていた

89
00:03:49,229 --> 00:03:50,564
どういう意味ですか

90
00:03:50,648 --> 00:03:52,775
年長者への敬意の表し方だ

91
00:03:52,900 --> 00:03:53,943
我々は教えられた

92
00:03:54,026 --> 00:03:55,569
生まれたその日から

93
00:03:55,736 --> 00:03:57,780
何があっても年長者を敬えと

94
00:03:57,905 --> 00:04:00,950
自信は欠けていなかった

95
00:04:01,033 --> 00:04:02,368
我々はこう感じていた

96
00:04:03,243 --> 00:04:04,578
何に立ち向かうことになっても

97
00:04:04,662 --> 00:04:05,663
切り抜けられると

98
00:04:06,830 --> 00:04:08,457
飛行機から飛び降りることの

99
00:04:08,540 --> 00:04:09,875
どこに惹かれたのですか

100
00:04:11,585 --> 00:04:12,586
月に五十ドルだ

101
00:04:13,921 --> 00:04:15,589
我々はたいてい

102
00:04:15,673 --> 00:04:17,007
物事の真ん中にいた

103
00:04:19,718 --> 00:04:21,178
だが中隊全体が…

104
00:04:22,346 --> 00:04:23,347
なんというか…

105
00:04:24,014 --> 00:04:25,057
とても とても特別だった

106
00:04:29,937 --> 00:04:32,231
いつか自分に約束していた

107
00:04:32,314 --> 00:04:36,485
いつか第二次大戦の記憶を書き残すと

108
00:04:37,778 --> 00:04:40,072
そして誰もがそうだが

109
00:04:40,781 --> 00:04:42,157
人はずっと先延ばしにする

110
00:04:42,992 --> 00:04:45,744
だがアンブローズが現れて

111
00:04:46,453 --> 00:04:48,163
これを求めてきた

112
00:04:48,747 --> 00:04:50,541
本を書くという目的のために

113
00:04:51,083 --> 00:04:53,961
取材を受け 質問を交わした

114
00:04:54,920 --> 00:04:57,089
一つが次につながって…

115
00:04:59,800 --> 00:05:00,801
そうなったんだ

116
00:05:01,802 --> 00:05:03,178
イージー中隊！

117
00:05:03,262 --> 00:05:04,430
私の周りに集まれ

118
00:05:04,513 --> 00:05:06,223
イージー中隊の物語が成立するのは

119
00:05:06,306 --> 00:05:07,683
第二次大戦の大きな

120
00:05:07,766 --> 00:05:09,435
転換点をすべて見てみると

121
00:05:09,518 --> 00:05:10,519
彼らがたまたまその場にいたからだ

122
00:05:10,602 --> 00:05:11,895
その多くの場面で

123
00:05:12,396 --> 00:05:13,439
ノルマンディーにいる

124
00:05:15,858 --> 00:05:17,026
アルデンヌの戦い

125
00:05:19,653 --> 00:05:20,654
最後には彼らは

126
00:05:20,738 --> 00:05:22,072
鷲の巣にいた

127
00:05:23,198 --> 00:05:25,117
ある種の巡り合わせだった

128
00:05:25,200 --> 00:05:27,661
物語のすべてを語ることができた

129
00:05:28,287 --> 00:05:30,122
この集団だけで

130
00:05:32,291 --> 00:05:33,292
君なら大丈夫だ

131
00:05:35,127 --> 00:05:37,254
『バンド・オブ・ブラザー
ス』にひるみはなかった

132
00:05:37,421 --> 00:05:40,132
ドキュドラマの様式だった

133
00:05:40,215 --> 00:05:41,633
そこに天才性があった

134
00:05:41,717 --> 00:05:43,469
本当に兵士たちの中に放り込まれる

135
00:05:43,552 --> 00:05:44,970
だからこれほど長く残ったのだ

136
00:05:47,014 --> 00:05:48,891
『バンド・オブ・ブラザース』は違う

137
00:05:48,974 --> 00:05:50,934
互いを支え合うこと

138
00:05:51,018 --> 00:05:52,061
互いを愛することの物語だ

139
00:05:52,144 --> 00:05:54,688
最初はまったく互いを

140
00:05:55,773 --> 00:05:57,274
知らなかった男たちから始まる

141
00:05:58,275 --> 00:05:59,777
この十話の弧の終わりには

142
00:05:59,902 --> 00:06:01,653
互いのために死ねる男たちになる

143
00:06:01,737 --> 00:06:03,697
それほど深く愛し合っているからだ

144
00:06:03,781 --> 00:06:04,948
そう見られるものではない

145
00:06:06,492 --> 00:06:08,410
世界中の若い役者が対象だった

146
00:06:08,494 --> 00:06:11,038
オーストラリアでも審査があった

147
00:06:11,371 --> 00:06:13,749
ロンドン ニューヨーク ＬＡでも

148
00:06:14,124 --> 00:06:16,752
何百人もの二十代の若者たちが

149
00:06:16,877 --> 00:06:18,754
「神様 これに出たい」と思っていた

150
00:06:19,713 --> 00:06:21,298
これが第二次大戦だと知り

151
00:06:21,381 --> 00:06:23,050
自分が背負ってきた歴史を知り

152
00:06:23,133 --> 00:06:24,885
父が第二次大戦を語るのを聞き

153
00:06:24,968 --> 00:06:26,970
いや あらゆる戦争を語るのを聞き

154
00:06:27,387 --> 00:06:28,722
私は本当に備えができていた

155
00:06:29,723 --> 00:06:31,934
祖父の兄弟が七人

156
00:06:32,017 --> 00:06:33,435
第二次大戦で従軍した

157
00:06:33,519 --> 00:06:34,520
彼らは全員が

158
00:06:34,603 --> 00:06:35,771
一世の

159
00:06:36,105 --> 00:06:37,606
ニューヨークのユダヤ人だった

160
00:06:37,689 --> 00:06:38,690
その一人ひとりが

161
00:06:38,774 --> 00:06:40,275
家族で逃れてきていた

162
00:06:40,943 --> 00:06:42,444
とても個人的なことだった

163
00:06:42,528 --> 00:06:43,529
幸運を

164
00:06:43,612 --> 00:06:44,947
この企画が

165
00:06:45,030 --> 00:06:46,031
私のところに来たとき

166
00:06:46,615 --> 00:06:47,991
私は全力で臨んだ

167
00:06:48,075 --> 00:06:49,785
父は陸軍にいたので

168
00:06:49,910 --> 00:06:51,411
それは無意識のうちに

169
00:06:51,495 --> 00:06:53,080
いつも表面のすぐ下にあり

170
00:06:53,163 --> 00:06:54,498
機会があれば探りたいものだった

171
00:06:55,499 --> 00:06:56,917
こんばんは イージー中隊

172
00:06:57,000 --> 00:06:58,710
こんばんは

173
00:06:58,794 --> 00:07:00,129
アンブローズから電話が来た

174
00:07:00,212 --> 00:07:01,213
すっかり興奮していた

175
00:07:02,297 --> 00:07:04,800
素晴らしい知らせがあると言う

176
00:07:05,634 --> 00:07:08,220
そして「ディック 権利を売った

177
00:07:08,345 --> 00:07:10,347
『バンド・オブ・ブラザー
ス』をトム・ハンクスに

178
00:07:11,390 --> 00:07:12,641
一つ条件付きで

179
00:07:14,351 --> 00:07:16,478
君の役は彼が演じないこと

180
00:07:16,854 --> 00:07:18,438
年を取りすぎているからだ」

181
00:07:18,772 --> 00:07:20,482
私はその一人にすぎなかった

182
00:07:20,566 --> 00:07:23,152
次の仕事を取ろうとしていた

183
00:07:23,235 --> 00:07:25,529
英国のパンクな役者だ

184
00:07:25,612 --> 00:07:26,697
そして

185
00:07:26,780 --> 00:07:28,240
誰もが数ページ渡されるだけ

186
00:07:28,323 --> 00:07:31,493
大作ではごく普通のことだ

187
00:07:31,577 --> 00:07:33,412
台本を数ページ渡されるだけだ

188
00:07:33,495 --> 00:07:35,330
それを覚える 何の話かは知らない

189
00:07:35,414 --> 00:07:37,791
最初に読んだあの一本のあと

190
00:07:38,250 --> 00:07:39,751
同じ男ばかり読むようになった

191
00:07:39,877 --> 00:07:42,171
台本をもらい続けたディック・
ウィンターズという男の

192
00:07:42,254 --> 00:07:45,090
その時点でも彼が誰なの
かまだわからなかった

193
00:07:45,174 --> 00:07:47,467
だが次の審査でもまたディッ
ク・ウィンターズだった

194
00:07:47,551 --> 00:07:48,760
その次の審査でも そこで思った

195
00:07:48,886 --> 00:07:50,971
そろそろ尋ねるべきだろうと

196
00:07:51,054 --> 00:07:52,931
「彼はこの作品の主役だ」と言われた

197
00:07:53,015 --> 00:07:54,099
こう思ったのを覚えている

198
00:07:54,183 --> 00:07:55,475
「これは本物になるかもしれない」

199
00:07:56,393 --> 00:07:59,146
大して力を入れなかった

200
00:07:59,229 --> 00:08:00,355
決めつけていたところがあったからだ

201
00:08:00,439 --> 00:08:03,233
第二次大戦の将校だろうと

202
00:08:03,525 --> 00:08:04,651
決まった型がある

203
00:08:04,735 --> 00:08:05,736
決まった見た目がある

204
00:08:06,278 --> 00:08:08,155
この役は取れないだろうと

205
00:08:08,864 --> 00:08:09,865
そして本を受け取り

206
00:08:09,948 --> 00:08:11,200
役者にありがちなやり方で

207
00:08:11,283 --> 00:08:12,784
すぐ索引を開くんだ

208
00:08:12,868 --> 00:08:13,869
なぜならほら…

209
00:08:13,952 --> 00:08:15,245
「結構だが 私はどこに」

210
00:08:15,495 --> 00:08:16,914
そして最初の写真を見た

211
00:08:16,997 --> 00:08:18,707
ベッドにいるルイス・ニクソン

212
00:08:18,790 --> 00:08:20,709
ワインの瓶に囲まれて

213
00:08:20,792 --> 00:08:22,586
生意気な笑みを浮かべ

214
00:08:22,669 --> 00:08:23,962
そして

215
00:08:24,046 --> 00:08:25,464
相当な二日酔いだろうな

216
00:08:25,547 --> 00:08:27,174
何かが噛み合って こう思った

217
00:08:27,299 --> 00:08:28,884
「ああ これは…

218
00:08:28,967 --> 00:08:29,968
この役は取れるぞ」

219
00:08:30,052 --> 00:08:31,053
乾杯

220
00:08:34,306 --> 00:08:37,017
じわじわと来るものだったと思う

221
00:08:37,100 --> 00:08:38,310
どれほど重要なことなのか

222
00:08:38,435 --> 00:08:39,603
それを知るまでには

223
00:08:39,686 --> 00:08:40,979
本当の意味での

224
00:08:41,563 --> 00:08:42,856
衝撃が始まったのは

225
00:08:42,940 --> 00:08:44,233
実際に一人ずつ

226
00:08:44,316 --> 00:08:47,611
彼らに連絡を取り始めたときだ

227
00:08:49,821 --> 00:08:51,448
バックはとにかく規格外の人だった

228
00:08:51,531 --> 00:08:52,991
そして我々はとても似ていた

229
00:08:53,659 --> 00:08:55,244
多くの点で似ていて

230
00:08:56,245 --> 00:08:58,121
彼はおしゃべりではなかった

231
00:08:58,205 --> 00:09:00,123
胸の内を明かさない人だった

232
00:09:00,207 --> 00:09:03,085
アメリカ人であることを
とても誇りにしていた

233
00:09:03,168 --> 00:09:04,336
手榴弾をもっとだ！

234
00:09:04,419 --> 00:09:05,796
銃撃をたくさん覚えている

235
00:09:05,921 --> 00:09:07,673
砲撃もたくさん

236
00:09:07,756 --> 00:09:09,716
いろいろなことが起きていた

237
00:09:09,800 --> 00:09:11,635
そしていつも感じていた

238
00:09:12,344 --> 00:09:13,720
どこか…

239
00:09:14,596 --> 00:09:16,139
振り返ってみると

240
00:09:16,223 --> 00:09:18,016
とんでもなく運が良かったと思う

241
00:09:19,643 --> 00:09:22,104
あの人の靴を履くというのは

242
00:09:22,354 --> 00:09:23,855
想像しうるかぎり

243
00:09:23,939 --> 00:09:24,940
最も気の重い任務だった

244
00:09:25,023 --> 00:09:26,108
それは要らないぞ

245
00:09:26,191 --> 00:09:27,234
低空で降りる 腹の傘は返せ

246
00:09:27,567 --> 00:09:29,486
ブルと呼ぶ者もザ・ブルと呼ぶ者も

247
00:09:29,569 --> 00:09:31,113
そう思うんだが

248
00:09:31,196 --> 00:09:32,489
ベイブとビル ザ・ブルだ！

249
00:09:33,657 --> 00:09:34,992
いつもザ・ブル

250
00:09:35,075 --> 00:09:36,493
ブルではなく ザ・ブルだ

251
00:09:37,160 --> 00:09:39,121
最初に連絡を取ったとき

252
00:09:39,204 --> 00:09:40,455
彼は

253
00:09:42,082 --> 00:09:43,500
とても口数が少なかった

254
00:09:45,669 --> 00:09:47,296
それまでに飛行機に乗ったことは

255
00:09:48,338 --> 00:09:49,715
一度もない

256
00:09:49,798 --> 00:09:51,925
では初めて乗って飛び降りたと

257
00:09:52,009 --> 00:09:53,010
そうだ

258
00:09:56,138 --> 00:09:58,140
そこからこういうことになった

259
00:09:58,223 --> 00:10:01,351
結局 奥さんのヴェラと話したんだ

260
00:10:02,936 --> 00:10:04,730
たっぷり一時間 一時間半ほど

261
00:10:04,855 --> 00:10:05,981
彼と話したあとにね

262
00:10:06,606 --> 00:10:07,733
そして受け取った

263
00:10:09,109 --> 00:10:11,153
信じられないほどの情報を彼女から

264
00:10:12,321 --> 00:10:13,322
Ｆ中隊を失った

265
00:10:13,405 --> 00:10:14,740
またか

266
00:10:14,823 --> 00:10:16,408
本を読んで彼らの経験を知り

267
00:10:16,533 --> 00:10:18,285
この部隊について学んでからは

268
00:10:18,368 --> 00:10:20,078
この人たちに畏敬の念を抱いた

269
00:10:20,162 --> 00:10:23,290
主に家族と人生の話をした

270
00:10:23,373 --> 00:10:25,042
そして彼は私の師のようになった

271
00:10:25,125 --> 00:10:26,209
そして彼が

272
00:10:26,293 --> 00:10:27,419
戦争の話をしたいときには

273
00:10:27,502 --> 00:10:28,754
彼は話してくれた

274
00:10:28,879 --> 00:10:29,880
無理に問いただしたり

275
00:10:29,963 --> 00:10:31,590
情報を引き出したりはしなかった

276
00:10:31,673 --> 00:10:33,675
実際 この作品ではそうだった

277
00:10:33,759 --> 00:10:35,177
あの人たちは誰一人として

278
00:10:35,260 --> 00:10:36,803
自分のことを語らなかった

279
00:10:36,928 --> 00:10:37,971
三時間話しても

280
00:10:38,055 --> 00:10:39,264
話してくれるのは

281
00:10:39,348 --> 00:10:41,433
中隊の他の全員のことばかりだ

282
00:10:41,892 --> 00:10:43,602
本人のことは別の人に聞くしかない

283
00:10:43,685 --> 00:10:44,686
やあ 諸君

284
00:10:45,437 --> 00:10:46,646
何か聞いたか 何か言うことは

285
00:10:47,105 --> 00:10:48,982
電話して言った「もしもし…さんですか」

286
00:10:49,066 --> 00:10:50,692
名前の読み方さえ知らなかった

287
00:10:50,776 --> 00:10:52,069
ずっとイタリア風に発音していた

288
00:10:52,152 --> 00:10:54,780
彼らは少し米国風にしていたんだ

289
00:10:54,905 --> 00:10:57,366
すると彼は「よう！」と出た

290
00:10:57,449 --> 00:10:59,326
「もしもしグァルネリさんですか」

291
00:10:59,409 --> 00:11:01,578
「私だ どちら様かな」と

292
00:11:01,661 --> 00:11:03,455
「フランキー・ヒューズと申します

293
00:11:03,580 --> 00:11:05,791
あなたを演じる審査を受けています

294
00:11:05,916 --> 00:11:08,168
グァルネリさん 何か助言はありませんか

295
00:11:08,251 --> 00:11:09,294
あなたを演じるうえで」

296
00:11:09,378 --> 00:11:10,420
すると彼はこう言った

297
00:11:10,921 --> 00:11:13,173
「ああ 俺は金で雇われた殺し屋だ

298
00:11:14,174 --> 00:11:16,176
十九歳の雇われた殺し屋だった

299
00:11:16,259 --> 00:11:17,260
それを忘れるな」

300
00:11:18,011 --> 00:11:19,012
「忘れません」と答えた

301
00:11:19,096 --> 00:11:20,555
すると彼は「幸運を」と

302
00:11:21,723 --> 00:11:23,225
Ｄデイで降下したとき

303
00:11:23,809 --> 00:11:25,143
私は誓った

304
00:11:25,685 --> 00:11:27,312
出くわしたドイツ兵は

305
00:11:27,396 --> 00:11:29,398
一人残らず殺してやると誓った

306
00:11:29,481 --> 00:11:30,857
だから渾名がついたのだと思う

307
00:11:30,941 --> 00:11:32,109
ワイルド・ビルとねＤデイでたくさん

308
00:11:32,192 --> 00:11:33,276
殺したからだ

309
00:11:35,028 --> 00:11:36,154
ジョー！

310
00:11:36,238 --> 00:11:37,781
ロス・マクールですジョー・
リブゴットを演じます

311
00:11:38,490 --> 00:11:39,491
私はスコットランド人で

312
00:11:39,616 --> 00:11:41,118
英国人の話し方をし カトリックで

313
00:11:41,201 --> 00:11:43,078
ドイツ語を話す米国のユダヤ人を演じる

314
00:11:43,620 --> 00:11:46,373
だから食らいつく材料は

315
00:11:46,456 --> 00:11:48,583
いくらでもあった

316
00:11:48,667 --> 00:11:50,502
当初 あの人たちに言われ続けた

317
00:11:50,627 --> 00:11:51,670
「あいつは喧嘩っ早い男だ」と

318
00:11:51,753 --> 00:11:54,131
だが彼には鋭さがあった

319
00:11:55,048 --> 00:11:56,508
兵士としての振る舞いを知っていた

320
00:11:56,591 --> 00:11:57,759
あの痩せた小柄な男か

321
00:11:58,176 --> 00:11:59,594
オランダで首をかすめられたな

322
00:11:59,719 --> 00:12:01,221
時にはあまり多くは見えないものだ

323
00:12:01,304 --> 00:12:02,931
なんとなく感じ取るだけだ

324
00:12:03,807 --> 00:12:05,350
彼らがどんな顔をしていたか

325
00:12:05,976 --> 00:12:07,686
どう身を保っていたか 髪型とか

326
00:12:09,729 --> 00:12:12,023
彼らは立派な男として身を保っていた

327
00:12:13,442 --> 00:12:14,526
これが私のお気に入りだ

328
00:12:14,943 --> 00:12:16,278
これが

329
00:12:16,361 --> 00:12:17,779
ウィンターズとニクソンだ

330
00:12:17,904 --> 00:12:19,406
いたずら好きの悪童だろう

331
00:12:20,949 --> 00:12:22,534
- 装具は
- 装具をお願いします

332
00:12:22,617 --> 00:12:23,618
名前をいただけますか

333
00:12:23,785 --> 00:12:25,036
ニクソン役のリヴィングストン

334
00:12:25,662 --> 00:12:26,663
いい感じだ

335
00:12:27,539 --> 00:12:29,416
ルイスは亡くなっていた

336
00:12:29,499 --> 00:12:32,419
だから会うという選択肢はなかった

337
00:12:32,502 --> 00:12:34,963
グレース・ニクソンに連絡した

338
00:12:35,046 --> 00:12:36,548
本当に素晴らしく 心を開いてくれ

339
00:12:36,673 --> 00:12:38,008
ある意味で私を

340
00:12:38,091 --> 00:12:39,926
自分の人生に招き入れてくれた

341
00:12:40,010 --> 00:12:41,553
そして彼女の知るルイスを

342
00:12:41,636 --> 00:12:43,180
分かち合ってくれた

343
00:12:43,263 --> 00:12:45,015
- いい写真だ
- とても美男子ね

344
00:12:47,142 --> 00:12:48,727
私もそう思う

345
00:12:48,810 --> 00:12:51,271
この男は美男子だったそ
う いい顔をしている

346
00:12:55,650 --> 00:12:56,735
ディックに会った

347
00:12:57,110 --> 00:13:00,238
そして覚えているのは

348
00:13:00,405 --> 00:13:01,781
ハリウッドを疑っていた男だ

349
00:13:02,282 --> 00:13:05,911
とても興味深い組み合わせだった

350
00:13:06,161 --> 00:13:07,370
しっかりとした強い自我と

351
00:13:07,454 --> 00:13:09,456
驚くほどの謙虚さを併せ持っていた

352
00:13:10,207 --> 00:13:11,208
役者として

353
00:13:11,458 --> 00:13:12,709
いつも求めているのは

354
00:13:12,792 --> 00:13:14,211
具体的な振る舞いだ

355
00:13:14,294 --> 00:13:15,295
誰かから聞きたいのは

356
00:13:15,378 --> 00:13:16,713
何かが痛かったかどうか

357
00:13:16,796 --> 00:13:18,131
何かが喜びだったのか

358
00:13:18,215 --> 00:13:20,717
悲しみだったのか

359
00:13:20,800 --> 00:13:24,095
何であれ 方法は見つかる

360
00:13:24,179 --> 00:13:26,139
これから演じる人物の

361
00:13:26,223 --> 00:13:27,599
心理を探る方法が

362
00:13:27,682 --> 00:13:29,476
そこに座っていた仲間たちに

363
00:13:29,559 --> 00:13:31,520
言ったんだ「軍隊に入ったら

364
00:13:31,603 --> 00:13:33,772
何にも志願しないつもりだ

365
00:13:33,897 --> 00:13:34,940
経済学士

366
00:13:35,023 --> 00:13:37,192
言われたことだけをやって

367
00:13:37,275 --> 00:13:40,028
期間を務め上げて出てくる」

368
00:13:40,862 --> 00:13:41,863
すると職長が

369
00:13:42,948 --> 00:13:45,325
第一次大戦の退役軍人だったが

370
00:13:45,825 --> 00:13:48,912
私の尻をこっぴどく叩いてこう言った

371
00:13:49,287 --> 00:13:51,414
「いや そうはさせない

372
00:13:52,582 --> 00:13:55,919
軍に入ったら毎日毎日

373
00:13:56,002 --> 00:13:57,587
全力を尽くすんだ」

374
00:13:59,297 --> 00:14:00,507
私は言い返さなかった

375
00:14:00,590 --> 00:14:01,883
だが決して忘れなかった

376
00:14:01,967 --> 00:14:03,718
今日まで忘れていない

377
00:14:06,221 --> 00:14:08,181
陸軍省 映画公報

378
00:14:08,265 --> 00:14:10,016
本フィルムは機密扱い

379
00:14:10,100 --> 00:14:11,726
こう考える人たちがいた

380
00:14:11,810 --> 00:14:14,521
落下傘で兵を戦闘に送り込むなど

381
00:14:14,771 --> 00:14:18,191
できるはずがないと

382
00:14:18,358 --> 00:14:19,568
自殺行為だと

383
00:14:20,110 --> 00:14:21,778
そして完全に志願制だった

384
00:14:21,903 --> 00:14:23,655
徴兵されてこう言われるのではない

385
00:14:23,780 --> 00:14:25,282
「君は落下傘兵になる」と

386
00:14:25,657 --> 00:14:26,658
そして起きたのは

387
00:14:26,992 --> 00:14:28,868
標準的な集団から

388
00:14:29,536 --> 00:14:31,037
抜き出されるということだった

389
00:14:31,329 --> 00:14:32,789
特別な何かにしてくれたのだ

390
00:14:33,290 --> 00:14:34,499
よし 休め 落下傘兵諸君

391
00:14:34,583 --> 00:14:36,293
電話を何本かもらった

392
00:14:36,376 --> 00:14:38,670
スティーヴン・スピルバー
グとトム・ハンクスから

393
00:14:38,795 --> 00:14:40,255
彼らはこう聞きたがった「あのな

394
00:14:40,338 --> 00:14:42,132
君ならどう取り組む」と

395
00:14:42,215 --> 00:14:43,508
私は言った「いいか 聞いてくれ

396
00:14:43,592 --> 00:14:46,094
軍隊経験のまったくない

397
00:14:46,553 --> 00:14:48,555
若者たちを雇うことになる

398
00:14:49,097 --> 00:14:50,890
彼らが第二次大戦について

399
00:14:50,974 --> 00:14:52,058
本当に知っているのは

400
00:14:52,142 --> 00:14:53,685
最後に見た駄作だけだ」

401
00:14:53,810 --> 00:14:55,520
そして直す方法はこうだと考えた

402
00:14:55,604 --> 00:14:57,522
役者たちに与えるのだ

403
00:14:57,606 --> 00:14:59,899
ほんの束の間でも触れる機会を

404
00:14:59,983 --> 00:15:02,485
兵士の暮らしが実際どんなものかに

405
00:15:02,902 --> 00:15:04,821
そして思った「これこそ

406
00:15:04,904 --> 00:15:05,905
きちんとやる好機だ」と

407
00:15:05,989 --> 00:15:07,240
最初にしてくれたのは

408
00:15:07,324 --> 00:15:08,575
用意してくれたことだ

409
00:15:08,658 --> 00:15:12,245
十日間の役者訓練キャンプを

410
00:15:12,329 --> 00:15:14,706
兵士を訓練するのと

411
00:15:14,831 --> 00:15:16,708
まったく同じやり方で訓練される

412
00:15:16,875 --> 00:15:17,917
これより先

413
00:15:18,710 --> 00:15:20,045
諸君が民間の名前で

414
00:15:20,128 --> 00:15:21,379
呼ばれることはない

415
00:15:22,464 --> 00:15:23,715
よう 調子はどうだ

416
00:15:23,882 --> 00:15:24,924
そういうものは全部なくなった

417
00:15:25,008 --> 00:15:26,593
一九四〇年代だぞ わかるか

418
00:15:26,676 --> 00:15:27,636
我々は完全にやられた

419
00:15:27,719 --> 00:15:28,720
名前は

420
00:15:28,845 --> 00:15:29,846
ルース ジョージ

421
00:15:31,598 --> 00:15:32,599
後部照門に汚れがある

422
00:15:32,682 --> 00:15:34,643
外出許可は取り消しだ

423
00:15:34,726 --> 00:15:36,311
ジョージはロードアイラン
ド州プロビデンスの出身で

424
00:15:36,394 --> 00:15:38,521
だから彼はタフな男だった

425
00:15:38,605 --> 00:15:39,648
そして彼は

426
00:15:39,731 --> 00:15:41,524
そして人を笑わせる男だった

427
00:15:41,608 --> 00:15:44,110
多くの者に愛されていた

428
00:15:44,444 --> 00:15:46,154
その降下章は埃をかぶっているのか

429
00:15:47,364 --> 00:15:49,282
どうやってフン族を倒すつもりだ

430
00:15:49,366 --> 00:15:50,492
降下章に埃をつけたままで

431
00:15:50,575 --> 00:15:52,285
ビルとベイブとカーウッド
に話を聞く機会があった

432
00:15:52,369 --> 00:15:54,454
そしてビルはいつも私に言った

433
00:15:54,537 --> 00:15:56,539
みんなで座っていると

434
00:15:56,623 --> 00:15:59,000
「面白い奴だといいがな 坊主」と

435
00:15:59,084 --> 00:16:00,669
だから私は思った「まいったな

436
00:16:00,752 --> 00:16:02,462
これを台無しにしてしまう」と

437
00:16:02,545 --> 00:16:04,756
その柵を切って

438
00:16:04,923 --> 00:16:06,633
この小隊を動かせ！

439
00:16:08,677 --> 00:16:09,886
了解であります！

440
00:16:09,969 --> 00:16:11,179
祖父のロンだが

441
00:16:11,471 --> 00:16:13,890
この仕事が決まったと最初に伝え

442
00:16:13,973 --> 00:16:15,433
訓練キャンプに送られると

443
00:16:15,517 --> 00:16:17,185
話したときに言われたんだ

444
00:16:17,268 --> 00:16:18,269
こう言ったのを覚えている

445
00:16:18,353 --> 00:16:19,729
「今すぐ走り始めろ

446
00:16:19,938 --> 00:16:21,898
あとはたいしたことはない だが

447
00:16:21,981 --> 00:16:23,692
倒れるまで走れるようにしておけ」

448
00:16:23,775 --> 00:16:25,860
そうだろう 私は「わかった」と

449
00:16:27,362 --> 00:16:28,947
これはどこの中隊だ

450
00:16:29,030 --> 00:16:30,323
イージー中隊であります！

451
00:16:30,407 --> 00:16:31,408
我々は何をする

452
00:16:31,491 --> 00:16:33,243
我々は独りで立つ！

453
00:16:33,326 --> 00:16:36,037
聞け 若造 思い違いをするな

454
00:16:36,121 --> 00:16:38,665
俺は空挺学校の教官だ

455
00:16:38,748 --> 00:16:41,251
俺は空挺学校の教官だ

456
00:16:41,334 --> 00:16:43,211
そして誰もが少し不安だった

457
00:16:43,294 --> 00:16:45,338
デイル・ダイ大尉に会うことに

458
00:16:45,422 --> 00:16:47,465
映画の軍事顧問だ

459
00:16:47,549 --> 00:16:49,676
三回試す機会がある

460
00:16:49,759 --> 00:16:52,178
一気に引いて 力を込めろ

461
00:16:52,262 --> 00:16:54,055
君ならできる

462
00:16:54,139 --> 00:16:55,765
『プラトーン』にこっそり入った

463
00:16:55,890 --> 00:16:56,891
十歳のときだ

464
00:16:56,975 --> 00:16:59,269
あのスクリーンでデイル・ダイを見た

465
00:16:59,352 --> 00:17:00,979
「いつかこの人たちと働きたい」と

466
00:17:01,062 --> 00:17:02,647
その瞬間にわかったんだ

467
00:17:02,731 --> 00:17:05,734
そして十三年後 そこに私がいた

468
00:17:05,817 --> 00:17:07,986
いい感じだと思うぞ ウェブスター

469
00:17:08,069 --> 00:17:10,321
この役に選ばれたのだが明らかに

470
00:17:10,405 --> 00:17:12,323
権威を疑う男だった

471
00:17:12,407 --> 00:17:14,659
この男はハーバードに行くはずだった

472
00:17:14,743 --> 00:17:16,453
戦争から抜け出す切符を持っていた

473
00:17:16,536 --> 00:17:17,620
行く必要はなかったのだ

474
00:17:17,704 --> 00:17:19,497
デイヴィッド・ウェブスターの

475
00:17:19,581 --> 00:17:22,167
精神は強靭なものだと知っていた

476
00:17:22,250 --> 00:17:23,251
パーコンティ

477
00:17:26,463 --> 00:17:27,505
私は準備ができていた

478
00:17:27,589 --> 00:17:30,175
体の面では準備ができていたと言おう

479
00:17:30,258 --> 00:17:32,260
これ以上ないほど整っていた

480
00:17:32,343 --> 00:17:33,428
難しかったのは理解することだ

481
00:17:33,511 --> 00:17:34,721
指揮系統と

482
00:17:35,388 --> 00:17:36,848
誰が誰なのかを

483
00:17:36,973 --> 00:17:38,099
彼にはどうしても理解できなかった

484
00:17:38,183 --> 00:17:40,518
ダイ大尉がただの大尉だということが

485
00:17:40,602 --> 00:17:42,771
我々の生活を支配する存在すぎて

486
00:17:42,854 --> 00:17:43,855
将軍に違いないと思ったのだ

487
00:17:43,938 --> 00:17:45,940
つまり…と 彼は本気だった

488
00:17:46,024 --> 00:17:47,108
そして「将軍 ただ試して…」と

489
00:17:47,192 --> 00:17:48,193
すると「なんだと

490
00:17:48,276 --> 00:17:49,694
パーコンティ 伏せて五十回だ」

491
00:17:49,778 --> 00:17:52,280
ジムはこちらが疲れるま
で腕立てを続けられた

492
00:17:52,363 --> 00:17:53,615
つまり 彼はただ… 彼はこう…

493
00:17:55,116 --> 00:17:56,493
「よし 何を言っていた」

494
00:17:56,576 --> 00:17:58,161
「将軍 私が言っていた
のは」「あと五十回だ」

495
00:17:58,244 --> 00:17:59,996
そしてまた最初から彼は折れない男だった

496
00:18:02,624 --> 00:18:04,459
デイルは実に賢いことをした

497
00:18:04,542 --> 00:18:06,419
私とデイミアンを同じ分隊にしたのだ

498
00:18:06,503 --> 00:18:08,046
私を分隊長にした

499
00:18:08,129 --> 00:18:10,673
そしてある時点でそれが変わった

500
00:18:10,757 --> 00:18:12,717
彼が私を飛び越えて昇進したんだ

501
00:18:12,801 --> 00:18:14,135
そしてデイルはこう言った

502
00:18:14,219 --> 00:18:15,220
「なあ

503
00:18:15,804 --> 00:18:17,680
それはたぶんずっと

504
00:18:17,764 --> 00:18:20,099
ルイス・ニクソンの癇に障っていた

505
00:18:20,183 --> 00:18:21,309
たぶん少しばかりの

506
00:18:21,392 --> 00:18:23,436
張り合う気持ちが

507
00:18:23,520 --> 00:18:24,896
あの二人のあいだにあったのだと」

508
00:18:25,188 --> 00:18:27,065
それは本当に役に立った

509
00:18:27,148 --> 00:18:30,276
一等兵から軍曹に上がった

510
00:18:30,360 --> 00:18:31,361
ほとんど即座にだ

511
00:18:31,444 --> 00:18:32,570
自分が何をしているかも知らずに

512
00:18:32,904 --> 00:18:35,990
そして「小隊を指揮しろ」と言われる

513
00:18:36,074 --> 00:18:37,075
それはいったい何の意味だ

514
00:18:37,158 --> 00:18:38,159
止まれ！

515
00:18:38,243 --> 00:18:39,577
小隊軍曹 指揮を執れ

516
00:18:39,661 --> 00:18:40,995
つまり 本で読んだところで

517
00:18:41,079 --> 00:18:42,330
理解できなかっただろう

518
00:18:42,413 --> 00:18:43,623
六回言われたところで

519
00:18:43,706 --> 00:18:44,707
やはりしくじっただろう

520
00:18:44,791 --> 00:18:46,125
そして気づくんだ「なんてことだ

521
00:18:46,209 --> 00:18:47,627
この完全な没入こそが

522
00:18:48,795 --> 00:18:50,547
新兵訓練というものなのか」と

523
00:18:50,630 --> 00:18:52,924
人々が助言を求めて私のところへ来た

524
00:18:53,007 --> 00:18:54,634
我々はどうすべきですか

525
00:18:54,717 --> 00:18:56,553
それはまるで短期集中講座だった

526
00:18:56,761 --> 00:18:58,555
指揮というものの

527
00:18:58,638 --> 00:19:00,139
人はあなたの権威を求める

528
00:19:00,223 --> 00:19:01,724
ディック・ウィンターズであれと望む

529
00:19:01,808 --> 00:19:04,143
指揮を執れと望むだから応えねばならない

530
00:19:04,227 --> 00:19:06,521
集中した機関銃の連射がほしい

531
00:19:06,604 --> 00:19:07,939
弾を無駄にするな

532
00:19:08,064 --> 00:19:09,774
行け 伝令 行け 援護しろ

533
00:19:09,899 --> 00:19:11,776
少し怖くなって こう思う

534
00:19:11,901 --> 00:19:13,528
「自分が何をしているかわからない

535
00:19:13,611 --> 00:19:15,738
これが何なのかもわからない」

536
00:19:15,822 --> 00:19:17,282
そしてそのあとに浮かんだ

537
00:19:17,365 --> 00:19:19,325
二つ目の考えはこうだった

538
00:19:19,409 --> 00:19:21,119
「彼らだって知らなかったのだ」と

539
00:19:23,580 --> 00:19:26,332
これはまったく新しい発想だった

540
00:19:26,457 --> 00:19:27,792
試みられたのは

541
00:19:28,209 --> 00:19:29,210
そのときが初めてだった

542
00:19:30,628 --> 00:19:33,464
後になれば実に簡単な決断になる

543
00:19:33,756 --> 00:19:35,884
「落下傘部隊に志願する」と

544
00:19:35,967 --> 00:19:38,052
親はこう言う「頼むからやめてくれ

545
00:19:38,136 --> 00:19:39,762
それは間違ったことだ」と

546
00:19:39,888 --> 00:19:41,472
そんな具合だ

547
00:19:41,556 --> 00:19:43,099
だが最高の者たちと共にいたくなる

548
00:19:44,767 --> 00:19:46,311
要求の一つひとつが

549
00:19:46,394 --> 00:19:47,520
乗り越えるべきものだった

550
00:19:47,604 --> 00:19:49,564
第五〇六に入りたかったからだ

551
00:19:50,565 --> 00:19:51,774
あらゆる種類の

552
00:19:52,775 --> 00:19:55,862
試験に合格せねばならなかった

553
00:19:57,238 --> 00:19:59,365
基準に達しない者は

554
00:19:59,449 --> 00:20:00,783
中隊から外された

555
00:20:02,160 --> 00:20:03,995
トコアでのこの訓練は

556
00:20:04,120 --> 00:20:06,164
およそ十三週間続いた

557
00:20:06,247 --> 00:20:07,373
まずは始めよう

558
00:20:08,458 --> 00:20:09,667
体力訓練から

559
00:20:10,501 --> 00:20:12,712
左向け左 右向け右を覚え

560
00:20:12,795 --> 00:20:14,088
体を鍛え上げる

561
00:20:15,465 --> 00:20:17,884
四十ポンドも落とした者もいた

562
00:20:19,093 --> 00:20:20,720
だが私には落とすものがなかった

563
00:20:21,220 --> 00:20:23,264
体重は百三十ポンドほどだった

564
00:20:23,348 --> 00:20:24,641
四十ポンド落としていたら

565
00:20:24,724 --> 00:20:26,684
残れるだけの体格がなかっただろう

566
00:20:32,649 --> 00:20:33,650
命令が変わった

567
00:20:33,733 --> 00:20:34,776
起きろ！

568
00:20:34,901 --> 00:20:36,319
講義は中止だ

569
00:20:36,402 --> 00:20:38,655
イージー中隊はクラヒーを駆け上がる

570
00:20:38,738 --> 00:20:41,240
動け！ 動け！

571
00:20:43,534 --> 00:20:44,702
クラヒー

572
00:20:45,703 --> 00:20:47,956
あれが大きな障害だった

573
00:20:48,164 --> 00:20:49,248
あれを走り切れるかどうか

574
00:20:50,333 --> 00:20:51,918
いや 走ると言うべきではない

575
00:20:52,126 --> 00:20:53,586
間違った印象を与えてしまう

576
00:20:53,795 --> 00:20:55,046
我々は走ってなどいなかった

577
00:20:56,130 --> 00:20:58,174
落下傘兵の摺り足をやっていた

578
00:20:58,591 --> 00:21:01,386
小刻みに擦るような歩き方だ

579
00:21:01,469 --> 00:21:03,680
あれを走るなど到底無理だった

580
00:21:03,763 --> 00:21:04,764
誰にもできなかった

581
00:21:06,015 --> 00:21:06,975
さあ 頂上まで行けるぞ

582
00:21:07,058 --> 00:21:09,310
さあ 上がれ 行くぞ

583
00:21:09,394 --> 00:21:10,937
さあ グァルネリクリステンソン 行け

584
00:21:11,020 --> 00:21:11,980
さあ

585
00:21:12,063 --> 00:21:14,399
私は死ぬほど怖くなった

586
00:21:14,482 --> 00:21:15,775
あの山のことを

587
00:21:15,858 --> 00:21:16,985
話し始められたときにね

588
00:21:17,068 --> 00:21:19,237
あの山を駆け上がらねばならないと

589
00:21:19,320 --> 00:21:20,613
あの山を走るか さもなくば

590
00:21:20,697 --> 00:21:23,199
この部隊にはいられないと

591
00:21:23,282 --> 00:21:25,326
往復五十分だ

592
00:21:25,410 --> 00:21:26,577
私が見ているぞ

593
00:21:28,246 --> 00:21:29,288
何を待っている

594
00:21:29,372 --> 00:21:30,915
彼の訓練のやり方は

595
00:21:30,999 --> 00:21:32,959
容赦のないやり方で

596
00:21:33,793 --> 00:21:34,794
彼らを鍛え上げた

597
00:21:34,919 --> 00:21:37,005
ハイヨー シルバー！

598
00:21:38,589 --> 00:21:39,716
さて 我々の最初の

599
00:21:39,799 --> 00:21:41,551
中隊長について話すなら

600
00:21:42,301 --> 00:21:43,720
ソベル大尉のことだ

601
00:21:43,803 --> 00:21:45,722
彼は最善を尽くした

602
00:21:45,805 --> 00:21:48,099
だが職務が合っていなかった

603
00:21:49,434 --> 00:21:51,269
奴らはすぐそこのどこかにいる

604
00:21:51,352 --> 00:21:52,478
さっさと片づけよう

605
00:21:52,562 --> 00:21:54,439
大尉殿 ここは完璧な遮蔽です

606
00:21:54,522 --> 00:21:55,857
中尉 部下を展開させろ

607
00:21:59,068 --> 00:22:01,529
つまり 都会育ちのユダヤ人で

608
00:22:01,612 --> 00:22:03,740
年上の男が 深南部で

609
00:22:03,865 --> 00:22:06,409
十八歳の若者たちを訓練する

610
00:22:06,784 --> 00:22:08,369
当時は多くの

611
00:22:08,786 --> 00:22:10,788
反ユダヤ感情があった

612
00:22:10,913 --> 00:22:12,040
彼は自覚していた

613
00:22:12,123 --> 00:22:14,417
時に彼らを徹底的に痛めつけたと

614
00:22:16,252 --> 00:22:18,046
疲れているようだな

615
00:22:18,129 --> 00:22:19,797
丘のふもとで救急車が

616
00:22:19,922 --> 00:22:21,424
君を待っているぞ

617
00:22:21,549 --> 00:22:23,384
今すぐ全部終わりにできる

618
00:22:23,468 --> 00:22:24,969
もう苦痛はない

619
00:22:25,053 --> 00:22:26,637
もうクラヒーもない

620
00:22:26,721 --> 00:22:28,431
もうソベル大尉もいない

621
00:22:29,140 --> 00:22:30,433
彼は大馬鹿者だった

622
00:22:32,769 --> 00:22:33,936
ソベル中尉が憎んでいるのは

623
00:22:34,020 --> 00:22:35,605
イージー中隊ではないランドルマン二等兵

624
00:22:37,482 --> 00:22:38,608
貴様だけを憎んでいるのだ

625
00:22:39,942 --> 00:22:40,943
ありがとうございます

626
00:22:41,027 --> 00:22:42,695
彼が我々に伝えたのは

627
00:22:42,779 --> 00:22:44,155
人を率いるのは

628
00:22:44,947 --> 00:22:45,948
恐怖によってだということ

629
00:22:47,700 --> 00:22:50,161
厳しい規律で人を率いるのだと

630
00:22:51,871 --> 00:22:55,124
私は言った「いや 手本で率いる」と

631
00:22:55,917 --> 00:22:58,419
我々には二つの異なる哲学があった

632
00:22:58,586 --> 00:23:01,005
命令どおり職務を遂行しました

633
00:23:01,089 --> 00:23:02,090
そして私は同意しない

634
00:23:02,632 --> 00:23:03,716
では

635
00:23:03,800 --> 00:23:05,927
君の選択肢は実に単純だ 中尉

636
00:23:06,511 --> 00:23:07,595
ウィンターズの何が

637
00:23:07,678 --> 00:23:08,888
彼をあれほど良い指揮官にしたのか

638
00:23:11,099 --> 00:23:13,184
そうだな 彼は自分の義務を

639
00:23:13,267 --> 00:23:16,062
特権よりはるかに上に置いた

640
00:23:17,522 --> 00:23:19,398
そして命じられたことをするより

641
00:23:19,482 --> 00:23:22,360
彼を立てるために

642
00:23:23,986 --> 00:23:26,405
命を捧げようと思わせた

643
00:23:29,075 --> 00:23:30,284
ディック・ウィンターズは実に

644
00:23:30,368 --> 00:23:31,536
良い指揮官 卓越した指揮官だった

645
00:23:31,619 --> 00:23:33,454
兵はどこへでも彼に従っただろう

646
00:23:33,538 --> 00:23:34,956
ソベルには従わなかった

647
00:23:35,039 --> 00:23:38,126
イージー中隊最終野外試験に合格だ

648
00:23:38,209 --> 00:23:41,921
新兵訓練こそ転換点だったと言える

649
00:23:42,004 --> 00:23:43,881
なぜならそれは任務を

650
00:23:43,965 --> 00:23:45,466
ただ理解した男たちの集団だったからだ

651
00:23:45,550 --> 00:23:46,968
そして任務を理解することで

652
00:23:47,635 --> 00:23:49,595
それは兄弟の絆になった

653
00:23:49,679 --> 00:23:51,389
諸君の目を通して 行動を通して

654
00:23:51,472 --> 00:23:52,723
身のこなしを通して

655
00:23:52,807 --> 00:23:54,642
武器の扱いを通して

656
00:23:54,725 --> 00:23:55,893
軍服の着方を通してすべてを通して

657
00:23:55,977 --> 00:23:57,395
真実はそこにある

658
00:23:57,478 --> 00:23:58,646
輝かせろ 諸君

659
00:23:59,230 --> 00:24:02,233
世界を誇らせろ

660
00:24:02,316 --> 00:24:03,776
イージー中隊を誇りに思わせろ

661
00:24:03,901 --> 00:24:07,780
そうすれば世界は先人を称えるだろう

662
00:24:08,322 --> 00:24:09,323
しくじるなよ

663
00:24:10,158 --> 00:24:11,742
了解であります

664
00:24:11,826 --> 00:24:14,245
役者の集団にしては悪くない

665
00:24:14,912 --> 00:24:15,913
Ｈアワー

666
00:24:15,997 --> 00:24:16,998
Ｄデイ

667
00:24:17,665 --> 00:24:19,375
我々は徹底的に備えていた

668
00:24:21,085 --> 00:24:22,587
あの男たちは

669
00:24:23,462 --> 00:24:25,173
訓練され 鍛えられ

670
00:24:27,216 --> 00:24:28,885
肉体的にも精神的にも

671
00:24:29,802 --> 00:24:31,387
降下する準備ができていた

672
00:24:34,390 --> 00:24:36,726
自信は成し遂げようとすることが

673
00:24:36,809 --> 00:24:38,102
うまくいくかどうかにかかっている

674
00:24:38,936 --> 00:24:40,605
勇気とは

675
00:24:40,688 --> 00:24:44,192
物事を成し遂げるために必要なことを

676
00:24:44,275 --> 00:24:46,152
やらせてくれるものだ

677
00:24:46,903 --> 00:24:48,070
私はいつも言ってきた 勇気とは

678
00:24:48,154 --> 00:24:50,406
恐怖がないことではないと

679
00:24:50,489 --> 00:24:52,200
勇気とは恐怖を感じていても

680
00:24:52,283 --> 00:24:54,869
やるべきことを進んでやることだ

681
00:24:58,206 --> 00:25:01,417
Ｄデイはうまくいった偶然ではない

682
00:25:01,500 --> 00:25:03,753
そのために備えられていたのだ

683
00:25:03,836 --> 00:25:06,130
ただ当時の我々は何をし
ているか知らなかった

684
00:25:07,590 --> 00:25:08,799
それがわかったのは後のことだ

685
00:25:15,014 --> 00:25:16,307
その瞬間に至ったとき

686
00:25:16,390 --> 00:25:17,558
扉のところに立っているとき

687
00:25:17,642 --> 00:25:18,893
自分にこう問いかける

688
00:25:18,976 --> 00:25:20,811
「一体ここで何をしているんだ」と

689
00:25:21,270 --> 00:25:23,397
やることは一つだけ 飛ぶことだ

690
00:25:29,195 --> 00:25:32,031
いつもは操縦士が扉のそばの

691
00:25:32,114 --> 00:25:33,574
赤いランプを点ける

692
00:25:33,658 --> 00:25:35,243
そしてそれが意味するはずだった

693
00:25:35,326 --> 00:25:36,494
残り時間を 覚えていないが

694
00:25:36,577 --> 00:25:38,871
五分だったか三分だったか

695
00:25:38,955 --> 00:25:40,414
赤いランプがついたら

696
00:25:40,498 --> 00:25:42,250
立ち上がってフックをかける

697
00:25:43,793 --> 00:25:45,127
フックかけ！

698
00:25:45,211 --> 00:25:47,255
扉の外を見ると

699
00:25:47,338 --> 00:25:48,589
高射砲の炸裂が見えた

700
00:25:48,673 --> 00:25:49,715
曳光弾の光と

701
00:25:49,799 --> 00:25:51,509
上がってくるものすべてが

702
00:25:53,427 --> 00:25:55,721
そして彼は私に「赤だ」と言った

703
00:25:55,805 --> 00:25:58,099
ところが私がその思考を

704
00:25:58,182 --> 00:25:59,725
たどり終える頃には

705
00:25:59,809 --> 00:26:01,686
彼は「青だ」と言うんだ

706
00:26:01,769 --> 00:26:03,729
それでも私はまだ機体の

707
00:26:04,355 --> 00:26:05,648
床に座っていて

708
00:26:05,731 --> 00:26:07,108
仲間もみんな座ったままで

709
00:26:07,191 --> 00:26:09,360
だから言った「ああ 行くぞ」と

710
00:26:12,488 --> 00:26:14,448
我々はいわば実験台だった

711
00:26:14,532 --> 00:26:16,659
誰もが機から出たがっていた

712
00:26:16,742 --> 00:26:18,119
行け 行け 行け！

713
00:26:18,202 --> 00:26:19,495
あの光が青に見えるか

714
00:26:19,578 --> 00:26:21,205
行け 行け 行け！

715
00:26:22,123 --> 00:26:23,708
どこにいようと 全員降ろせ

716
00:26:24,583 --> 00:26:25,668
高射砲はひどいものだった

717
00:26:26,460 --> 00:26:27,586
そして機内は

718
00:26:27,670 --> 00:26:29,380
まったく恐ろしい有様だった

719
00:26:29,505 --> 00:26:30,798
それはまるで

720
00:26:30,923 --> 00:26:32,633
七月四日の祝祭を

721
00:26:32,717 --> 00:26:33,759
十倍にしたようだった

722
00:26:38,264 --> 00:26:39,390
私が最初に飛んだ

723
00:26:40,391 --> 00:26:41,392
行くぞ！

724
00:26:46,731 --> 00:26:48,566
そしてランドルマンが最後だった

725
00:26:50,484 --> 00:26:52,028
私は全員を押し出す役だった

726
00:26:53,237 --> 00:26:54,405
二階建ての建物から

727
00:26:54,530 --> 00:26:56,032
飛び降りるような高さだった

728
00:26:56,115 --> 00:26:57,199
降りるべき場所に

729
00:26:57,283 --> 00:26:58,284
降りた者は一人もいなかった

730
00:26:59,910 --> 00:27:03,497
私は降下地点から十マイル離れていた

731
00:27:07,752 --> 00:27:09,003
我々はただ散り散りにされた

732
00:27:09,086 --> 00:27:11,213
半島の端から端まで

733
00:27:11,797 --> 00:27:12,798
降下地帯から三十キロも

734
00:27:12,923 --> 00:27:15,760
離れた者までいた

735
00:27:16,093 --> 00:27:17,345
だから彼らは孤立していた

736
00:27:17,595 --> 00:27:19,347
だがどういうわけかあの男たちは

737
00:27:19,430 --> 00:27:20,931
ジョー・トイや

738
00:27:21,015 --> 00:27:22,266
ポパイ・ウィンといった

739
00:27:22,767 --> 00:27:24,018
一人ひとりが

740
00:27:24,101 --> 00:27:25,353
目標を見つけ出し

741
00:27:25,436 --> 00:27:26,896
しかも時間どおりに見つけた

742
00:27:27,730 --> 00:27:29,357
我々はみな迷っていた

743
00:27:29,440 --> 00:27:31,359
だが目標にたどり着き

744
00:27:31,442 --> 00:27:33,069
その目標を奪取した

745
00:27:37,365 --> 00:27:40,242
さて 翌朝 夜が明けてから

746
00:27:40,326 --> 00:27:42,787
私はこの一団にいてこの道を進んでいた

747
00:27:42,912 --> 00:27:44,622
そこでウィンターズに出くわした

748
00:27:45,664 --> 00:27:46,665
どうなっている

749
00:27:46,749 --> 00:27:48,125
何が滞っている わかりません

750
00:27:49,752 --> 00:27:52,046
十中八九 あれと関係があるだろう

751
00:27:52,129 --> 00:27:53,172
それでウィンターズが言うには

752
00:27:53,255 --> 00:27:54,715
この先に何人かいて

753
00:27:54,799 --> 00:27:55,800
ドイツ兵が何人か

754
00:27:57,718 --> 00:27:59,678
大砲を撃っているという

755
00:27:59,762 --> 00:28:01,097
彼はこう言った

756
00:28:01,180 --> 00:28:02,181
「向こうで何が起きているのか

757
00:28:02,264 --> 00:28:03,349
突き止めたい

758
00:28:03,432 --> 00:28:05,017
そして何ができるか見てみたい」

759
00:28:05,101 --> 00:28:07,103
この先にドイツの八十八ミリ砲がある

760
00:28:07,186 --> 00:28:08,729
前方やや右 距離はどれくらいだ

761
00:28:08,813 --> 00:28:10,189
三百ヤードか

762
00:28:10,272 --> 00:28:11,565
あの果樹園を抜けたところだ

763
00:28:11,649 --> 00:28:12,650
今や我々と第二堤道の

764
00:28:12,733 --> 00:28:13,901
ちょうど中間にいる

765
00:28:13,984 --> 00:28:16,404
ユタに上陸する兵を撃っている

766
00:28:16,487 --> 00:28:17,488
イージーで対処できると思うか

767
00:28:17,613 --> 00:28:18,948
はい 大尉殿

768
00:28:19,031 --> 00:28:20,991
把握しているのは二門

769
00:28:21,075 --> 00:28:22,201
ユタ海岸を撃っている

770
00:28:23,327 --> 00:28:25,079
さらに三門目と四門目が

771
00:28:25,913 --> 00:28:27,581
こことここにあると見ている

772
00:28:27,665 --> 00:28:29,708
ドイツ兵は塹壕におり

773
00:28:29,792 --> 00:28:31,836
砲台全体に行き来できる

774
00:28:31,919 --> 00:28:34,004
敵は何人いると思う

775
00:28:35,381 --> 00:28:36,382
見当もつきません

776
00:28:37,216 --> 00:28:38,634
見当もつかない

777
00:28:38,717 --> 00:28:41,303
教範のどこにも書いていない

778
00:28:41,387 --> 00:28:43,597
この砲にどう対処し どう攻めるか

779
00:28:43,681 --> 00:28:45,266
何がそこにあるのかもわからない

780
00:28:45,349 --> 00:28:46,976
何人いるのかもわからない

781
00:28:47,059 --> 00:28:49,186
わかるのは砲台が一つあって

782
00:28:49,270 --> 00:28:50,729
この海岸を撃っているということだけだ

783
00:28:51,897 --> 00:28:53,065
もしあのとき知っていたら

784
00:28:53,149 --> 00:28:55,359
やったことはやらなかっただろう

785
00:28:55,443 --> 00:28:56,861
二百人いたかもしれない

786
00:28:56,944 --> 00:28:58,195
十人だったかもしれない

787
00:28:58,279 --> 00:28:59,280
まるで見当がつかないのだ

788
00:29:00,156 --> 00:29:01,532
大尉殿 第二分隊です

789
00:29:01,657 --> 00:29:03,325
- はい 大尉殿
- よし 聞いたとおりだ

790
00:29:03,409 --> 00:29:04,743
動くぞ 動くぞ

791
00:29:07,037 --> 00:29:09,540
私は一団を二つに分けた

792
00:29:09,665 --> 00:29:11,333
コンプトン中尉が私と共にいた

793
00:29:12,126 --> 00:29:13,127
彼に半数の兵を与え

794
00:29:13,210 --> 00:29:14,503
私が残りの半数を率いた

795
00:29:15,796 --> 00:29:17,047
指示を出してこう言った

796
00:29:18,257 --> 00:29:21,260
「コンプトン 草の中を這って進め

797
00:29:21,635 --> 00:29:24,263
そして手榴弾を投げたら

798
00:29:25,139 --> 00:29:27,141
私が残りの兵と突撃する」

799
00:29:35,858 --> 00:29:37,776
この生垣を抜けて外に出て

800
00:29:37,902 --> 00:29:39,862
そっと覗いた

801
00:29:39,945 --> 00:29:42,364
頭を上げて藪の隙間から覗くと

802
00:29:42,448 --> 00:29:44,492
そこにドイツ兵が二人見えた

803
00:29:44,575 --> 00:29:48,370
三十か五十ヤードほど先にだ

804
00:29:48,454 --> 00:29:50,331
そしてちょうどその頃

805
00:29:50,414 --> 00:29:52,416
グァルネリが走ってきて

806
00:29:52,500 --> 00:29:54,585
私の横に飛び込んできた

807
00:29:59,882 --> 00:30:00,883
バック・コンプトン そうだ

808
00:30:01,592 --> 00:30:04,470
彼と私は手榴弾を投げただ攻めていた

809
00:30:04,553 --> 00:30:06,805
今思えば愚かだが 運が良かった

810
00:30:06,931 --> 00:30:08,182
実に幸運だった

811
00:30:08,265 --> 00:30:10,309
ドイツ兵はひどく驚いたと思う

812
00:30:10,392 --> 00:30:11,685
我々が攻めてきたことに

813
00:30:11,769 --> 00:30:14,522
はるかに大きな部隊に襲われたと思ったのだ

814
00:30:14,605 --> 00:30:16,774
行け！ 行け！

815
00:30:16,899 --> 00:30:18,275
俺に続け！

816
00:30:24,907 --> 00:30:26,033
コンプトン 援護射撃だ！

817
00:30:26,116 --> 00:30:28,494
ポパイが撃たれたときのことだが

818
00:30:28,577 --> 00:30:30,746
Ｄデイの朝 彼は私のすぐ横にいた

819
00:30:32,498 --> 00:30:35,626
だから直に見たことを話せる

820
00:30:35,709 --> 00:30:37,169
彼が撃たれて

821
00:30:37,253 --> 00:30:38,712
倒れたとき ひどい傷だった

822
00:30:41,048 --> 00:30:42,424
私が撃たれたあとも

823
00:30:44,426 --> 00:30:45,636
彼を置いていきたくなかった

824
00:30:45,761 --> 00:30:46,887
そういうことだ

825
00:30:46,971 --> 00:30:48,305
申し訳ありません 中尉殿！

826
00:30:48,389 --> 00:30:49,557
しくじりました！

827
00:30:49,640 --> 00:30:51,475
知らない者たちと また同じような

828
00:30:51,559 --> 00:30:54,019
状況に陥りたくはないだろう

829
00:30:54,103 --> 00:30:56,564
そして私はこの者たちと

830
00:30:56,647 --> 00:30:58,357
三年近く共にいたのだ

831
00:30:58,440 --> 00:31:00,150
彼は言った「すみません 中尉殿

832
00:31:00,234 --> 00:31:01,402
へまをしました

833
00:31:01,485 --> 00:31:02,736
申し訳ありません」と

834
00:31:02,820 --> 00:31:04,655
理由は単純で あの草地を

835
00:31:04,780 --> 00:31:06,907
這って渡るときに

836
00:31:07,116 --> 00:31:09,076
尻を少し上げすぎてしまい

837
00:31:09,159 --> 00:31:11,161
両の尻を撃ち抜かれたのだ

838
00:31:11,870 --> 00:31:13,789
そしてひどい傷を負った

839
00:31:13,914 --> 00:31:16,500
だが彼は「すみません へまを」と

840
00:31:16,584 --> 00:31:17,585
「助けてくれ」とは言わなかった

841
00:31:18,544 --> 00:31:19,753
それが男というものだ

842
00:31:21,088 --> 00:31:22,089
くそ

843
00:31:22,172 --> 00:31:23,257
おい ポパイ どれくらいひどい

844
00:31:23,340 --> 00:31:25,259
すみません 中尉殿そんなつもりは

845
00:31:25,342 --> 00:31:26,427
残りはすべて彼がやり遂げた

846
00:31:26,510 --> 00:31:27,553
彼はいい男だ

847
00:31:27,636 --> 00:31:29,513
一 二 三

848
00:31:30,681 --> 00:31:32,224
伏せろ

849
00:31:32,308 --> 00:31:33,309
伏せろ

850
00:31:34,685 --> 00:31:36,020
私はこの人の歩みを

851
00:31:36,103 --> 00:31:37,980
伝えなければならなかった

852
00:31:38,480 --> 00:31:40,566
ポパイの物語を彼の家族のために

853
00:31:40,649 --> 00:31:41,650
語らねばならなかった

854
00:31:43,402 --> 00:31:44,862
そして台無しにしてはならなかった

855
00:31:45,446 --> 00:31:46,780
彼は仲間を失望させたと感じていた

856
00:31:47,656 --> 00:31:49,617
それはまさに証しなのだ

857
00:31:49,700 --> 00:31:50,701
あの男たちの

858
00:31:50,868 --> 00:31:51,869
そして…

859
00:31:51,952 --> 00:31:53,370
彼らが持っていた兄弟の絆の

860
00:31:54,538 --> 00:31:56,624
それで中尉殿が我々の指揮官では

861
00:31:58,042 --> 00:31:59,293
ああ そうなる

862
00:31:59,376 --> 00:32:01,211
最大の恐れは 仲間を

863
00:32:01,295 --> 00:32:02,421
失望させたくないということだ

864
00:32:02,796 --> 00:32:05,382
隣に立つ者を失望させたくない

865
00:32:05,799 --> 00:32:07,176
そして指揮官なら 部下を

866
00:32:07,259 --> 00:32:08,302
失望させたくないと思う

867
00:32:09,970 --> 00:32:11,889
我々は決断を下したと思う

868
00:32:12,097 --> 00:32:13,599
この男をいきなり

869
00:32:13,891 --> 00:32:14,892
スーパーマンにはしない

870
00:32:15,017 --> 00:32:16,018
第一話からはだ

871
00:32:16,101 --> 00:32:17,728
彼がスーパーマンになる過程を見せよう

872
00:32:18,020 --> 00:32:19,647
信じがたいことをやる姿を見せる

873
00:32:19,855 --> 00:32:20,856
だがそれでも迷いはある

874
00:32:20,939 --> 00:32:21,940
彼はまだ若い男だ

875
00:32:22,024 --> 00:32:23,150
彼は飛行機から飛び降りたばかりだ

876
00:32:23,233 --> 00:32:24,276
ヨーロッパを

877
00:32:24,360 --> 00:32:25,486
解放するために

878
00:32:25,569 --> 00:32:26,737
二十六歳だ

879
00:32:26,904 --> 00:32:29,031
五十人の兵を預かっている

880
00:32:29,198 --> 00:32:31,200
その成長をただ見ていこうと

881
00:32:32,618 --> 00:32:34,286
ディックはそれを好まなかったと思う

882
00:32:34,370 --> 00:32:36,497
考える姿を描いてほしかったのだ

883
00:32:36,830 --> 00:32:37,831
その役割へと育っていく姿を

884
00:32:37,915 --> 00:32:39,583
彼は「私はただわかっていた」と

885
00:32:40,751 --> 00:32:42,169
全部を見終えたあとで

886
00:32:42,252 --> 00:32:44,213
彼のところへ戻り「今はど
う思いますか」と聞いた

887
00:32:44,296 --> 00:32:45,589
彼は私の肩に手を置いてこう言った

888
00:32:45,673 --> 00:32:47,383
「坊主 見事だった」

889
00:32:51,053 --> 00:32:54,014
これが「マーケット・ガーデン作戦」だ

890
00:32:54,098 --> 00:32:55,683
投入された空挺師団の数で言えば

891
00:32:55,766 --> 00:32:58,102
これはノルマンディーより大きい

892
00:32:58,185 --> 00:32:59,978
占領下のオランダの奥深くへ降下する

893
00:33:01,897 --> 00:33:03,273
ウィンターズが来たのは

894
00:33:03,357 --> 00:33:05,776
第四話の撮影中で待ち伏せを受ける

895
00:33:07,069 --> 00:33:08,612
別の中尉が撃たれるところで

896
00:33:08,696 --> 00:33:11,407
飛び降り 兵は戦車から飛び降りる

897
00:33:12,950 --> 00:33:13,951
ディック・ウィンターズは帰った

898
00:33:15,577 --> 00:33:16,578
家に帰ってしまった

899
00:33:17,162 --> 00:33:18,163
「もう十分見た」と言ってね

900
00:33:18,872 --> 00:33:19,873
彼らには見ていられなかった

901
00:33:20,290 --> 00:33:21,709
我々のしていることを見るのは

902
00:33:21,792 --> 00:33:23,252
彼らには生々しすぎたのだ

903
00:33:24,628 --> 00:33:25,754
それは我々が受け取りうる

904
00:33:25,879 --> 00:33:26,922
最大の賛辞だった

905
00:33:30,217 --> 00:33:31,552
撃たれることはありましたか

906
00:33:31,635 --> 00:33:33,637
ああ そのとき知ったんだ

907
00:33:33,721 --> 00:33:36,265
弾が歌うのが聞こえるうちは

908
00:33:37,349 --> 00:33:38,517
当たりはしないということを

909
00:33:38,600 --> 00:33:40,018
だが耳のそばでパチンと鳴ったら

910
00:33:40,102 --> 00:33:41,103
近づいてきているということだ

911
00:33:42,813 --> 00:33:44,314
口笛のようでしたか 弾ける音で

912
00:33:44,398 --> 00:33:45,566
弾ける音だ

913
00:33:48,819 --> 00:33:49,820
後退！

914
00:33:49,903 --> 00:33:51,029
後退！

915
00:33:51,113 --> 00:33:52,114
後退！

916
00:33:53,741 --> 00:33:55,325
行け 行け 行け！

917
00:33:55,409 --> 00:33:56,744
進み続けろ 止まるな！

918
00:33:57,578 --> 00:33:58,829
オランダでは…

919
00:33:58,954 --> 00:33:59,955
行くぞ！

920
00:34:00,038 --> 00:34:02,040
そこで我々は非常に厳しい

921
00:34:03,000 --> 00:34:04,084
戦いを経験した

922
00:34:04,168 --> 00:34:05,169
だから

923
00:34:05,252 --> 00:34:07,296
連隊全体としては

924
00:34:07,379 --> 00:34:08,380
そうだ

925
00:34:08,839 --> 00:34:10,924
生き延びて勝利したと言える

926
00:34:13,010 --> 00:34:15,137
だが多くの交戦で敗れもした

927
00:34:18,724 --> 00:34:20,267
来い！

928
00:34:20,350 --> 00:34:21,727
静かに！

929
00:34:21,810 --> 00:34:24,646
ＳＳ第一および第六装甲師団の部隊が

930
00:34:24,730 --> 00:34:26,690
アルデンヌの森で突破した

931
00:34:27,107 --> 00:34:28,275
我々はノルマンディーにいた

932
00:34:29,067 --> 00:34:30,194
我々はオランダにいた

933
00:34:31,028 --> 00:34:32,613
自分たちが力のある

934
00:34:32,696 --> 00:34:34,490
戦闘部隊だとわかっていた

935
00:34:36,241 --> 00:34:38,786
バストーニュへ発ったとき

936
00:34:39,703 --> 00:34:41,413
装備が足りていなかった

937
00:34:42,080 --> 00:34:43,791
弾薬も十分ではなかった

938
00:34:43,999 --> 00:34:45,834
防寒着も十分ではなかった

939
00:34:46,460 --> 00:34:48,879
だが自信はあった

940
00:34:49,004 --> 00:34:50,005
おい 相棒

941
00:34:50,088 --> 00:34:51,256
おい 相棒 おい 相棒

942
00:34:51,340 --> 00:34:52,341
何があった

943
00:34:52,424 --> 00:34:53,592
一体どこへ行くつもりだ

944
00:34:53,675 --> 00:34:55,135
奴らはどこからともなく現れた

945
00:34:55,219 --> 00:34:56,428
我々は虐殺された

946
00:34:56,512 --> 00:34:57,513
ここから逃げたほうがいい

947
00:34:57,596 --> 00:34:59,556
今着いたばかりだ 弾薬を取れ

948
00:34:59,640 --> 00:35:01,558
入っていく途中で見た兵士たちは

949
00:35:01,642 --> 00:35:03,435
完全に打ちのめされていた

950
00:35:03,519 --> 00:35:05,562
つまり 彼らはただ

951
00:35:06,647 --> 00:35:07,898
そこから逃げようとしていた

952
00:35:09,399 --> 00:35:10,692
道をあけろ！ おい！

953
00:35:10,776 --> 00:35:11,777
道をあけろ！

954
00:35:11,860 --> 00:35:12,820
弾薬があるぞ！

955
00:35:12,903 --> 00:35:14,238
持てるだけ持っていけ！

956
00:35:14,780 --> 00:35:16,240
中尉殿 まさに天の恵みです

957
00:35:17,908 --> 00:35:20,077
私はジョージ・Ｃ・ライス中尉を演じた

958
00:35:20,994 --> 00:35:22,788
彼は九往復した

959
00:35:23,288 --> 00:35:25,374
信じられないことだ

960
00:35:25,457 --> 00:35:27,292
できればもう一度弾薬を運ぶ

961
00:35:27,376 --> 00:35:28,710
だが当てにはするな

962
00:35:28,794 --> 00:35:29,795
ありがとうございます

963
00:35:29,878 --> 00:35:30,879
こいつは俺が引き受ける

964
00:35:32,756 --> 00:35:35,259
装甲師団がまもなく南の道を断つ

965
00:35:37,261 --> 00:35:38,929
君たちは包囲されることになりそうだ

966
00:35:39,304 --> 00:35:40,931
我々は落下傘兵です 中尉殿

967
00:35:41,181 --> 00:35:42,724
包囲されるのが本分であります

968
00:35:42,808 --> 00:35:44,309
祖父は戦争のことを

969
00:35:44,393 --> 00:35:47,104
経験したことをあまり語らなかった

970
00:35:47,187 --> 00:35:49,857
父でさえ多くは語らなかった

971
00:35:49,940 --> 00:35:51,275
あの世代というものは

972
00:35:52,109 --> 00:35:53,861
とても謙虚で とても寡黙なのだ

973
00:35:53,944 --> 00:35:56,154
だからこの話を聞けるのは稀なことだ

974
00:35:56,238 --> 00:35:58,949
宝物だ しかも実際に起きたことだ

975
00:35:59,283 --> 00:36:00,951
そして思うんだ

976
00:36:01,076 --> 00:36:02,619
これを見ていると まるで

977
00:36:02,911 --> 00:36:04,955
歴史の授業のようだと 「うわあ

978
00:36:05,289 --> 00:36:06,290
想像できるか」と言いたくなる

979
00:36:06,957 --> 00:36:08,041
幸運を

980
00:36:08,292 --> 00:36:09,376
ありがとう

981
00:36:11,795 --> 00:36:13,046
本当に その中に入り込むと

982
00:36:13,380 --> 00:36:15,090
感じ始めるんだ

983
00:36:15,507 --> 00:36:16,967
第二次大戦では

984
00:36:17,342 --> 00:36:20,554
誰もがどれほど若かったかを
「待て これは子供だ」と

985
00:36:25,267 --> 00:36:26,643
覚えていないのだが

986
00:36:26,727 --> 00:36:28,979
記録上最も寒い冬だったのか

987
00:36:29,062 --> 00:36:30,647
三十年か五十年で最も寒い冬か

988
00:36:30,731 --> 00:36:32,900
だがひどく寒い冬だった

989
00:36:35,110 --> 00:36:37,195
あの人たちの経験は想像もつかない

990
00:36:38,864 --> 00:36:40,282
私が思うに

991
00:36:40,365 --> 00:36:43,201
バストーニュで際立っていたのは

992
00:36:43,660 --> 00:36:45,746
どれほど無防備でいるかということだ

993
00:36:48,749 --> 00:36:51,001
敵が我々を包囲し始めると

994
00:36:51,543 --> 00:36:54,588
防御線は広がり続け

995
00:36:55,422 --> 00:36:58,216
やがて十六マイルの防衛線が

996
00:36:58,800 --> 00:37:00,010
バストーニュを囲むことになった

997
00:37:01,219 --> 00:37:03,430
そして我々はそれを守り抜いた

998
00:37:03,513 --> 00:37:04,556
負傷者だ！

999
00:37:05,432 --> 00:37:06,725
我々は後にこれを

1000
00:37:07,809 --> 00:37:10,020
ドーナツの穴と呼んだ

1001
00:37:12,773 --> 00:37:14,524
ドーナツだ 真ん中に穴がある

1002
00:37:15,651 --> 00:37:17,319
あの穴を外すことなどできない

1003
00:37:17,527 --> 00:37:18,737
包囲されているのだ

1004
00:37:19,154 --> 00:37:20,739
奴らはひたすら砲撃を続けるだけだ

1005
00:37:20,864 --> 00:37:22,282
砲撃から逃れる術はない

1006
00:37:25,369 --> 00:37:27,454
部下をここから出せ！ 引き戻せ！

1007
00:37:27,537 --> 00:37:28,664
行くぞ！

1008
00:37:28,747 --> 00:37:30,332
バストーニュでのことを覚えている

1009
00:37:30,624 --> 00:37:32,292
こう思っていた「グァルネリと俺は

1010
00:37:32,376 --> 00:37:33,669
この穴を分け合っていた」と

1011
00:37:35,587 --> 00:37:37,339
そして我々はとても近しくなった

1012
00:37:38,674 --> 00:37:41,009
そしてお前だ ワイルド・ビル

1013
00:37:42,219 --> 00:37:43,804
貴様を使える人間にするために

1014
00:37:43,929 --> 00:37:46,723
どれだけ時間を注ぎ込んだと思う

1015
00:37:46,807 --> 00:37:49,351
グァルネリについては疑いようがない

1016
00:37:49,434 --> 00:37:51,395
あの手強く 硬い

1017
00:37:53,981 --> 00:37:55,565
たぐいの男だ

1018
00:37:56,400 --> 00:37:58,193
他にもいたはずだ

1019
00:37:58,276 --> 00:37:59,695
そうだな ジョー・トイという

1020
00:37:59,778 --> 00:38:01,780
名の男を覚えている

1021
00:38:03,031 --> 00:38:05,409
彼は手強い男だった

1022
00:38:06,076 --> 00:38:07,786
蔑んで言うのではない

1023
00:38:08,161 --> 00:38:10,372
手強いというのは

1024
00:38:11,540 --> 00:38:12,958
芯の強さのことだ

1025
00:38:14,584 --> 00:38:15,585
来るぞ！

1026
00:38:16,628 --> 00:38:17,629
伏せろ！

1027
00:38:20,298 --> 00:38:21,633
伏せろ！

1028
00:38:25,846 --> 00:38:26,847
くそ！

1029
00:38:26,930 --> 00:38:29,099
第七話でビルと

1030
00:38:29,182 --> 00:38:30,517
ジョー・トイは脚を失う

1031
00:38:32,728 --> 00:38:33,729
くそ！

1032
00:38:34,271 --> 00:38:35,272
しっかりしろ ジョー

1033
00:38:35,355 --> 00:38:37,024
頼む 相棒 しっかりしろ！

1034
00:38:38,525 --> 00:38:40,068
持ちこたえろ！ 今行く！今行く！

1035
00:38:42,654 --> 00:38:43,697
やめろ！

1036
00:38:46,450 --> 00:38:49,327
ビルがそれをどう受け止めたのか

1037
00:38:50,120 --> 00:38:51,204
知りたかった

1038
00:38:51,538 --> 00:38:53,415
彼はバストーニュがいかにひどかったか

1039
00:38:53,498 --> 00:38:54,708
あの絶え間ない砲撃が

1040
00:38:54,791 --> 00:38:56,001
いかに恐ろしかったかを語った

1041
00:38:56,668 --> 00:38:57,669
だが

1042
00:38:57,919 --> 00:38:59,880
彼は決して…

1043
00:38:59,963 --> 00:39:01,673
「ああ やられたよ そうさ」と

1044
00:39:01,757 --> 00:39:04,134
軽く流すのでカーウッドに電話した

1045
00:39:04,593 --> 00:39:06,970
リプトンさんと話すと 彼はこう

1046
00:39:07,429 --> 00:39:08,430
私は「彼が撃たれたとき」と言った

1047
00:39:08,513 --> 00:39:10,390
すると彼はひどく静かになり

1048
00:39:10,932 --> 00:39:12,517
動揺しているのがわかった

1049
00:39:12,976 --> 00:39:14,144
そこで私は言った「あのですね

1050
00:39:14,269 --> 00:39:16,146
リプトンさん話さなくていいんです

1051
00:39:16,229 --> 00:39:18,940
生々しすぎるとわかりますから」

1052
00:39:20,859 --> 00:39:22,069
私はグァルネリのところへ行った

1053
00:39:23,612 --> 00:39:25,572
彼は地面に座っていた

1054
00:39:25,739 --> 00:39:28,533
脚がひどく潰されていた

1055
00:39:28,950 --> 00:39:30,077
自分の脚を抱えていて

1056
00:39:30,160 --> 00:39:31,495
その脚がこんなふうに痙攣していた

1057
00:39:33,330 --> 00:39:34,331
そして…

1058
00:39:37,959 --> 00:39:38,960
彼は言った「リップ

1059
00:39:39,252 --> 00:39:41,922
今度ばかりは俺もやられた」と

1060
00:39:43,590 --> 00:39:45,467
前にも撃たれたことはあったが

1061
00:39:45,550 --> 00:39:46,593
今度は本当にやられていた

1062
00:39:54,768 --> 00:39:56,478
俺がついている

1063
00:39:56,561 --> 00:39:58,605
私はジョー・トイの命を救っていない

1064
00:39:59,022 --> 00:40:00,607
救ったのかもしれない わからない

1065
00:40:01,566 --> 00:40:03,401
だが言うように 彼は俺の相棒だ

1066
00:40:03,777 --> 00:40:04,903
誰のためでもそうしただろう

1067
00:40:06,196 --> 00:40:08,573
役者としてとても助けられた

1068
00:40:09,032 --> 00:40:11,368
本物の木が実際に爆発したことに

1069
00:40:12,327 --> 00:40:13,620
グリーンバックではなかった

1070
00:40:13,703 --> 00:40:14,704
それは…

1071
00:40:16,998 --> 00:40:18,208
あの瞬間 本当に感じたんだ

1072
00:40:19,209 --> 00:40:21,002
バックが私と共にいると

1073
00:40:24,798 --> 00:40:26,383
衛生兵！

1074
00:40:28,969 --> 00:40:31,096
仲間が目の前で吹き飛ばされるのを見て

1075
00:40:32,430 --> 00:40:33,807
私はバックになった気がした

1076
00:40:33,932 --> 00:40:36,434
だからあの瞬間は真実だった

1077
00:40:37,310 --> 00:40:38,687
我々は兄弟の絆で結ばれていたからだ

1078
00:40:40,772 --> 00:40:41,898
我々は生き延びる運命だった

1079
00:40:41,982 --> 00:40:42,983
よし

1080
00:40:43,066 --> 00:40:46,236
人はさまざまなやり方で

1081
00:40:46,319 --> 00:40:47,988
嘆き 悲しむ そして我々は

1082
00:40:48,071 --> 00:40:49,364
ある状況の重みを抱えて生きる

1083
00:40:49,447 --> 00:40:51,616
あの人たちはその状況の重みを

1084
00:40:51,700 --> 00:40:53,243
生涯抱え続けた 頭の中にあった

1085
00:40:53,368 --> 00:40:54,369
思いを知るのは彼らだけだ

1086
00:40:54,452 --> 00:40:56,079
眠りにつくことが

1087
00:40:56,163 --> 00:40:57,164
あるいは眠らずにいることが

1088
00:40:57,789 --> 00:40:59,499
どれほど難しかったかも彼らだけが知る

1089
00:40:59,583 --> 00:41:01,459
それは彼らにとって深く私的なことだ

1090
00:41:04,629 --> 00:41:06,673
あの二人を失ったことは

1091
00:41:07,632 --> 00:41:08,633
彼を打ちのめした

1092
00:41:08,800 --> 00:41:10,635
ウィンターズは判断した 彼が…

1093
00:41:11,052 --> 00:41:13,638
中隊に残るには参りすぎていると

1094
00:41:13,722 --> 00:41:15,056
だから彼を転属させた

1095
00:41:15,140 --> 00:41:16,933
コンプトンは立派な将校だった

1096
00:41:17,726 --> 00:41:18,727
立派な兵士だった

1097
00:41:19,394 --> 00:41:21,730
ただ悪い時に彼を襲っただけだ

1098
00:41:22,230 --> 00:41:23,273
彼は決してこうは言わなかった

1099
00:41:23,356 --> 00:41:24,691
「あのとき私はこう感じた」とは

1100
00:41:25,442 --> 00:41:26,902
むしろあの

1101
00:41:27,110 --> 00:41:28,361
千ヤードの凝視だった

1102
00:41:28,445 --> 00:41:29,905
あの日はどんな様子だったかと

1103
00:41:29,988 --> 00:41:31,489
私が尋ねたときの

1104
00:41:31,740 --> 00:41:32,782
ああいう男たちは

1105
00:41:32,908 --> 00:41:35,160
ごく少ない言葉で多くを語る

1106
00:41:42,375 --> 00:41:44,669
部下をよく知り 部下を思いやった

1107
00:41:44,753 --> 00:41:45,837
もちろんディック・ウィンターズは

1108
00:41:45,921 --> 00:41:47,214
「部下に近づきすぎるな」と言った

1109
00:41:47,297 --> 00:41:48,798
だがバック・コンプトンは

1110
00:41:48,924 --> 00:41:50,217
そういう人ではなかった

1111
00:41:50,884 --> 00:41:52,469
何かを愛したら全部を懸けて愛した

1112
00:41:52,928 --> 00:41:56,139
バックのそこを心から尊敬している

1113
00:41:56,932 --> 00:41:59,100
だから最後はあれほど辛かったのだ

1114
00:41:59,184 --> 00:42:01,102
当時 心的外傷後ストレス障
害という言葉さえなかった

1115
00:42:03,188 --> 00:42:04,689
第一〇一空挺師団が名を成したのは

1116
00:42:04,773 --> 00:42:07,067
バルジの戦いでの働きによってだ

1117
00:42:07,776 --> 00:42:08,818
新聞は彼らをこう呼んだ

1118
00:42:08,902 --> 00:42:10,695
バストーニュの打ちのめされた野郎ども

1119
00:42:11,071 --> 00:42:12,155
この役者たちにとって彼らは幽霊だ

1120
00:42:12,239 --> 00:42:13,740
自分をペンカラと名乗るとき

1121
00:42:13,823 --> 00:42:15,617
あるいはマックやルースと名乗るとき

1122
00:42:16,076 --> 00:42:17,452
それは役名ではなかった

1123
00:42:17,661 --> 00:42:19,037
彼らはあの男たちと深く

1124
00:42:19,120 --> 00:42:20,163
親密な関係を築いていた

1125
00:42:20,247 --> 00:42:21,331
彼らはあの男たちを愛し

1126
00:42:21,414 --> 00:42:22,624
そして君たちは彼らを演じていた

1127
00:42:26,628 --> 00:42:27,629
我々は巡った

1128
00:42:27,963 --> 00:42:29,881
イージー中隊の足跡をたどって

1129
00:42:29,965 --> 00:42:31,591
我々は絆を結んだ フランクと私は

1130
00:42:31,675 --> 00:42:33,426
ではこれが唯一の当時の家ですか

1131
00:42:33,510 --> 00:42:34,719
いや 道の向こう側の

1132
00:42:34,803 --> 00:42:36,680
ドイツ軍の司令部のところに

1133
00:42:36,763 --> 00:42:40,058
バストーニュでバスを降
りた瞬間を覚えている

1134
00:42:40,141 --> 00:42:41,434
我々は歩いて入り始めた

1135
00:42:41,518 --> 00:42:43,103
この人たちの多くは戻っていない

1136
00:42:43,186 --> 00:42:44,813
ほとんどが一度も戻っていないのだ

1137
00:42:45,939 --> 00:42:46,940
そして…

1138
00:42:47,315 --> 00:42:49,776
我々は少し後ろに下がった

1139
00:42:50,443 --> 00:42:51,444
いいだろう

1140
00:42:51,528 --> 00:42:52,904
我が家だな ビル

1141
00:42:53,363 --> 00:42:54,364
ああ そうだ

1142
00:42:58,368 --> 00:42:59,369
そのとおりです

1143
00:43:00,036 --> 00:43:01,955
今日この穴に誰が寝たか誰が知る

1144
00:43:04,082 --> 00:43:05,667
だからそこを歩いていると

1145
00:43:05,750 --> 00:43:06,751
彼らの姿が見えるようだった

1146
00:43:08,586 --> 00:43:09,796
「そうだな 俺なら…

1147
00:43:09,879 --> 00:43:12,257
もし彼がちょうどここにいたなら

1148
00:43:13,383 --> 00:43:14,926
ああ たぶん俺はここにいただろう

1149
00:43:15,343 --> 00:43:16,511
俺はちょうどここにいただろう」

1150
00:43:16,594 --> 00:43:17,679
そしてただ「すごいな」と言うんだ

1151
00:43:17,762 --> 00:43:20,098
我々のたこつぼはちょうどここにあった

1152
00:43:20,557 --> 00:43:22,892
そしてあちらの区域 あちらの区域

1153
00:43:22,976 --> 00:43:25,520
移動して掘り直すたびにどこにでも

1154
00:43:26,855 --> 00:43:29,024
ドイツ軍には砲弾がたっぷりあった

1155
00:43:29,316 --> 00:43:30,317
最も意図的な…

1156
00:43:30,400 --> 00:43:31,401
あれはちょうどここを通った

1157
00:43:31,484 --> 00:43:32,777
砲撃だ

1158
00:43:32,902 --> 00:43:34,612
その中でも最も意図的なものだ

1159
00:43:34,863 --> 00:43:36,489
信じられないだろうここにいないとな

1160
00:43:36,823 --> 00:43:38,199
ただ穴に飛び込んで

1161
00:43:38,283 --> 00:43:40,201
祈るだけだ それだけだ

1162
00:43:40,285 --> 00:43:42,412
直撃すれば 気づくこともない

1163
00:43:43,913 --> 00:43:44,914
腕と腕が

1164
00:43:45,498 --> 00:43:46,541
互いに回された

1165
00:43:47,167 --> 00:43:48,626
泣いていた 何人かは泣いていた

1166
00:43:48,710 --> 00:43:49,711
そして冗談を言う者もいて

1167
00:43:49,794 --> 00:43:50,795
涙まじりの笑いになった

1168
00:43:51,254 --> 00:43:53,673
ここの砲撃は信じられませんよ中尉殿

1169
00:43:53,757 --> 00:43:56,259
- ああ
- 砲撃 砲撃など覚えていない

1170
00:43:57,552 --> 00:43:59,679
雪もなかったと言っただろう

1171
00:43:59,763 --> 00:44:01,723
この人の言うことは信じられません

1172
00:44:08,229 --> 00:44:10,523
若い男にとってあまりに強烈だった

1173
00:44:10,607 --> 00:44:12,192
私にとってだが 私の話ではない

1174
00:44:12,567 --> 00:44:14,652
そこにいて目撃することは人を変えるからだ

1175
00:44:27,415 --> 00:44:28,750
彼は「一緒に来てください」と言った

1176
00:44:29,209 --> 00:44:31,211
何だ 何だ 何だ

1177
00:44:31,294 --> 00:44:32,587
フランク フランク どうした

1178
00:44:34,422 --> 00:44:35,465
わかりません 中尉殿

1179
00:44:36,966 --> 00:44:37,967
わかりません

1180
00:44:38,927 --> 00:44:41,096
あの柵のところへ連れて行かれ

1181
00:44:41,930 --> 00:44:45,433
私は犠牲者たちを見ていた

1182
00:44:45,725 --> 00:44:47,811
そこは強制収容所だった

1183
00:44:49,187 --> 00:44:50,605
そしてこれはもちろん後に

1184
00:44:50,688 --> 00:44:52,357
ホロコーストと呼ばれるものだった

1185
00:44:54,234 --> 00:44:55,860
彼らは殺されていた

1186
00:44:55,944 --> 00:44:56,945
餓死させられ そして

1187
00:44:57,237 --> 00:44:59,447
この国でごみを埋めるように埋められた

1188
00:45:01,658 --> 00:45:02,909
溝を掘って全員を押し込み

1189
00:45:02,992 --> 00:45:03,993
そこに詰め込んで

1190
00:45:04,077 --> 00:45:05,078
上から覆いをかけるのだ

1191
00:45:07,038 --> 00:45:08,665
では門を開けて中に入ったのですか

1192
00:45:12,669 --> 00:45:14,295
言葉では言い表せない

1193
00:45:14,379 --> 00:45:16,423
だが彼らの目を見つめると

1194
00:45:17,966 --> 00:45:19,217
彼らは頭を垂れ

1195
00:45:19,592 --> 00:45:20,927
目を伏せるのだ

1196
00:45:22,429 --> 00:45:24,431
そしてそれが思い出させるのは

1197
00:45:25,723 --> 00:45:27,267
一匹の犬だ

1198
00:45:27,434 --> 00:45:29,686
虐げられ 打たれてきた犬を

1199
00:45:32,230 --> 00:45:33,606
そして正直なところ私は

1200
00:45:33,690 --> 00:45:36,234
「今わかったなぜここにいるのか」と

1201
00:45:40,864 --> 00:45:42,407
飢え死にしかけ

1202
00:45:42,490 --> 00:45:43,908
凍え死にしかけ

1203
00:45:44,367 --> 00:45:45,827
撃たれ続けてきた

1204
00:45:46,035 --> 00:45:47,412
なぜ私はここにいるのか

1205
00:45:49,622 --> 00:45:50,957
だがそれを見たあとには

1206
00:45:51,040 --> 00:45:52,083
「わかった」と言えるのだ

1207
00:45:56,463 --> 00:45:59,799
誰一人として思いもしなかった

1208
00:46:01,134 --> 00:46:03,761
こんなものを見ることになるとは

1209
00:46:03,887 --> 00:46:05,805
どんな収容所だったか聞いてくれ

1210
00:46:07,557 --> 00:46:08,933
その ええと…

1211
00:46:09,017 --> 00:46:10,018
だから我々が…

1212
00:46:10,560 --> 00:46:12,187
初めてそれを見たとき

1213
00:46:12,270 --> 00:46:13,354
それは衝撃だった

1214
00:46:13,980 --> 00:46:14,981
だが ええと…

1215
00:46:15,440 --> 00:46:16,983
どうすればいいかわからなかった

1216
00:46:17,984 --> 00:46:20,487
そして…

1217
00:46:20,570 --> 00:46:22,071
我々の任務は

1218
00:46:22,155 --> 00:46:24,824
この戦争を終わらせるため進むことだった

1219
00:46:27,494 --> 00:46:28,578
意図的に

1220
00:46:28,661 --> 00:46:30,538
製作側はあのセットを隠していた

1221
00:46:30,747 --> 00:46:31,873
我々は見ることを許されなかった

1222
00:46:31,956 --> 00:46:33,041
建てられていることさえ知らなかった

1223
00:46:33,124 --> 00:46:34,250
向こう側に建てられていたのだ

1224
00:46:35,001 --> 00:46:37,837
だからあの話に至ったとき

1225
00:46:37,921 --> 00:46:38,922
デイヴィッド・フランケルは

1226
00:46:39,214 --> 00:46:40,381
その回を監督した人だが

1227
00:46:40,465 --> 00:46:42,342
彼には両方の側に

1228
00:46:42,425 --> 00:46:43,468
収容所にいた親族がいた

1229
00:46:44,302 --> 00:46:45,929
だから彼には非常に私的なことだった

1230
00:46:47,597 --> 00:46:49,307
特にあの回は

1231
00:46:49,390 --> 00:46:51,726
誰にとっても非常に重い回だった

1232
00:46:52,143 --> 00:46:54,354
それは核心を突く回だからだと思う

1233
00:46:54,437 --> 00:46:56,022
そしてまたしても

1234
00:46:56,231 --> 00:46:57,565
鍵は題名にある「なぜ我々は戦うのか」

1235
00:46:58,316 --> 00:46:59,567
彼らはユダヤ人だ

1236
00:46:59,734 --> 00:47:00,985
本当に思い知らされる

1237
00:47:01,069 --> 00:47:02,320
この作品の重みを

1238
00:47:02,403 --> 00:47:04,239
そしてそれが観る者にとって

1239
00:47:05,114 --> 00:47:06,199
何を意味するのかを

1240
00:47:15,375 --> 00:47:16,960
戦争を見つけるのは非常に難しい

1241
00:47:17,877 --> 00:47:19,629
明白な正しさと

1242
00:47:19,754 --> 00:47:21,256
明白な誤りがあった戦争を

1243
00:47:21,339 --> 00:47:22,340
そして…

1244
00:47:22,715 --> 00:47:24,092
第二次世界大戦は

1245
00:47:25,426 --> 00:47:26,427
まさにそれなのだ

1246
00:47:26,803 --> 00:47:30,098
実感として本当にあると思う

1247
00:47:31,015 --> 00:47:32,725
もし勝っていなかったら

1248
00:47:34,352 --> 00:47:37,105
違う世界に生きていただろうと

1249
00:47:45,655 --> 00:47:47,615
五月五日にベルヒテスガーデンを取った

1250
00:47:48,032 --> 00:47:50,743
戦闘もなく 銃撃もなかった

1251
00:47:52,078 --> 00:47:53,913
戦争は五月八日に終わった

1252
00:47:55,582 --> 00:47:57,417
世界中で群衆が

1253
00:47:57,500 --> 00:47:59,127
欧州での終戦を歓呼して迎えた

1254
00:47:59,210 --> 00:48:00,795
我々が気にかけていたのはただ一つ

1255
00:48:02,088 --> 00:48:03,590
イージー中隊がこれを観るということ

1256
00:48:04,424 --> 00:48:06,759
仮に賞を総なめにしても 彼らが

1257
00:48:07,385 --> 00:48:08,428
「どうかな

1258
00:48:08,678 --> 00:48:09,679
どうかな」

1259
00:48:10,430 --> 00:48:11,472
「いかにもハリウッドだ」と言えば

1260
00:48:11,556 --> 00:48:12,599
何の意味もない

1261
00:48:14,225 --> 00:48:15,893
人生でこれ以上のことは

1262
00:48:17,103 --> 00:48:19,105
得られないと思う

1263
00:48:19,188 --> 00:48:20,690
ノルマンディーの浜辺に立ち

1264
00:48:20,982 --> 00:48:22,692
『バンド・オブ・ブラザース』の初上映を

1265
00:48:22,859 --> 00:48:24,527
本物のイージー中隊の男たちと迎える

1266
00:48:25,987 --> 00:48:28,239
我々がどう思うかより

1267
00:48:28,323 --> 00:48:30,158
さらに重要だったのは

1268
00:48:30,241 --> 00:48:31,701
あの人たちがどう思うかだった

1269
00:48:32,035 --> 00:48:34,245
そしてこう思っていたのを覚えている

1270
00:48:34,579 --> 00:48:36,497
「誇りに思ってもらえますように」

1271
00:48:36,581 --> 00:48:38,791
役者は皆少し緊張していたと思う

1272
00:48:38,875 --> 00:48:40,084
待っていたのだ

1273
00:48:40,918 --> 00:48:42,795
退役軍人たちがあの人物の描き方に

1274
00:48:42,920 --> 00:48:45,006
どう応えるかを

1275
00:48:45,089 --> 00:48:47,884
上映が終わって彼らが観た直後

1276
00:48:48,676 --> 00:48:52,180
半数がすぐに「この野郎」と言った

1277
00:48:52,263 --> 00:48:53,264
わかるだろう

1278
00:48:53,348 --> 00:48:55,642
彼らには生々しすぎたのだ

1279
00:48:56,476 --> 00:48:57,810
バックが心を動かされるのを

1280
00:48:58,936 --> 00:48:59,937
見たことがなかった

1281
00:49:01,272 --> 00:49:03,149
そしてバック・コンプトンに

1282
00:49:03,232 --> 00:49:05,735
熊のように抱きしめられるのは…

1283
00:49:13,117 --> 00:49:14,702
アカデミー賞などいらない

1284
00:49:16,829 --> 00:49:18,748
エミー賞もいらない 全部いらない

1285
00:49:20,083 --> 00:49:21,250
あれが私の最高の賞だった

1286
00:49:27,757 --> 00:49:29,258
決してわからないものだ

1287
00:49:30,218 --> 00:49:31,302
上映会の場内を

1288
00:49:31,386 --> 00:49:32,679
見回すこともできる

1289
00:49:32,762 --> 00:49:34,097
製作総指揮の面々と

1290
00:49:34,180 --> 00:49:35,473
背中を叩き合うこともできる

1291
00:49:35,556 --> 00:49:37,767
彼らは「これはなかなかだ」と言う

1292
00:49:38,059 --> 00:49:41,062
だが市場がどう応えるかはわからない

1293
00:49:41,771 --> 00:49:43,648
まったく 大変なことになった

1294
00:49:43,731 --> 00:49:45,358
初放送は

1295
00:49:45,441 --> 00:49:46,526
九月九日だった

1296
00:49:46,609 --> 00:49:48,277
その二日後にあのビルが崩れ落ちたのだ

1297
00:49:48,361 --> 00:49:49,987
つい先ほど 何かが

1298
00:49:50,363 --> 00:49:53,241
飛行機と見られるものが南棟に突入しました

1299
00:49:53,324 --> 00:49:54,742
世界貿易センターの

1300
00:49:54,867 --> 00:49:56,786
そしてまっすぐに突き刺さった

1301
00:49:56,911 --> 00:49:59,956
おそらくは意図的に…

1302
00:50:00,039 --> 00:50:01,374
- なんてことだ
- ああ 神よ

1303
00:50:01,457 --> 00:50:02,458
もう一機来ています

1304
00:50:02,542 --> 00:50:04,127
まだ一話しか放送していなかった

1305
00:50:04,335 --> 00:50:06,421
ＨＢＯは深く息をついてこう言った

1306
00:50:06,504 --> 00:50:08,381
「まあ このまま流させよう

1307
00:50:08,464 --> 00:50:10,466
もっと大きな問題があるのだから」

1308
00:50:11,801 --> 00:50:12,802
ティッパー！

1309
00:50:13,511 --> 00:50:14,595
返事をしろ！ ティップ！

1310
00:50:14,679 --> 00:50:16,347
持ちこたえろ 相棒

1311
00:50:16,431 --> 00:50:18,891
大丈夫だ 手当てしてやるからな

1312
00:50:19,767 --> 00:50:22,019
- ああ
- これが人の見たいものだろうか

1313
00:50:22,103 --> 00:50:24,021
国全体がこれほど深く嘆いているときに

1314
00:50:24,105 --> 00:50:26,232
さらに人が死ぬところを

1315
00:50:26,566 --> 00:50:28,568
だがそれはある意味で

1316
00:50:28,693 --> 00:50:31,070
人々を結ぶ拠り所になっていった

1317
00:50:31,404 --> 00:50:32,780
そのとき爆発音を聞いた

1318
00:50:33,156 --> 00:50:35,241
そのとき二つ目の棟が崩れ落ちた

1319
00:50:35,324 --> 00:50:36,659
私はいつもビルに尋ねていた

1320
00:50:36,951 --> 00:50:38,745
「もし今日それが起きたら

1321
00:50:39,370 --> 00:50:41,289
今の世代も同じことを

1322
00:50:41,581 --> 00:50:42,749
すると思いますか」と

1323
00:50:42,999 --> 00:50:44,000
すると彼はこう言った

1324
00:50:44,250 --> 00:50:45,334
「もし今日それが起きたら

1325
00:50:45,418 --> 00:50:46,586
若い連中も同じことをするさ」と

1326
00:50:49,422 --> 00:50:51,007
そして九月十一日が起きた

1327
00:50:51,090 --> 00:50:52,592
電話が鳴った ビルからだった

1328
00:50:53,092 --> 00:50:54,302
受話器を取ると彼はこう言った

1329
00:50:54,719 --> 00:50:56,721
「俺の言った意味がわかるか 坊主

1330
00:50:56,804 --> 00:50:58,514
あいつらは今 消防士や警
官の格好をしているだけだ

1331
00:50:58,598 --> 00:50:59,599
救急隊員もな

1332
00:50:59,849 --> 00:51:01,100
あのビルの中へまっすぐ入っていく

1333
00:51:01,184 --> 00:51:02,185
同じことだ」と

1334
00:51:04,812 --> 00:51:06,230
我々は皆テレビに釘付けだった

1335
00:51:06,314 --> 00:51:07,648
つけっぱなしにしていて

1336
00:51:08,441 --> 00:51:09,984
そこに一人の

1337
00:51:10,067 --> 00:51:12,236
消防士が出てきた

1338
00:51:12,695 --> 00:51:14,447
彼は質問を受けていて

1339
00:51:14,572 --> 00:51:15,615
こう答えた「皆さんがあの番組を

1340
00:51:15,698 --> 00:51:16,866
『バンド・オブ・ブラザース』
を観ているか知りませんが

1341
00:51:16,991 --> 00:51:18,743
我々はまさにあれです兄弟
の絆で結ばれています」

1342
00:51:18,868 --> 00:51:20,703
我々は皆それに打ちのめされた

1343
00:51:20,787 --> 00:51:22,997
ああいうことは本当に胸に迫る

1344
00:51:23,080 --> 00:51:25,374
そして気づくんだ「この作品は

1345
00:51:25,458 --> 00:51:27,418
想像もつかないほどのことをしている」

1346
00:51:31,088 --> 00:51:32,590
誰も思っていなかったと思う

1347
00:51:32,673 --> 00:51:34,050
それがやがて

1348
00:51:34,133 --> 00:51:36,594
あの温かい抱擁のようなものに

1349
00:51:37,804 --> 00:51:39,138
この国が必要とするものになるとは

1350
00:51:39,222 --> 00:51:42,183
とりわけ軍人の家族にとって

1351
00:51:42,266 --> 00:51:44,185
そしてとりわけ子を戦地へ

1352
00:51:44,268 --> 00:51:46,103
送り出す父母にとって

1353
00:51:46,896 --> 00:51:48,189
奇妙な言い方だが

1354
00:51:48,648 --> 00:51:49,982
私が思うに

1355
00:51:50,066 --> 00:51:51,400
それは彼らに伝えたのだ息子たちは互いに

1356
00:51:51,484 --> 00:51:52,902
支え合うのだということを

1357
00:51:53,152 --> 00:51:55,196
親がもう守れなくなったときでさえ

1358
00:51:55,863 --> 00:51:57,573
そして一人にはならないと知ること

1359
00:51:57,657 --> 00:51:58,699
そこで家族を

1360
00:52:00,243 --> 00:52:02,578
見つけるのだと知ること

1361
00:52:12,630 --> 00:52:13,631
親しい友人がこう言った

1362
00:52:13,714 --> 00:52:15,132
「なあ この本を見たことがあるか

1363
00:52:15,216 --> 00:52:16,259
『バンド・オブ・ブラザース』という」

1364
00:52:16,342 --> 00:52:17,927
私は「いや 見たことがない」と

1365
00:52:18,010 --> 00:52:19,929
それで読んでみた そして

1366
00:52:20,888 --> 00:52:22,265
まったく疑いようもなく

1367
00:52:22,348 --> 00:52:24,684
その物語に惚れ込んだ

1368
00:52:24,767 --> 00:52:27,395
とりわけディック・ウィンターズへの

1369
00:52:27,478 --> 00:52:28,479
並外れた敬意にだ

1370
00:52:29,272 --> 00:52:31,023
私はこうした手紙を受け取り始めた

1371
00:52:31,107 --> 00:52:33,860
イージー中隊の全員からだ

1372
00:52:33,943 --> 00:52:35,403
最後に受け取った手紙の一通は

1373
00:52:35,486 --> 00:52:37,947
まさにディック・ウィンターズからだった

1374
00:52:38,281 --> 00:52:39,740
彼は本当に善い人だった

1375
00:52:39,866 --> 00:52:41,158
彼はほとんど

1376
00:52:41,242 --> 00:52:42,743
私が持たなかった祖父のようになった

1377
00:52:44,579 --> 00:52:45,788
そしてあの本を読むたびに

1378
00:52:45,913 --> 00:52:46,873
自分の一冊を手に取り

1379
00:52:46,956 --> 00:52:48,583
みんなに配って回った

1380
00:52:48,666 --> 00:52:50,751
こう言ってね「これは読むべきだ

1381
00:52:50,877 --> 00:52:52,295
この人こそ手本だ

1382
00:52:52,378 --> 00:52:53,963
我々がなるべき人間の」

1383
00:52:54,046 --> 00:52:56,424
動かせ バック！

1384
00:52:56,507 --> 00:52:57,508
俺に続け！

1385
00:52:58,342 --> 00:52:59,594
前進しろ！

1386
00:52:59,677 --> 00:53:00,678
動け 諸君！

1387
00:53:00,761 --> 00:53:01,762
行け！

1388
00:53:01,846 --> 00:53:02,847
彼らは知っていた

1389
00:53:03,514 --> 00:53:04,724
彼が自分たちを愛していることを

1390
00:53:04,807 --> 00:53:07,101
彼が愛を示すやり方は

1391
00:53:07,268 --> 00:53:08,311
彼らを扱うことだった

1392
00:53:09,061 --> 00:53:10,062
一人前の男として

1393
00:53:10,605 --> 00:53:11,731
彼は敬意をもって彼らに接した

1394
00:53:11,814 --> 00:53:12,815
だが責任は問うた

1395
00:53:12,899 --> 00:53:13,900
わかったか

1396
00:53:14,817 --> 00:53:15,902
了解であります

1397
00:53:15,985 --> 00:53:17,570
そして第二次大戦だけではない

1398
00:53:17,653 --> 00:53:18,988
彼らが得たのは

1399
00:53:19,071 --> 00:53:20,990
最も偉大な世代という呼び名だろう

1400
00:53:21,073 --> 00:53:23,409
戦後に何をしたかも同じく大きい

1401
00:53:25,995 --> 00:53:28,497
この質問をされたことは一度もない

1402
00:53:31,500 --> 00:53:32,543
その…

1403
00:53:34,462 --> 00:53:36,589
民間の暮らしに戻ることについて

1404
00:53:36,672 --> 00:53:38,382
誰もそれを持ち出さなかった

1405
00:53:39,759 --> 00:53:42,345
民間の暮らしに戻ろうとすることは

1406
00:53:42,428 --> 00:53:43,804
とても難しかった

1407
00:53:43,930 --> 00:53:45,014
外へ出て

1408
00:53:45,097 --> 00:53:47,391
人と関わり 人と話すことが

1409
00:53:47,975 --> 00:53:50,311
合わせるべきは私で 彼らではない

1410
00:53:51,020 --> 00:53:52,313
外れていたのは私のほうだ

1411
00:53:52,396 --> 00:53:53,940
彼らが外れていたのではない

1412
00:53:54,023 --> 00:53:56,442
だがとても とても難しかった

1413
00:53:58,486 --> 00:53:59,862
ルイスが近くにいた

1414
00:54:01,030 --> 00:54:02,448
だから時折

1415
00:54:02,531 --> 00:54:04,617
一度か二度は 会うことができ

1416
00:54:04,700 --> 00:54:06,202
腰を下ろして話すことができた

1417
00:54:07,244 --> 00:54:09,038
そして彼も私に話してくれた

1418
00:54:09,163 --> 00:54:10,581
それは大きな助けになった

1419
00:54:11,707 --> 00:54:12,708
だが時間はかかった

1420
00:54:14,168 --> 00:54:16,337
今は誰もが英雄を探していると思う

1421
00:54:17,254 --> 00:54:18,923
こうは言えるのではないか

1422
00:54:19,590 --> 00:54:20,591
世界は英雄を必要としていると

1423
00:54:21,801 --> 00:54:23,552
そしてあの人たちが我々の英雄だった

1424
00:54:24,178 --> 00:54:25,179
全員が我々の英雄だった

1425
00:54:26,430 --> 00:54:27,765
私は自分を英雄だとは思わない

1426
00:54:32,728 --> 00:54:33,729
なぜならあの時期の一部で

1427
00:54:34,438 --> 00:54:35,439
私がしていたのは

1428
00:54:36,065 --> 00:54:37,566
まず自分の身を守ることだったからだ

1429
00:54:39,860 --> 00:54:41,570
いや 火の雨の中へ駆け込んで

1430
00:54:41,862 --> 00:54:45,616
- …友を助けに行ったときは別だ
- ああ

1431
00:54:45,700 --> 00:54:46,784
背中に担ぎ上げるために

1432
00:54:46,909 --> 00:54:48,661
つまり 英雄的なことをされた

1433
00:54:50,037 --> 00:54:50,997
二つの銅星章が

1434
00:54:51,080 --> 00:54:52,748
それは違うと言うでしょう

1435
00:54:54,792 --> 00:54:57,086
その時にすべきことをしただけだ

1436
00:54:57,211 --> 00:54:58,879
そう思って やっただけだ

1437
00:55:00,381 --> 00:55:04,093
これは私個人の感じ方だが

1438
00:55:04,176 --> 00:55:07,096
何かを成し遂げることこそが

1439
00:55:07,221 --> 00:55:09,015
人を英雄にするのだと思う

1440
00:55:10,516 --> 00:55:12,685
その身に何が起きたかではなく

1441
00:55:12,768 --> 00:55:14,103
その人が何を成し遂げたかだ

1442
00:55:15,479 --> 00:55:17,523
だから 言ったように

1443
00:55:17,606 --> 00:55:20,735
「英雄」という言葉は使われすぎだ

1444
00:55:20,818 --> 00:55:22,278
どうしてあなたが英雄だと言えるのか

1445
00:55:22,361 --> 00:55:23,612
あなたがしたことが…

1446
00:55:23,696 --> 00:55:24,697
いや それは…

1447
00:55:26,449 --> 00:55:27,908
帰ってこなかった若者たちだ

1448
00:55:27,992 --> 00:55:28,993
彼らこそがそうなのだ

1449
00:55:29,076 --> 00:55:30,327
彼らこそがそうなのだ

1450
00:55:32,621 --> 00:55:34,457
彼らは判断を迫られなかった

1451
00:55:34,540 --> 00:55:36,625
その判断はすでに下されていた

1452
00:55:38,794 --> 00:55:39,920
それは…

1453
00:55:40,963 --> 00:55:43,257
感傷的にはなりたくないが

1454
00:55:44,550 --> 00:55:46,010
これと共に生きていくのだ

1455
00:55:47,344 --> 00:55:48,345
そして それは容易ではない

1456
00:55:48,429 --> 00:55:49,430
信じてほしい

1457
00:55:56,020 --> 00:55:57,938
我々は耳を傾ける用意ができていた

1458
00:55:58,022 --> 00:55:59,023
退役軍人たちの物語に

1459
00:55:59,648 --> 00:56:01,108
我々には用意ができていた

1460
00:56:01,317 --> 00:56:03,444
彼らがそうであることを許す用意が

1461
00:56:04,070 --> 00:56:05,488
欠点があるのではなく

1462
00:56:06,030 --> 00:56:08,407
傷を負い 何かを必要としていると

1463
00:56:08,824 --> 00:56:10,076
これは必要とされていた時に

1464
00:56:10,159 --> 00:56:11,160
やって来たのだ

1465
00:56:14,246 --> 00:56:15,998
光栄だった 特権であり光栄だった

1466
00:56:19,794 --> 00:56:22,046
この作品は名声のためではない

1467
00:56:22,129 --> 00:56:23,130
我々は彼らを称えている

1468
00:56:23,798 --> 00:56:24,799
これが描いたのは

1469
00:56:25,508 --> 00:56:26,509
遺産だ

1470
00:56:27,176 --> 00:56:29,011
世界を救った

1471
00:56:30,513 --> 00:56:31,639
一つの中隊の遺産だ

1472
00:56:32,598 --> 00:56:33,766
共に戦えたことを誇りに思う

1473
00:56:33,891 --> 00:56:35,059
諸君の一人ひとりと

1474
00:56:37,812 --> 00:56:39,188
今や彼らは皆いなくなった

1475
00:56:39,271 --> 00:56:40,731
だから思うに 我々こそが

1476
00:56:41,190 --> 00:56:43,025
あの細い織り糸を守る者なのだ

1477
00:56:43,109 --> 00:56:44,610
彼らへとつながる細い一本の糸を

1478
00:56:46,112 --> 00:56:48,489
我々はそれを名誉の徽章として帯びる

1479
00:56:51,367 --> 00:56:52,535
あの知らせを受けたとき

1480
00:56:53,202 --> 00:56:54,203
それは…

1481
00:56:55,121 --> 00:56:56,413
胸が張り裂けるようだった

1482
00:56:56,789 --> 00:56:57,915
なぜならあの

1483
00:56:57,998 --> 00:56:59,917
並外れた活力が世界から去ったからだ

1484
00:57:00,042 --> 00:57:02,294
その意味では悲劇ではなかった

1485
00:57:02,378 --> 00:57:03,379
あの人ほど満ち足りた人生を

1486
00:57:03,462 --> 00:57:04,880
生きることはできないだろう

1487
00:57:06,924 --> 00:57:08,425
言葉にするのは難しい

1488
00:57:09,510 --> 00:57:10,719
バックが私にとってどれほどのものか

1489
00:57:10,803 --> 00:57:12,096
今もどれほどのものかそしてどれほど

1490
00:57:12,179 --> 00:57:14,140
いつも彼のことを考えているか

1491
00:57:14,223 --> 00:57:15,516
あの人たち全員のことも すべてを

1492
00:57:15,599 --> 00:57:16,600
そしてそこからどれだけ

1493
00:57:16,684 --> 00:57:18,227
表現者として汲み取っているか

1494
00:57:18,352 --> 00:57:19,353
だがさらに大切なのは どれだけ

1495
00:57:19,436 --> 00:57:20,771
一人の男として汲み取っているかだ

1496
00:57:20,855 --> 00:57:21,981
たった今こう聞かれたところだ

1497
00:57:22,064 --> 00:57:24,692
「今のあなたにディックとは何か」と

1498
00:57:24,775 --> 00:57:26,944
彼が亡くなって十三年 十四年

1499
00:57:28,320 --> 00:57:29,363
私は…

1500
00:57:29,446 --> 00:57:32,158
彼のことをよく考える

1501
00:57:34,243 --> 00:57:35,244
本当によく考える

1502
00:57:35,327 --> 00:57:36,954
誰にでも言ってみるがいい

1503
00:57:37,246 --> 00:57:38,998
第十話の終わりで

1504
00:57:39,081 --> 00:57:40,624
喉が詰まらずにいられるものかと

1505
00:57:40,708 --> 00:57:43,127
各話のあと退役軍人たちに切り替わる

1506
00:57:43,210 --> 00:57:44,587
そしてディックに切り替わり

1507
00:57:44,837 --> 00:57:46,172
彼があの話を語るのだ

1508
00:57:46,922 --> 00:57:47,965
覚えているか

1509
00:57:51,051 --> 00:57:53,804
マイク・ラニーが私にくれた手紙を

1510
00:57:54,597 --> 00:57:55,598
覚えているだろう

1511
00:57:55,806 --> 00:57:57,266
どう締めくくったか覚えているか

1512
00:58:00,269 --> 00:58:01,520
私が大切にしているのは

1513
00:58:02,521 --> 00:58:04,440
ある問いの記憶だ

1514
00:58:04,523 --> 00:58:06,567
先日 孫が私に尋ねたのだ

1515
00:58:07,985 --> 00:58:09,904
こう言って

1516
00:58:09,987 --> 00:58:12,531
「おじいちゃんは戦争の英雄だったの」

1517
00:58:16,202 --> 00:58:17,536
祖父は「いいや」と答えた

1518
00:58:22,917 --> 00:58:24,919
だが英雄たちの中隊で戦ったのだ

1519
00:58:28,422 --> 00:58:31,050
これほど胸を打つものはない

1520
00:58:31,133 --> 00:58:33,469
そして彼の口元が横に歪んで

1521
00:58:33,552 --> 00:58:35,596
こらえているのが見て取れる

1522
00:58:35,804 --> 00:58:37,640
あの語らいを覚えている

1523
00:58:37,723 --> 00:58:39,475
ハーシーで過ごしたあの二日間だ

1524
00:58:39,767 --> 00:58:41,060
こう思ったのを覚えている

1525
00:58:42,519 --> 00:58:44,897
彼と共に戦った男たちが

1526
00:58:44,980 --> 00:58:46,106
きっとそう思ったのと同じように

1527
00:58:47,316 --> 00:58:48,692
「彼を失望させたくない

1528
00:58:48,984 --> 00:58:52,238
正しいやり方で称えねばならない」

1529
00:58:55,824 --> 00:58:57,243
私は自分の務めを果たした

1530
00:58:57,326 --> 00:58:58,535
その日まで生きてきた

1531
00:58:58,619 --> 00:59:00,746
部下を見捨てはしなかった

1532
00:59:00,829 --> 00:59:02,539
そして部下たちはよくやっている

1533
00:59:04,166 --> 00:59:05,334
心から感謝している

1534
00:59:07,920 --> 00:59:08,921
最善を尽くせ

1535
00:59:09,797 --> 00:59:11,507
そして最善を尽くした者たちを

1536
00:59:12,925 --> 00:59:14,301
人は決して忘れない

1537
00:59:14,885 --> 00:59:17,054
生涯 彼らを忘れることはない



